「雨」がタイトルの本が他にもあるなぁ、と思って。
生活に深く関わる自然現象ほど名前が多い、と
風の種類を説明する本を20代の頃に読んで
東風と書いて「こち」と読むのがいいなぁと思いました。
響きも良いし、春の風というのもまた良い。
空(雲)の名前とかも読むの好きですが
私が持っているのは『雨の名前』。
雨もまた、季節や降り方で名前がとてもたくさんありますが
この本で初めて知ったのは「猫毛雨(ねこんけあめ)」。
こまかな雨を猫のやわらかな毛に例えたのだそうです。
今は冬。
雪の呼び方も多いですね。
「ぼたん雪」について前に書きましたが→こちら
語感が好きなのは「風花(かざはな)」。
晴天の空から雪が降ってくる様子ですね。
昔知り合いが、春の花びらが舞う様子だと思って
文章に使ってしまって直されたとか。
なんかわかる、春っぽい響きかも。
そして、
ジャンルが全く違うのですが
「雨」と聞いて一番に浮かぶ本が『白い雨』(赤川次郎)、
ホラーです。
中学生の時に読んですごく面白かった。
当時、おすすめを聞かれたら迷わずこの本を教えたと思います。
赤川次郎さんの本はかなり読みましたが、
ミステリーでも短編とかにたまにある、ホラー風味の話が好きでした。
この本、大筋は覚えているけど、覚えていない部分もかなりあって
ここに載せる前に再読しなかったのですが
今読んだらどんな感想になるのかな。
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最後は今日のネコたち。
なぜか最近キッチンで休むようになってしまったぼたん。
片付けておかないと、お皿とか洗い直すの大変です。
夜のふわり。
今日もはるの椅子で寝ています。
初めて知りました。
知らないと春をイメージしてしまいますね。ヒラヒラ舞う桜のような。日本語というのはやはり美しいですよね。私の知らない言葉がまだまだ沢山あるんだろうな、と改めて思ってしまいました。