森の声

 雨粒が あちらこちらに飛んで 

 街燈にも月にも光る、綺麗な夜

 

独り言

2011年12月28日 | Daily
生きるというのはなかなか難しい。

まず生物として生命を維持すること、それから
人間として人とつながる文化を維持すること。

人はひとりでは生きられないというのは上位にある条件であって
生物として生きることはその底辺、基礎になる
とてもパーソナルな問題であり課題だ。

たとえば、この春
絆だなんだと言っているのは周りの人間だった。

日本や世界で被災したひとたちは
生きるか死ぬかの瀬戸際で、ただ代謝する有機体として
一瞬一瞬を完全に個人的な生命活動をして繋げていたはずだ。

消えた命を数える数字が増えていく機械的な報道が
元気と勇気を与えるんだ、と、歌ったり試合をする活動報告より
ずいぶんリアルに聞こえた。

生物として弱っていても、中途半端に動ける私は愚かにも
人に頼って狡く楽してみる考えを過ぎらせたけれど、
与えられる『納得』は、自己努力して得る『満足』より
はるかに精神疲労するという矛盾で逆にグッタリ。 ←アホ

その時々の選択を重ねればよいのに
その先で人にどう影響するかで迷うなど、ずいぶん傲慢で
思考力も決断力もない自分への言い訳でしかなかった。

結局、踏み出さなければ丁寧でもなかった2011年。←猛反省中
人間として全く役立たず、これは公の人間としてどうだろう?と、
1年前と同じ問題のふりだしに戻り、迷子にすらなれず(苦笑)。

でもせめて自分への誠実さは持っていたいと思ってしまう。

そういえば
多くの人間が正しいということだけを選ぶ人よりも
「違う」のに「正しい」とやり過ごすことをしないひとをこそ
私は信じているではないか。 ←超いまさら
サウイフモノニワタシハナリタイ!悟った! ←おかしい

誰かにとっては愚かな選択でも
自分に最高の判断ができる力をつけたい、来年こそ。
「違う」と思うことを選ばないだけの力でもいい。

そんな年の瀬、写真整理をしながら
苔生す銀閣寺はなんて綺麗なんだろう、
生きててこそだなぁ、と、だらしなく泣く。←悟ってない(大笑)