O'kashira

うだうだ

帽子 Cap Hat

2011-04-07 15:24:23 | 横浜の空の下


 僕は帽子が好きだ。しかし、帽子をかぶらなくてはならないというような頭の状態ではない、とあえて言っておく。

 坊屋三郎という喜劇役者がいた。ご存知の方も多いだろう。決して主役を張るような役者ではないが、脇役として存在感のある演技が光っていた。見た目は格好よくはなく、いつもつばの狭い中折れ帽のつばをくるっと上へ向けかぶっていた記憶がある。

 このところ帽子が大人気で大氾濫の状態である。つばの狭い中折れタイプ、ハンチングが主流のようだ。本来なら女性はかぶらないだろうというようなタイプのものを女性がかぶっていたり、こんな若い子がかぶっていてオッサンみたいだ、というようなスタイルも多い。

 ところで最近こんな光景を見ることが多い。それは家の中、ましてやレストランなど食べ物屋の中でも帽子をかぶっている輩が多い。家の中、せめて物を食べている間くらい帽子を脱げよ。
 きっとこれはテレビなどによく出てくるTVプロデューサーの○○○伊藤とか、漫画家で八百長相撲が好きな○○みつるなどが帽子をかぶったまま出演している、そんな影響があるのではないかと僕は思っている。
 彼らはときどきいいこともいうのだが、それだけに影響力があるということを認識するべきだろう。もっともこの2人はあの帽子を取ると「相当の荒野」が広がっているんじゃないかと想像せざるを得ない。
 それにしてもあの中折れ帽は、フランク・シナトラかクラーク・ケント以上に似合う人は見たことがない。
(写真と記事の内容は関係ありません)