buriのフリーランスな日々 

東京武蔵野、赤松や桜、ドングリの木々に囲まれて育ち、原宿で青春をすごした後、中国と深く関わったburiのメモブログ

教育実習生お疲れ物語1

2009年06月13日 | 授業
学校には毎年4月から7月までと9月~11月まで、いくつかの首都圏の大学から教育実習生が来ています
6月は15名ほど、月曜日から金曜日までそれぞれのクラスにサポーターとして加わります。

留学生のクラスで教育実習生は何をするのか、、、というと、中高で実施されている教育実習とは大きく異なります。
いわゆる個人の教壇実習はありません。
主には
留学生のグループに入り、グループのメンバーとして、一緒に授業を受けます。
学習者の目から教室活動や、教師の動きを観察するためです。
また
ある時は生き字引のように辞書代わりに、留学生が理解しにくいことばを明確化し
ある時はグループのファシリテーターとなります。
担当するグループは個性豊か。
あるグループはリーダーシップがとれる学生ばかりが集まり、なかなか意見がひとつにまとまらず
別のグループは恥ずかしがりやが多く、沈黙が長い、、など

意見がでない時、作文を書く時には、留学生のモデルとなり、
場合によっては教師をサポートし、TA的な役割もこなします。
放課後は他科の初中級の留学生を集めて、フリートークを実施し、その後実習生だけで1時間も2時間も
フィードバックをします。

なんとも実習生たちは忙しいのです。

しかし、今まで学生たちと教師だけだった教室に実習生が入ると、教室は活性化します。
教師も適度な緊張を持って授業をしますし、
学生たちは日本人の実習生を効果的に自分の学習に役立てようと思うようです。
また、複数の大学から実習生が来ているので、
大学を越えた実習生の協働が徐々にでき、そのあたりも実習生が達成感を感じるようです。

このように、実習生を受け入れることは「いい」効果がたくさんある、とは思うのですが、
実際には毎日1人2、3枚のレポート(15人なので週40枚近く)にコメントを加え、
フィードバックをするという点、大学側との連絡、など、教師側の負担も少なくはありません。

「とってもいい!」だけど、『疲れる』

毎年、毎年、これを繰り返しています。

何故かな~

多分、若い学生の生き生きした活動の様子を見ることと、
徐々にクラスにとけ込み、留学生たちとの教室活動が明るくにぎやかになることを見るのが
教師としては魅力に感じているのでしょうね。

写真は『チームワーク研修』で日本人の実習生と留学生が作った『サンプルカオス』



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