ドメーヌ・トラペ / DOMAINE TRAPET PERE ET FILS

2019-03-23 | (自然派)ワイン / (Natural) wine
ワインのお勉強。
(ブルゴーニュ/アルザス)

【造り手】
ドメーヌ・トラペ・エ・フィス
/ DOMAINE TRAPET PERE ET FILS


「ブルゴーニュ」4種
マルサネ・ルージュ
  (2015年、2016年)




ジュヴレ・ジャンベルタン
  (2013、2016)




「アルザス」3種
リースリング(2016)


同グランクリュ(2012)


ゲヴェルツトラミネール(2016)


【感想① アルザス】

白ワイン2種(※2016年)は、
まるでアルプスの渓谷を流れる
硬水のように、清らかで、
リッチなミネラル感。

果実味/甘味は控えめで、
キリっとした品のあるドライさが
ぶどうの旨味を丁寧に包みます。

3種の中で、最も感動したのは、
ゲヴェルツトラミネール。

フラワリー/ハーバルな
気品ある香り・味わいの中で
甘やかさも
確かに感じられるものの、

あと口が、不思議にドライ。
(繊細で絶妙な"甘辛さ")

決して、
それぞれのワインの主張は
強くないけれど、

造り手の愛情が
静かに伝わってきます☆

このクオリティで、
上代3,780円は、
とってもお買い得。

【感想② ブルゴーニュ】
ビオディナミ農法を取り入れ、
化学肥料や除草剤は不使用。
土壌のパワーを
最大限に尊重します。

ワイングラスに鼻を近づけると、
香ばしい土の匂いが
黒くて肥沃な土壌を連想させます。

さらに、"ピノ・ノワール"種の
繊細で上品な味わいが
寄り添います。

「マルサネ」
2016、線は細いのに飲み応えあり。
2015、果実味が爆発。

ヴィンテージが1年違うだけで、
こんなにも表情が変わるのか!!
・・・驚き。

どちらかと言うと、
味にメリハリが乏しく
わかり易い2015年よりも、

造りを工夫して、
なんとか納得のいく味わいに
仕上げた...

そんな景色の見える
2016年が好みです。

「ジュヴレ・ジャンベルタン」
2016年、和装女性の残り香。
2013年、生命力を感じるも
アンバランス

こちらも、ヴィンテージ違いで
香り&味わいが、まるで別物!

2016年は、
仙人が霞を食べるような
"洗練された軽さ"に戸惑う。

一方、
2015年は、やや枯れた香りと
しっかり目な果実味が同居する
"ちぐはぐなバランス"に戸惑う...

※ちなみに上代は、順番に

・マルサネ(2016年) 7,000円
・   同(2015年) 6,500円
・ジュヴレジャンベルタン
 (2016年) 15,000円
・同(2013年)、13,000円

ワインの美味しさは、
必ずしもヴィンテージや
値段に比例しない☆

(あくまでも各人の好みですね!!)

・・・・・・・・・

僕がワイン修行を続ける目的は、

同じ醸造酒の
ビールや日本酒とは異なる
味覚の感動に出会いたい、

料理とのマリアージュを実現する
重要なアイテムとして習得したい、

どこまでも広くて深い
(ブラックホールのような)世界に
挑戦したい、

等々、いろいろあるのですが、

当面の目標は、

外で飲むときに
ラベルやメニューなどを見て、

「自分の求める銘柄」を
選べるようになること。
(ビールや日本酒のように☆)

さぁ!ワインをめぐる冒険、
まだまだ続きます。

【付記】
DOMAINE TRAPET PERE ET FILSの
現当主・ジャンルイ氏と奥様。


※※
ワインマーケットパーティーさん、
ありがとうございます!
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 酒器とワイン③ / Drinking ve... | トップ | 同級生との読書会 / A readin... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

(自然派)ワイン / (Natural) wine」カテゴリの最新記事