探していた本を最近手に入れました。
1998年の本なので古本しかなく、
定価と同じくらいで買えたらな〜と思って
いろんなサイトをチェックして待っていたら
定価より安く買えて良かった( ・∇・)
『東京観音』(荒木経惟、杉浦日向子)
しかも装幀は祖父江慎さん ^ ^
この本、少し前まで知らなかったのですが、
絶対欲しいと思っていました。
そして内容も良かった!
数日ずっと観ていました。
「関東大震災で死んだ吉原の遊女を弔う塔」とか
インパクトあります。(台東区にあるそうです)
猫もちょくちょく出てきます ^ ^
本文より抜粋↓
「猫は生まれる前、人だったんじゃないかと思う」と猫飼いの友人がアタリメをかじりながら言う。「んじゃ、どんな人間が猫に生まれ変わるんだ」とつっこむと、かなり自信ありげにゆったりと、「なんかいっぱい可愛いことした人だよ」ときたもんだ。さてこそおなぐさみ。せいぜい、いっぱい可愛い人生をすごして、いつか猫になろう。
この写真、
下の文章に「後光みたいですね」って書いてあって納得。
観音様に見えてくる。
観音様は、観世音菩薩様の略称ですね。
菩薩様は、お釈迦様(如来)の次の位で、
悟りを開くために修行中のお姿です。
日本でよくみる菩薩像も良いのですが
以前、レポートを書いたのをきっかけに
私はガンダーラで作られた初期の菩薩像が特に好きだったりします。
もともと、
仏教では偶像崇拝を禁じていたので
お釈迦様の死後数百年、どこにも姿が描かれることなかったのですが
1世紀末頃、ガンダーラとマトゥラー(北インド)で、
ほぼ同時期に仏像が作られるようになりました。
私の知っている京都や奈良の「大仏」とはだいぶ違っていて
とても人間っぽい、というのが最初の感想。
特にガンダーラの、ヘレニズム文化の影響を受けた仏像は
顔もですが、筋肉とか服の襞とかがとっても綺麗。
(ヘレニズム文化はギリシア文化とオリエント文化が融合して形成された文化)
仏教徒がずっと守っていた偶像崇拝タブーですが
ギリシャ彫刻を数多く作っていた人たちは
お釈迦様を彫刻にすることにあまり躊躇いがなかったんじゃないかと
どこかに書いてありました。
(またまたうろ覚えです。すみません!)
『パキスタン ガンダーラ美術展』図録より
個人的に、こういう感じのガンダーラの初期の菩薩像が好きです。
(キャプションに「弥勒?」とあります)
マトゥラーの素朴な仏像も良いですが。
この図録、ガンダーラ仏もあります。
そして、観るのはとても好きなのですが
以前、レポートを書いたときに読んだ本の知識がちょっとあるだけで
それほど詳しいわけではありません。。。
うちで観音様っぽいのは、ふわりちゃんかな〜と思ったのですが
写真を探しながら、いろいろ思い出していたら、
煩悩が多そうなのも、ふわりちゃんな気がします。
ぼたんは、ぼんのう(ひらがな)って感じ。
同じ座布団なのにサイズ感がおかしい ФдФ ニャァ
私は仏像にはあまり詳しくなく、よくわからないのですが、たまーに上野などで開催されている展覧会などに行くと、不思議と見入ってしまったりします。やはり仏像の魅力なのでしょうか。
私も可愛い人生を送って来世は猫になりたいところですが、すでに可愛くない人生を半世紀以上も送ってしまったので、来来世に望みを託します。(笑)
>こんにちは。... への返信
私も来世、猫にはなれそうにない気がします 笑
可愛い人生ってなんだろうと思って、
猫をみています ฅ^•ω•^ฅ
仏像について書いてみたものの、
私もあまり詳しくないのですが
仏像を見ていると穏やかな気持ちになりますね。
最近、信仰についてよく考えるのですが
仏教に限らず、
信仰にもとづいた彫刻や絵画や音楽は好きです。
そこに祈りとか救いみたいなものを感じるからかなぁ。