松尾芭蕉が越前を旅したときの句です。
波の間や 小貝にまじる 萩の塵
<句意>
波の引いたあとに(西行法師が詠んだ美しい)ますほの小貝にまじって萩の花屑がが散っている。
ますほの小貝とは大きさが1センチにも満たない桜色の美しい貝のことです。
波間の萩の花びらとますほの小貝、淡いピンクが重なって漂う、、、
萩の花は秋になると房が重なったように朱紫色の花を咲かせます。
また、萩は毎年春になると、必ず芽吹く、、、
『生(は)え芽(き)』が語源だということです。
実は
母が日曜日に亡くなりました。
母の名前は『小萩』です。
きれいな名前だと、思います。