雪と 隣人と

今日は、午前中チラチラと薄い雪が舞いました。
綺麗だけど、もうすぐ冬がやってくるという知らせでもあり
わくわくするような何かを諦めるような複雑で落ち着かない
心境になりました。

ただもともと雪国出身じゃないので、長い冬、雪が降ると
ハンガリー人よりはワクワクしていると思います。
静かで音の無い雪を自宅でボーッと眺めるのは好きだし、
勢いよく大きなのが降りつづけると、台風を眺める
子どものように「ああっ、吹雪だ、吹雪になってる！」
「おー、積もる積もる。すごい、どんどん積もってる」
などと童心に返ってしまうところがあります。

今年は比較的秋らしい秋があったように思います。おかげで紅葉も
楽しめました。いつもは８月下旬から涼しくなり、９月には涼しいから
肌寒いに変わり、１０月には急激に寒くなり、街路樹の葉も雨が降って
一気に落ちて枯れ枝だけが寒々しく立ち、「秋なんて無かったような」
と冬を迎えた印象があって。

午後には止んだ雪。冬には冬の楽しみ、クリスマスが待っているので
ハンガリー人はなにやら落ちつか無そうです。

そういえば、秋深し隣は何をするひとぞ・・・
隣のお宅は１０月に入ってすぐからワムのラスト・クリスマスを聞き始め、
聞き間違いかと驚いてしまいました。でも、壁を突き破って曲名がわかる
ほどの音量で、１曲だけをリピート演奏で聞きまくり。数時間流れ続ける
ので、否が応でも「ああ、夏が終わっちゃうと気分はもうクリスマスなのね」
と隣人の心を思った秋でもありました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

トップのデザインは、気分転換にキティちゃんに変えてみました。