シロクマックスのアラフォー、ぼちぼちアメリカ生活

アメリカ生活のあれこれをつれずれに書いてます。
移住して8年、ぼちぼちやってます。

仔馬が・・・生まれる~ヽ(*´∀`)ノ

2011-08-14 | アメリカ生活のあれこれ

 

先日僕と共同で繁殖牝馬を所有しているマーヒー君から電話があり、

クーナックママが予定日よりもだいぶ早く出産するかもしれないと

連絡がありました。早ければ今週中にも出産予定だとか。

クーナックママのデータによれば、Last service 14/11/2010ですから、

お腹の仔のお父さんのデインシャドウとの交配が2010年の11月14日

ということですね。かなり遅いですよ。一回ではつかなくて何回かジャンプしてるの

か・・・あとでニュージーランドの繁殖牧場で働いてるケンジ君に聞いてみよう。

とにかく、だいぶ早いんですけど・・・大丈夫かいな。

いや、おかしい。馬の妊娠期間は通常330日から370日らしい。

ラストサービス11月の繁殖が8月出産は早すぎる。

クーナックがいったいどれくらいの期間で分娩する牝馬なのかが

わからないのですが、これは早すぎる。早産というやつか。

う~ん・・・・ちょっともう一回マーヒー君に電話して聞いてみる必要があるな。


購入直後のクーナックママ。まだお腹がそんなに大きくありません。



未曾有の緊急事態!! 追い切りラッシュの果てに

2011-08-12 | 日記

 

ご無沙汰しておりました。もう金曜日なんですね。あまりの時の流れの速さに

少々うろたえぎみだったりします。なにしろ仕事して、帰ってきて

パブ・ドンカスターにて一杯やって、家でも晩酌して、8時にはそうそうに寝ちまう

生活なもんで・・・お金、使う暇がないです・・家賃はただだし、月3000ドルくらい

貯金してますよ。

 

さて、前回の記事のとおり、月曜日には実に53頭を追い切ったわけですが、

追い切りシフトを組んで、53頭は流れる水のごとくサラサラっと

調教をこなして厩舎へと帰っていきましたよ。

4時30分くらいからジョッキーを乗せて、追い切った馬を終わった馬から順番に

僕やポニー隊は乗り変わるなり付き添って走るなりして

ストールへと戻すという作業に従事して、6時半には53頭終わりました。

それ自体はなにというほど忙しかなかったですけど、その後が・・・

6時半の時点で残り約90頭の調教が済んでいないという状態で・・・・

馬の数が増えているんです。一ヶ月前の120頭から、今週は2歳になった

ばかりのベイビー達が入厩してきて、暫定で約140頭・・・・・人は辞めて

いって少なくなってるのに・・・・

馬場は問答無用で8時半に締まります。残り90頭・・・・どーしたもんか?

結局調教できない馬がでました。あわててせめてプール調教だけでも

とプールにもっていったり。でもプールも8時半に締まりますから、

厩舎から競馬場のストールまで持ってきただけで、なにもしないで

そのまま帰った馬が5,6頭くらいはいたでしょうか・・・・

いや~地獄!だって8時20分に一頭乗って帰ったら、ゲイ厩舎の

ストールに満タン状態で馬がつながれてるんですから。

満タンは20頭ですよ。あと10分しかないのに。馬体から湯気が

たってないから、未調教なのはひと目でわかる。

 

で、馬もって帰って、手入れする時間もなく、そのまま馬房にもどして

馬着だけきせて、マッハで厩舎はいて。それでなんとか無理矢理仕事を

クローズしたのが9時15分。子持ちのママさんワーカーなんかは

かなり怒ってました。子供が学校にいく前に仕事が終わるという

ことでパートにでてるのに、9時まで引っ張られたら家庭はめちゃくちゃです。

残念ながらこの日をもって一人のママさんワーカーが辞めてしまいました。

しょーがない。彼女は悪くない。悪いのは会社だ。人員補充を

実行できないオフィスに非があるのは明らかで、その日の午後に

各厩舎の厩舎長と人事担当のおっさんが緊急ミーティングを

開いてました。どうしようもなくマンパワーが足りない。

おっさんが2週間休暇をとっている間に事態はいよいよ深刻だぞと。

で、今日金曜日の朝、やっと一人オージーの女の子が新入りで

入りました。あと5人は必要。全体で多分12,3人は必要。

僕が入るちょっと前に、怠慢なワーカーを6人クビにしているので、

その埋め合わせすらできていない中、ベイビーラッシュ。

右も左もわからんような、筋肉もついとらんような、ぷよぷよした体のカワイイ

おチビどもがわんさか入ってきて・・・・

頼むから人事部、もっと気合いれて募集の告知をしろ。

 

じゃないと織田裕二呼ぶぞ。織田裕二のそっくりさん呼ぶぞ!!

「XXはXXXで起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!!」って言ってもらうぞ。



Bloody Monday

2011-08-07 | アメリカ生活のあれこれ

Bloody Monday!!

明日はそうなるだろう。

さっき明日の調教メニューを見せてもらいました。

ゲイ厩舎は厩舎という名の会社なので、仕事が完全に体系化されていて、

翌日の調教メニューは前日の午後には各厩舎の厩舎長にプリントされて

配布されます。で、明日月曜日のワークメニューなんですけど、

追切り53頭・・・・・

コラ!!ヽ(`Д´)ノヽ(`Д´)ノヽ(`Д´)ノ

なんなだその頭数は!?

追切りとは、レースが近い馬がレース本番に備えて時計を

計りながら走る強めの調教のことです。基本ゲイ厩舎の追切りは

独占騎乗契約をむすんでいるナッシュ・レイラー騎手を中心に

数人の騎手が騎乗して合せ馬をします。でもせいぜい5人よ・・・・

管理馬約120頭だから、約半数が追切りって・・・・

たしかに先週から新シーズンが始まって、重賞レースも組まれてますよ。

しかし53頭の追切りってーのはなかなかないのでは?

日本ではまずできないだろ。

JRAで一番馬房数もってるのは栗東の音無厩舎とその他いくつかで

せいぜい28馬房ですよ。可能性としては名古屋競馬の角田厩舎が

もしかしてそのくらいやるかもしれません。なにしろ日本のスティーヴ・アスムッセン

と呼ばれているスーパー調教師ですから。馬房をいくつもってるかは知りませんけど。


スティーヴ・アスムッセンは、僕が尊敬している元騎手のキャッシュ・アスムッセンの

お兄さんで、CurlinやRachel Alexandraを手がけた米国No1トレーナーです。

彼は年間300勝以上します。角田師も100勝は軽くしているはず。

中央、地方の垣根を超えて、今日本で一番凄いんじゃないか!?


とにかく、明日の朝はとんでもなく忙しいでしょう。でもちょっと楽しみ。

53頭追切りがどんな状態で行われるかをぜひリポートするつもりなので、

ご期待くださいませ。

それではおやすみナイト。


疲労の極致、混濁した意識の中で

2011-08-05 | アメリカ生活のあれこれ

 

ぐっは!疲れた・・・・疲れすぎて寝れないから日記でも書きます。

ビール(VB)を375mlのスタービー(ビンのことです)で8本も飲んでるのに、

どーしてか寝れない。たぶんあまりにも疲れすぎて寝れないんだと思います。

今日は疲れた・・・・

今日はバリアトライアルといって、800メートルとか、950メートル位の距離を

本番のレースに行く前の馬がレース形式で一緒に走る模擬レースが

ありました。

これがヒート1からヒート15くらいまであったりして、場合によっちゃ昼過ぎまで

やるんです。今日は午前2時45分からスタートして、午後2時30まで

ぶっ通しでした。午後作業が始まるのが12時なのに、僕の連れてった馬の

バリアトライアルが終わって、馬を洗って、馬房に戻したのが11時20分。

家に帰って、ちょっとパン焼いて食べて、コーヒー飲んですぐ午後作業ですよ!!!!

これはけっこうきついよ。しかも今日は真冬なのに日中は30度ちかくまで

気温が上がったからね。フラフラだよ、バカ。

 

だいたい人が足りな過ぎる!!!乗り役もグランドワーカーも全然足りない!!

今日最後の調教の馬に乗ったんですけど、8時30分にバリアトライアル、ヒート1が

あるんです。だから他所の厩舎の連中なんかは8時過ぎにはそうそうに引き上げ

ちゃって、僕とパディというアイリッシュのライダーが最後の2頭を

8時20分にトラックに連れていった時にはすでに誰もいませんでした。

監視員のトニーに

「What's the hell happening Gai Waterhouse?」

「ゲイ厩舎はいったいどーなってるんだ?」

みたいなことを言われて、

「乗り役が足りないのか?それとも馬が多過ぎるのか?」

と問われれば

「Both!!!」 「どっちもじゃい!!」

が正しい答え。あと10分でバリアトライアルが始まるっつーのに

なんやかんやで僕とパディでキャンターいって、クルクルっと

馬場を2周回って引き上げました。綱渡り調教だね。

ほんとは8時30分には作業を終えてなければいえけないのに、

ストールに帰って、馬を洗って、厩舎に帰ったのは9時5分前。

これって完全に時間外労働ですから、さすがにこれはエクストラの賃金を

請求しなければなりません。 だって本来ならあと5人は従業員がいなければ

ならないところで募集かけても誰も来ないんですもの。

来ても一週間ももたない。ゲイ厩舎は妥協しないですから、仕事は

やっぱきついです。なんの目標もないようなただ金ほしい程度の人間は

すぐに辞めます。でもそこをなんとかするのがオフィスの仕事なわけで、

オフィスの連中の不手際のしわよせが現場に来てます。

あらかじめベテラン3人が辞めることを知ってたくせに補充できなかった・・・

なんとか新規でワーカー雇えよ。

オージーって根性ないよな~。この程度の労働、日本やアメリカなら

当たり前田のクラッカーだぞ!!!!古いギャグですいません。

寝ま~す。


 


僕の部屋から見た景色

2011-08-05 | アメリカ生活のあれこれ

今はゲイ厩舎の4つある分厩の一つの、2階に住んでいるんですけど、

窓から見た眺めは↓のような感じです。

 

写真の馬はサイクロンステイシーという馬で、デビュー間近です。

一応写真の馬房はサンドヤードと呼ばれている所で、普通の馬房より

ちょっとだけ広くて、開放的です。昼間の間、日がさすとあったかくて

ゴロゴロ寝っ転がってリラックスしてます。