或る双子座の日々

這是一個雙子座的生活日記。
つれづれなるままに

おうちでお茶

2010年05月12日 | 帰国後ママのくらし
以前、ブログに綴ったように同じ園バスの停留所に集うママたちと幸いにも
気があって、マンション街のそれぞれのお部屋でお茶させてもらって、私を
含めて4人のうち2人が招いてくれて、次は私の番・・・先延ばしにすると
それはそれで宿題の終わっていないこどもみたいな気分。

とにかくいっぺんお招きしないと・・・と、昨日思い切って「明日うちでお茶
しましょう」と誘い、昨夜は日付変わって朝の4時まで片付けまくり。

もう、夫のパソコン部屋にいろんな洗濯道具を詰めこみ、子供部屋やダイニング
の椅子などおけるところは全部、さまざまな衣類が積み上がっていたので洗濯・
収納・処分とサイズ等のチェックをして分別。袋に入れたり、洗濯かごに入れたり、
あっというまにいろんな山ができて、それらを置く場所がないので全部移動。

最終的にはカーテンを閉めていないのに薄暗くなるほどモノを詰め込んで、
なんとかモノの無いスッキリしたリビングダイニング+子供部屋を実現。

ハンガリーで買った刺繍を額に入れて飾っているので、今日も「ハンガリーでは
3つ有名な焼き物があって、日本で知られているのはヘレンドなんだけど
うち、もってるのはジョルナイなの。贈り物だったので、大切に使っている
んだけど、良かったらコレで飲みましょう」と、白地に紺の外枠、金ぶちの
「ジョルナイそのもの」という感じのトラディショナルなカップ&ソーサーを
引っ張り出しました。

ハンガリーで買ったものや、いただいたものが今頃役に立つなんて、本当に
人生ってムダなことは何もありませんね。


お盆のない生活はカッコわるいのか、と先輩駐在妻さんたちのスマートな
もてなしを見て購入した銀盆も綺麗な彫り模様がしてあってジョルナイと
マッチして、普段は触ることさえなかった道具たちが響き合っている感じに
久しぶりに心浮き立ちました。


「この子たちは出番を待っていたのか」という気分になり、私も、もう少し、
しっかりお片付けをして、いつでも気軽に人を呼べるお部屋にしておけば、
もっと頻繁に使ってあげられるのに・・・と反省もしました。


出不精で、人付き合いを恐れて踏み出せず、家はやりかけのことがたくさんで
モノが積み上がっていく、気軽に人を呼べないからますます出不精に・・・と
エンドレスだった私。



こどもが幼稚園にあがって、ママ付き合いへと否応なしに飛び込んでいった
わけですが、このあたりは転勤族が多く暮らしているため、2月入居、
3月入居で4月から入園なさった方が大半をしめるというだけになんだか
雰囲気は駐在妻同士みたいにも思えました。

しらないことは聞くし、聞かれればドンドン答えて助けになれそうなことは
サラッとする。具合悪くて動けなくなりそうだったら連絡して、とヘルプを
申し出てくれたり、海外にいようが日本にいようが転勤を繰り返してゼロから
生活を建てなおさなければならない苦労を知るひとたちは気持ちよい。
変な意地悪を考えたりしないよう。

まだ始まったばかりのお付き合いだけれど、すごく感じの良い方々で
知り合えて良かった。なぜか、私以外の3人は全員年少さんのママ。
私は年中の子の母ですが、一人っ子で初めての幼稚園のため、
他の3人のママさんはふたりめのお子さんが幼稚園にあがった形で
さまざまな経験を持っているため教わることばかり。


そして、今日もっとも書きたかったのが素敵なこの言葉。
「でも、そういう私にしかできないことっていうのが絶対あるはずでしょう」


遠足中止の連絡網を初めて受けて、自分が母親にしてもらっていたことを
今度は自分がやるのかと母親になった実感と緊張を味わったと夫に報告したら
「仕事してたら当然する内容で、そこでプレッシャーを感じるのは仕事を離れて
長いせいだろう」といわれてコミュニケーションに温度差があって寂しかった、
と話した私にかけてくれた言葉。

「そうね。たしかにね。でも、子供の健康を守るために配慮するような、いろんな
サインをキャッチするような見えない力って実は仕事してるひとには備わっていない力
だったりするとおもうな。毎日、子供といることで積み重ねてきた能力っていうのが
あるんじゃないかな。実際、休みの日に子供といても、パパには気付けないことって
いっぱいあるじゃない?」と。


女性が育児に埋没して、社会生活に馴染めなくなっていくようないわれようという
のはわかるし、実際そのとおりの部分もあるけれどネガティブな面だけではない
ことを言葉にしてくれるひとは少ないですよね。

ハンガリーにいた頃、駐在妻の先輩方の優しさにふれて「私もこういう大人になりたい」
と思っていたものでした。そんな私もはや35歳まであと1ヶ月というところまで
きましたが、素敵な先輩ママの言葉に触れて、再び、「こういう言葉、いつか誰かが
へこんでるときにかけてあげられるひとになりたい」と励ましに感謝しながら思いました。


育児に毎日を送るすべてのママさん、キャリアアップだとかスキルアップだとか、
いろんなことと無関係になっても私たちは何か新しい力を日々蓄えてるはず。
そう思うと素敵。お互いに頑張りましょう


仕事をしていて、いままさにへこんでいたひとにもあてはまる「私にしかできないこと
をする力が蓄えられているはず」っていい言葉です。
もちろん、いままさにブダペストに渡って、なにもかもゼロから生活をスムーズに
するために奮闘している奥様、おこさんがいてもいなくても、大変なのは同じ。
もしも、ちょっと心折れそうなとき「私にしかできないことをする力が蓄えられて
いるはず」と自分に光をあてて、立ち上がる力が湧いてくるのを感じて頑張って!                                 

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2 コメント

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初めまして (もこ)
2010-05-14 08:40:39
実は1年ほど前からブログを拝見しています。初めてコメントします。
私も異動ばかりで、4月に引っ越しを終えたばかりです。8月に3歳と7月に1歳になる女児母ですが、仕事から離れ社会から淘汰された感が拭えませんでした。
ゼロから生活を建て直すという表現が、今の私にすごく響きます。
いろいろ共感でき、元気付けてもらったので、ついついコメントさせてもらいました。
私も頑張ります。
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コメント有難うございました。 (budapestlife)
2010-05-14 15:50:36
転勤族のみなさまをみていて、度重なる引越しにもめげず、新たな土地で、
また新たな店を開拓し、公園に行き、、、頑張っていらっしゃるなぁと
ひとりっこ育児でさえキリキリ舞の自分には本当に頭が下がります。

奥さんの側の誰知らぬ努力をねぎらってくれるひとは、同じ奥さん同士
という気がします。前向きな言葉に私も励まされました。
コメント有難うございます。

気持ち沈んで、誰かに聞いて欲しいとき、またお話しに来てくださいね。
引越し直後は話し相手が子供しかなく、気持ちが沈んだとき本当に辛かった、
とおっしゃるママさんの話をきいて胸が痛みました。ネット上ですが、
うかがうことはできます。

お体気をつけて、2人のママ頑張ってください。
今日は、コメント有難うございました。^ー^
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