今日もいい日だ。

50才から僧侶を目指し、自分探しの旅を続けている凡夫の物語

得度にかかるお金の話

2019-02-19 15:50:30 | 仏教学校の学生

お金の話

 

在家からこの道を目指した場合

私の場合は

衣体(えたい)の購入から始めなくてはなりません。

得度時の特殊なもの

  1. 中啓(黄骨)これは黒とか赤の骨はダメです。 3000円
  2. 二輪念珠 これも房は麻の房じゃなくてはダメ 白房のものはダメです。3000円
  3. 墨輪袈裟 10,000円
  4. 墨袈裟  20,000円

ここからはふだんでも使うものです。

  1. 布袍 27,000円
  2. 黒衣 40,000円
  3. 白衣 10,000円
  4. 白帯 3,000円
  5. 足袋 3,000円
  6. 白い鼻緒の草履 3,000円
  7. 俗袴 いわゆる袴です。これはなんでもいいです。逆に切り袴とかはダメです。よく俗袴は得度してから使わないからもったいない,という方がおられますがとても厳粛な得度式に履く袴です。一生に一度。もったいなくはないですし、そのあとも、実は活用方法はたくさんあります。内陣には俗袴では入れませんが、普段のおつとめなどでは使用できます。特に冬は、重宝しますよ。27,000円
ここまでで 小計146,000円
白衣と足袋は替えが必要です。それを考えると16万円くらいでしょうか?
 
得度しましたら普通の輪袈裟が使用できますので
輪袈裟を買いましょう。25,000円くらいかなー

僧侶になってから

もし本気でできる僧侶をめざすなら

  1. 輪袈裟 25,000円
  2. 五条袈裟 60,000円
  3. 色衣 47,000円(これは替えも必要です)ですので97,000円
  4. 中啓 赤骨5,000円
  5. 二輪念珠白房 5,000円(これも予備必要です)10,000円
  6. 切り袴 47,000円
そして
布袍も替えが必要です。
 
小計271,000円
 
どうでしょうか?
 
衣体もろもろで43万円
 
んんー
高いのか安いのか
 
市井の僧侶を目指すならここまで必要ないかもしれませんがね。
 
それから教師を目指すなら
それ以外にもいろいろかかりますしね。25万円くらい
 
いかがでしょうか?
 
ここには示していませんが
学校の授業料金
京都までの旅費宿泊費
書籍代などを考えますと
得度して教師をいただけるようになるまでには果てしない道のりですね。
そして
まともな僧侶になるには
ざっと150万円くらいかかりますね。
 
さーさー
退職金で、みなさんいかがでしょうか?
 
ですから
志ではなく
強力な宗教体験が必要かと思います。
自信教人信
 
南無阿弥陀仏
 
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得度したくらいでは

2019-02-04 16:21:10 | 日記
得度したくらいでは

お経が読める程度

もしかしたらお経もまともに読めない人もいるかも

やはり

浄土真宗でも
教師資格を持っていないと

ダメと思います。

そして

仏教学院出たくらいでは

知識不足

聖典の読み込みも浅いし

仏教学院出て得度したけど

それはどういう感じか?

例えて言いますと


山寺の山門を入り
山を登り始めて なんとか寺の前まで来て
ようやく寺の門を叩き、入寺したと思ったのが前者

しかし一晩寝て起きてみたら山寺の山門の前で扉を開けただけだったと思い知らされるのが
本当のところ!

もしそれがわからないようなら僧侶をやめたほうがいい。

ですから
教師資格を取っても
まだまだまだまだ
勉強し続けなければならないし、そうあるべき。

自分自身に言い聞かせてる。

そして
学びの場から離れたら
大海の上に一人で漂うゴムボートのようなもの


僧侶は5人以上で勉強しなければ。
せめて3人

そうあるべきでそうありたい。

#僧侶
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得度をしてはや2年

2019-02-04 12:40:24 | 日記

なかなか投稿できなくて、すいません。

久しぶりの投稿です。


再度のお話しになりますが

得度は資格ではなく自覚


このお言葉は、ある先生にお話しいただいた言葉です。


ても感銘を受けました。


 

ひさびさの投稿ですが

このブログを拝見していただいた方々にぜひ知っていただきたいのです。

いま一度得度をして教師までいただき日々法務をさせていただいておりますからこそ

このお言葉が胸に刺さります。

在家だからこそ、寺族の方々より気をつけなければならない

ことが多いと思います。

 

これは歌舞伎の世界も同じとききます。

私たちが知っているのは、血縁で襲名される名跡の方がたばかり。

玉三郎さんのような方は、いままでもこれからも出ないでしょう。

 

わたしたちは、その他大勢のお寺を支える人間です。

正直、生活は厳しくてダブルワークしなければ、法に触れて生きていけません。

家族がいればなおさらです。

資格や自覚があっても経験がない。

必要なのは即戦力。八方ふさがりです。

 

 

寺族の方々は

生まれたときにお寺ですね。

 

在家は強力な宗教体験強力な磁石

吸い寄せられて仏法に出会うわけです。

 

生まれた家の呪縛で自分の人生を悩むつらさは計り知れませんが

あなたの人生何百年続いたお寺であろうが、継ぎたくないなら継がない方がいい。

もし別の道に進んでも、もし縁があるならば

必ず阿弥陀さんから呼ばれるときが来ます。

 

進んで学ぶ在家出身僧侶とは、モチベーションが違います。

ですが、在家はバックボーンがございませんから、お金を始め諸々厳しい状況です。

それこそがこの道に出会うための道のり

身を引き締めて、この道を歩んでいます。

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