ぼたんくんとふわりちゃん

2010年10月17日、また猫と暮らしはじめました。

読書日記[30]こころ

2024-10-17 14:04:07 | 読書
学生の時、
国語の教科書に載っている話というのは
読んで先生の質問に答えるもの、ぐらいの認識だったのですが
高校の教科書で『こころ』(夏目漱石)を読んだ時に
初めて、すごく面白い!と思いました。

教科書には「中」の部分しか載っていなかったので
本を買ったのか図書館で借りたのか覚えていませんが
その前後(全文)を読んで、
純文学ってこんなに面白いんだ!と思い、
10代後半から20代前半は
有名な作品を気になるものから読んでみました。

それなりに読んだと思うのですが
結局、『こころ』より感動する作品に出合えず
自分の中の「純文学ブーム」は数年で終了しました。

ずっと持っていたはずの本がなくなったので
書い直した『こころ』。(with ぼたん)



Kindle版もスマホに入っています。


(Amazonから画像拝借しました)


当時読んだ純文学の本は、
図書館で借りたり、処分してしまったものも多く、
あまり手元に残っていません。



夏目漱石、太宰治、芥川龍之介、懐かしいですね。




『恋人たちの森』(森茉莉)

これは純文学に入るのかな?
懐かしい。森鷗外の娘さんですね。
感想を一言で言うなら「耽美」でしょうか。
若い頃は良さがよくわからなかったけど、今読んだら違うかな。


ちょうどこの頃、
偶然、テレビでイッセー尾形さんが先生役の『こころ』を観ました。
それがものすごく良かったんです!!
全体的な感想は、お金かけてないのかな?なんですが(だいぶ失礼)
ものすごく格好良くて
もう、私の中の「先生」はずっとイッセー尾形さんです。
(調べたら1991年の東芝日曜劇場だと思います)


そして話は変わるのですが、「こころ」といえば
ずっと探している本(あるいは雑誌?)がありまして。。。

15〜20年くらい前に読んだのですが
「人間の心は腸にある」という内容の文章がとても面白く、
そしてとても納得できる説だったんです。

それ以来、
自分の「こころ」は脳ではなく腸にあると思っていて
12、3年前、勤めていた会社でそんな話が出たことがあって、
その説のことは特に何も話さなかったのですが
久しぶりにその本をもう一回読もうとしたところ…

どこにもない!! Σ( ̄。 ̄ノ)ノ


本じゃなくて雑誌の寄稿文だったかも?と思って
それらしい雑誌を片っ端から探すも見つからず。

誰が書いた、何と言う文章なのかも、全く思い出せないまま、
今に至ります。
何度か読み返した記憶があるから、
絶対家にある本のどれかだと思うのですが。。。

読んだ時、すぐに旦那に話したのは覚えているんだけどな〜
生物の起源の話から、臓器移植の話まで、
誰かに話したいけどうろ覚えすぎてとても話せないのです。
残念。


最近読んでいる、『歌わないキビタキ』にこんな一説があります。

本文より抜粋↓

アメリカの研究者、マイケル・D・ガーション博士は著者『セカンドブレイン』で、腸は脳とは別に、「感じ、判断し、行動する指示を出す」独自の神経系を持つ、第二の脳であるとしている。


少し違うかもだけど、私が読みたい文章に近いかも?

う〜ん、気になります。


ちなみに『歌わないキビタキ』はゆっくり読むのに良い本です。。
こういう丁寧な文章のエッセイは好きです。




さて、
今日もネコたちはよく寝ています。



少し前に、寝ているぼたんを見ながら、はるが言いました。

「猫って、横向きで寝ると、手が浮くの?」


…いいえ、そんなことはありません。

ぼたんか、ぼたん並に厚みのある猫だけですよ〜


はるが思っている一般的な猫が、
ぼたんとふわりなことに若干不安を感じる今日この頃。

あ、お父さんがコンビニで買ってきたBRUTUS。


特集の「猫になりたい。」良かったです。


表紙がなんとなく、ぼたんぽい?気がします。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (コタママ)
2024-10-17 17:27:06
純文学・・多くの作品読破って難しい
好みがありますもんね(^▽^;)

蜘蛛の糸は、私の人生のバイブルです!
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Unknown (みんと)
2024-10-17 21:59:06
>コタママ さんへ
>純文学・・多くの作品読破って難しい... への返信

そうなんですね!
蜘蛛の糸は、読後の余韻が好きです ^ ^

純文学は、本当に好みがあるし、
わかりやすい起承転結もなかったりするので、
人には勧めづらいです 笑
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Unknown (ally)
2024-10-18 14:05:49
どう見ても表紙はぼたん君です!!

純文学、私も中高生の時に海外のものを中心に読みまくりました。日本のものは有名どころを読んだ程度なのですが、私の中で夏目漱石といえば『坊ちゃん』ですね。あとは20代前半のころに長野県の山奥に滞在していた際に読んだ島崎藤村の『破壊』。ものすごーく感銘を受けたはずなのに、内容は殆ど覚えてないという。(笑)

『こころ』、今読み返したら違う何かを感じるかもしれませんね。読み返してみようかな…。
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Unknown (みんと)
2024-10-18 16:25:36
>ally さんへ
>どう見ても表紙はぼたん君です!!... への返信

私も、読んだはずなのに
全然覚えていない作品多いです(´ー`)

島崎藤村も読みましたが、
何を読んだか覚えていなくて。。。
『破壊』読んでみようかな。

allyさん海外のも読んだのですね!
私は少ししか読んでいなくて、
当時読んだ中では、ヘミングウェイの『老人と海』が
良かったと思った記憶があります。
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