JUGEMテーマ:葬儀関連
七七日の法要の挨拶の文例
法要の後、会食する席で最初に施主からの招待者に対し、法要に列席したことに感謝の心を込めて
挨拶をします。挨拶の内容は以下の事柄についてお話した方が良いでしょう。
1.葬儀に参列して頂いた御礼と法要に出席して頂いた御礼を季節柄を入れて挨拶します。
2.故人が、生前お世話になったことについて実話を用いてお話しされると良いでしょう。
3.「これから遺された家族をよろしくお願いします。」と最後にご挨拶してください。
挨拶する時間は、長くても5分以内に終わってください。お食事の前なので、長い挨拶は無用です。
はじめの挨拶
挨拶文の文例・例文
- 例1
「本日は、ご多忙中にもかかわらずこうしてお集まり下さいまして、誠にありがとうございました。
それではこれより父「●●●●」の七七(しちしち日)法要を執り行いたいと存じます。
それでは、ご住職様、宜しくお願いします。」
正式には、七七日ですが、わかりにくい場合は、四十九日でも構いません。
それ以外の場合も同じです。「四十九日」「一周忌」「三回忌」「七回忌」などとアレンジして下さい。
なお、法会(=ほうえ)とは、故人の供養のための法要のことをさします。
法要・法事の挨拶
中締めの挨拶(法事・法要の終了を告げる。会食がある場合には会食を案内する)
挨拶文の文例
- 例1
【法要後、会食がない場合】
「本日は、ご多忙中にもかかわらずお集まり下さいまして、まことにありがとうございました。
おかげさまで父●●●●の一周忌の法要を無事終えることができました。
父も私たちの姿をみてきっと安心したことと思います。
父亡き後、今日まで多大なご厚情(こうじょう)を賜(たまわ)りながらゆっくりとお礼を申し上げることができず、誠に申し訳ございませんでした。
この場をお借りして心よりお礼を申し上げます。
どうかこれからも変わらぬご支援のほど宜しくお願い申し上げます。
本来であれば皆様と一緒に粗宴を囲みながら父を偲びたいところではございますが、遠方からおこしの方も多いため、本日はこれで閉式(へいしき)とさせていただきます。
お荷物になるかとは存じますが、心ばかりのものを用意してございますのでお帰りの際には、どうかお忘れなきようお持ち帰り下さい。
本日はまことにありがとうございました。
会食がある場合には、会食の後で行なう挨拶が、締めの挨拶となります。
- 例2 【法要後、会食がある場合】
(お斎(とき)がある場合)
「本日はお忙しい中をお集り頂きまして誠にありがとうございました。
おかげさまで父●●●●の四十九日の法要も無事終えることができ、父も安心していることと思います。
これからも変わらぬご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
心ばかりではございますが、別室にてささやかな席をご用意しております。お時間の許す限り、どうぞゆっくりなさっていってください。本日はまことにありがとうございました。」
■法事の後の食事会での挨拶(お斎の挨拶「お斎=おとき」)
法事のあとの会食をお斎(=おとき)と言います。また、故人を悼み、杯を捧げる場合は献杯(けんぱい)という言葉を用います。
葬儀の時、および法事の席で盃を捧げる時は乾杯と言わずに「献杯」と言うのが慣例です。
下記には、法事の後の会食のときの施主の挨拶の例文をご紹介します。
法要・法事の後の食事の際の挨拶
会食の始めの挨拶
挨拶文の文例・例文
- 例1
本日はまことにありがとうございました。また、こうして父を偲ぶ席におつき合い頂くことができ、 本当に嬉しく思っております。
粗宴ではございますが、父の思い出話でもしながら召し上がっていただければ、にぎやかなことが好きだった父の、何よりの供養になると思います。
どうぞ、お時間の許す限り、ごゆっくりおくつろぎください。
●挨拶はあまり長くならないようにし、簡単に済ませます。
●献杯の挨拶は、あらかじめ誰かに頼んでおくと良いでしょう。
おじさんなど親戚で一番偉い方。
●会食がある場合には、会食の後で行なう挨拶が、締めの挨拶となります。
- 例2 本日はまことにありがとうございました。
こうして皆様に供養の席におつき合いを頂くことができ、父は本当に幸せだったと改めて感慨を深くしております。
ささやかではございますが、父の思い出話でもしながら召し上がっていただければ、何よりの供養になると思います。
どうぞ、お時間の許す限り、ごゆっくりおくつろぎください。
- 例3 【献杯の挨拶ありの場合】
本日はお集りいただきましてありがとうございました。おかげさまで49日の法要も滞り無く済ませることができました。 父もこれで安心してくれたことと思います。
これより、時間の許す限り皆さんと一緒に父を偲びたいと思います。まずはじめに父の友人である○○様にひとことお願いします。」
最後の締めの挨拶(会食の終了を告げる)
挨拶文の文例・例文
- 例1
「皆様、本日はお忙しい中を最後までおつき合い下さいまして本当にありがとうございました。皆様から父の思い出話を伺い、改めて父を身近に感じることができました。父もきっと安心して見守ってくれることと思います。
なごりはつきませんが、これにて閉式とさせて頂きたいと存じます。
どうかこれからも変わらぬご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
本日はまことにありがとうございました。 」
- 例2 「皆様、本日はお忙しい中を最後までおつき合い下さいまして本当にありがとうございました。これにてお開きとさせて頂きたいと存じます。こうして皆様と一緒に父の思い出話をすることが故人にとって何よりの供養になると思います。未熟な私どもではございますが、これからも家族で力を合わせてやっていきたいと思います。どうかこれからも変わらぬ ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。本日はまことにありがとうございました。 」
■法事・法要の謝礼・お布施を僧侶に渡す時の挨拶 例文・文例
僧侶に対し、お礼として渡すお金をお布施と言います。
お布施は、市販のお布施用の袋または白い封筒に入れます。
白い封筒を用いる場合には、二重になっている封筒は「不幸が重なる」として、避けるようにします。仏教の場合の表書きは「御礼」「お布施」「読経料」などと書きます。薄墨ではなく、普通 の墨で構いません。
■お布施を渡す時の挨拶
挨拶文の文例・例文
例1
本日は、大変お心のこもったおつとめを頂きまして、ありがとうございました 。
おかげで無事に終えることができました。父もきっと安堵していることと思います。些少ではございますが、お布施をどうぞお納めください。
これからも何かとお世話になると思いますが、どうか、よろしくご指導賜りますようお願い申し上げます。
僧侶にはお礼をお渡ししなくてはなりませんが、僧侶が法要のあとのお食事(お斎)に同席して下さる場合には、御布施または御経料、お車代の2つを用意します。
もし、僧侶がお斎を辞退されたら、御布施または御経料、お車代のほかに、御膳料を加えた3つをお渡しします。