みなさま、おはようございます。
・・・という意味なのか、他の意味があるのか。
何故か綺麗なお辞儀からスタートしました、早いもので半分を過ぎた冬長期の4日目です。
グループにわかれての選択活動が多かったため、写真数・文字数ともに長い記事となってしまいますが、
ご了承ください。
今日は選択プログラムの日。午前、午後、夜の3回、それぞれ自分たちで好きなプログラムを選んで活動をする日です。
外での活動も多い今日、朝からもりもりいただきます。
今朝のメニューは、トースト、マカロニグラタン、野菜サラダ、シチューにバナナ入りヨーグルトです。
3分間トークは、ヒカルによるおもしろ・びっくり、気候の豆知識です。
気象庁が発表しているデータによると、これまでに観測されたなかで気温が一番高かった都道府県は?
最低気温を記録した北海道の市町村は?最新積雪量は?雪の種類は?などなど。
ちなみに最低気温の記録は旭川市にある地域のマイナス41度。これには旭川からの参加者もびっくり。
さて、ご飯をたべたら早速午前のプログラムすたーとです。午前は3チーム。
① ジェットたかぎぃと水鳥観察
室内で双眼鏡の使い方を聞いてからミニゲーム方式で校庭も使って練習し、
いざ寿都の港へ水鳥を探しに出発!
図鑑を使いながら見えた水鳥の種類を特定します。
見える見える!!
漁港なので、バックには漁船が。
初めての種類を見れた人もいたようです。
② ちこと秘密基地づくり
秘密基地づくりは、アイディア出しからスタート。
作りたい基地は、どんな基地?→くつろげる、お茶会パーティーができる、屋根がある、テーブルがある、等々
創造が膨らんだところで、バンビに教えてもらってロープの結び方の練習。3種類教わり、
自然学校の裏の道で基地づくりの場所探し。少し奥のほうまで歩くと、丁度良さそうな空間があったのでそこを基地に。
寝っ転がって見上げる景色も良い。
マスターした木にロープを結びつけるやり方を早速つかって、ブルーシートの屋根づくり。
露天風呂やテーブルをつくり、屋根の下でお茶会パーティー開催!温かいココアで乾杯です。
基地の中や周りで少しあそんだりし、最後は撤収もしっかりして帰ってきました。
③ MJたつみと木を倒す
室内でのこぎりの使い方、斧との違い、木を倒すときの切り方等を教わってから
自然学校の校庭にある、立ち枯れ状態の木を倒します。
のこぎりで木が倒れやすくするように切れ込みをいれ、
ロープでひっぱってひっぱって・・・
倒した木は、子ども2人、大人1人の3人分の身長より高いぐらい。
それをエッサホイサと運びました。
午前中いっぱい活動したら、お昼ごはんの時間です。
お昼のメニューはやきそば、たまごわかめスープ、ミニサンドイッチです。
昨日から何個目かわからないお餅にガブり。
エネルギーを補給したら、お次は午後の選択活動です。午後は2種類。
① バンビと動物観察
動物図鑑をみながら、動物の話からスタート。
西洋式のかんじき、<スノーシュー>をはいて、いざ動物観察へ出発!
初めてのスノーシュー、歩いても雪に埋まらなくて嬉しいびっくりがあった人もいました。
学校の周りや裏の道にはいくつかの動物の足あとを発見。
キツネやリス等の足あとをみつけながら、目的地の神社へ到着。
乾杯!だけではなく、マシュマロとバーナーもでてきました。
マシュマロを火で炙り、クッキーに挟むとこれまた美味です。
野生動物に遭遇することはありませんでしたが、足あとや、住んでいる痕跡を見つけ、
動物や植物の話をバンビから聞きながらスノーシューでの散策を体験しました。
② MJたつみと木を切り刻んで燃やす
午前中木を倒した男子2人にもう1人加わっての午後の木のプログラム。
火をつける方法、火のつけ方等みんなにも聞きながら話をすすめ、
今回は焚き火台と薪ストーブで木を燃やすことに。
乾いている木の枝や葉っぱ、もえやすいモケモケの植物をあつめ、
火がつきやすい順番にかさねたら着火!
雪を削って作ったイスにもすわりながらだんだん大きくなる火を見守ります。
午前中に切った木ものこぎりで切って燃料に。
火も大きくなってきたのでお湯をわかします、とここに動物観察から戻ってきたチームが少し火に当たりに来ました。
お湯もわいて、甘酒 OR コーンポタージュ をいただきました。
時間の都合で今回は出番のなかった潜水艦もとい薪ストーブ。
午前・午後と野外で活動したあとは、あたたかい温泉へ。
あたたまってのんびりとすごします。
もどったら、昨日おじゃました家庭へ感謝の気持ちを伝えるためにカードをつくりました。
たくさん活動をしてお腹いっぱいであろうみんなのために、まりこさんが今日もうでをふるってくれました。
今晩のメニューは、タラのピリ辛香り揚げ、ごま風味サラダ、完全自然農法でつくられた黒豆、チャーハン、レバー、粕漬け、おあげとえのきの味噌汁、 そしてインドの揚げせんべい、
と盛りだくさんでしたが、たくさん動いたからか、みんなぺろっと食べていました。
こーじからは「ハー」と「フー」のお話。
「ハー」と「フー」との違いの理由に、みんな思わず「ヘ~」
お腹もいっぱいになったところで、夜の選択活動開始!夜は3種類の活動が。
① リーハンとつくるイモ版
さつまいもをつかってのイモ版づくりでは、
トレーシングペーパーで模様や絵、文字をイモにうつし、
彫刻刀で彫り、
絵の具で色をつけて、ぺったん!
きれいな模様や、今年の干支にあわせて「申」の文字が入ったもの、
黒松内のキャラクター、「くろまつないスケ」に挑戦しました。
絵の具のこすれ具合等、とても味のあって素敵なイモ版ができました。
② ちーちゃんとつくるスノーランタン
雪をつかってのスノーランタンづくりは外で行われましたが、みんな寒さにもかかわらず夢中でつくっていました。
バケツと一升瓶の隙間を雪でうめ、それをさかさにしてバケツをとると・・・
筒状の雪のかたまりができました
それにロウソクの入口となる穴をしゃべるやお玉でほって、中にロウソクをともすと・・・
ロウソクの明かりがほんのりともれる、とても素敵なスノーランタンができました。
ランタンをかざる台づくりからはじめ、上段にあるような色つきのものも絵の具を使ってつくりました。
③ こーじとつくるミニ行灯
手のひらサイズのミニ行灯は針金から作る人と、もとからある土台に絵をつける人とにわかれてスタート。
針金で三角柱型の骨組みをつくり、半紙に絵や文字をかいてボンドではりつけます。
針金の曲げ具合や、半紙の貼り方など、なかなかに細かい作業もあり難しいところもありそうでしたが、
3人とも完成!
早速各自のヘッドランプをつかって明かりをつけてみました。
明るいところではこうですが、電気を消すと・・・
昔の間接照明のよう、と言われるのがわかる感じで、
行灯がほんわりとてらされています。
模様、絵、文字、色、いろいろと各自工夫してつくりました。
それぞれのプログラムが終わる頃にはすでに消灯時間。
素早く寝る準備をして、(寝る準備を昼間のうちに済ませていた人も多くいました、素晴らしい!)
おやすみなさい。
ほぼ一週間の長いキャンプ。
疲れがみえてきたり、人間関係で悩んだり、ということもでてきました。
楽しいこともあるけど、辛いこともある、という子もいます。
これも、同じメンバーで長い時間を共に過ごす長期のキャンプならではのことではないでしょうか。
ついに明日は活動最終日。
選択「食」のプログラムをはじめ、最後までいろいろな活動を用意していますが、
心残りがないよう、冬のぶな森生活を満喫したいと思います。
(ちこ)