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Paint It Black! (腹黒度チェック)

2004年03月30日 00時42分08秒 | 診・換・占
 「腹黒度チェック」 というのが、ちらほらと流行っているようなので、やってみる。

 じぶんの結果は ... 。 ふうむ、なるほど。

 しかし。 「腹黒さ」 というのにも、いろいろあるのではないか。 と、ふと思った。 なにをもって 「腹黒い」 とするのかは、人それぞれなのではないかと。

 たとえば、経営者だったりしたら、人には気づかれないように、それとなくじぶんに有利となるようにする 「計算高さ」 というものも必要ではないかしら。 なんでもかんでもばか正直すぎると、傷つくこともあるし。 周囲にいるものが翻弄されてしまうこともある。



 日付が変わってしまって申し訳ないが、昨日 三月二十九日は、「八百屋お七の日」 の日であった。


 「1683(天和3)年、18歳の八百屋の娘・お七が、3日間の市中引回しの上、火あぶりの極刑に処せられました。

 前年12月28日の大火で避難した寺で出会った寺百姓・生田庄之介のことが忘れられず、火事になればまた会えると考えて3月2日の夜に放火、火はすぐに消しとめられましたが、お七は御用となりました。

 当時は放火の罪は火あぶりの極刑に処せられていましたが、17歳以下ならば極刑は免れることになっていました。そこで奉行は、お七の刑を軽くする為に「おぬしは17だろう」と問いますが、その意味がわからなかったお七は正直に18歳だと答えてしまい、極刑に処せられることになってしまいました。

 お七が丙午[ひのえうま]の年の生まれであったことから、丙午生まれの女子が疎まれるようになりました。」

 (以上、引用、「今日は何の日~毎日が記念日~」 より)


 このお七の場合、恋のために放火してしまったという行為は、私利私欲に走る 「腹黒さ」 ゆえということになるのかもしれないが、考え方を変えれば、ただただ、恋しい人に会いたかったというだけで、後先のことをなにも考えられなくなっていたのかもしれない、とも受けとれる。 しかも、減刑してくれようとした奉公に 正直にじぶんの年齢を言ってしまった、という点を考えると、じつはまったく 「腹黒くなく」、むしろ、子どものように清廉潔白、純情無垢な人だったのかもしれない。 とか思ってみたり。

 だって、ほんとうに 「腹黒かった」 ら、もっとうまいことやって、恋する人に会えるように手練手管を尽くすんじゃないかなあ。 放火なんて夢にも思わないのでは ... 。 万が一に考えたとしても、放火したことがばれてしまったときのことを考えたら、ふつうできないよなあ。

 そう考えると、なんだかかなしい。 やはり、オトナには、多少の 「腹黒さ」 とか 「計算高さ」、「ずる賢さ」 も必要なのかな、なんて考えてしまう ... そんな夜更けである。


# ... といっても、この 「腹黒度チェック」 を否定しているわけではない。 「腹黒さ」 について、いろいろ考えてみた、ということ。 ... 念のため。

 (revised 30 March, 2004 13:48 PM)
コメント (4)
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