buriのフリーランスな日々 

東京武蔵野、赤松や桜、ドングリの木々に囲まれて育ち、原宿で青春をすごした後、中国と深く関わったburiのメモブログ

波の間や小貝にまじる萩の塵

2011年07月15日 | 家族(息子・夫・ネコ2匹)


松尾芭蕉が越前を旅したときの句です。

波の間や 小貝にまじる 萩の塵

<句意>
波の引いたあとに(西行法師が詠んだ美しい)ますほの小貝にまじって萩の花屑がが散っている。

ますほの小貝とは大きさが1センチにも満たない桜色の美しい貝のことです。
波間の萩の花びらとますほの小貝、淡いピンクが重なって漂う、、、


萩の花は秋になると房が重なったように朱紫色の花を咲かせます。
また、萩は毎年春になると、必ず芽吹く、、、
『生(は)え芽(き)』が語源だということです。




実は
母が日曜日に亡くなりました。
母の名前は『小萩』です。

きれいな名前だと、思います。