見出し画像

Retro-gaming and so on

「ガッテン!」「生活笑百科」が終了…“中高年切り捨て”進めるNHKのお家事情

へぇぇ、とか思いながら読んでた。


そう言えば、とか急に思い出したんだけど。
NHK系で急に民法で流れたアニメの続編が流れる、なんつーのが起きてたよな、と。
例えば進撃の巨人とかさ。
これ、フツーに考えれば変なんだよ。
テレ東みたいに、既に「深夜アニメとかアニメは大して儲からない」って分かってて、積極的に版権押さえようとせず、あくまで放送媒体として徹してる放送局ならいざ知らず。
日テレほどじゃないけど、そこそこあざといTBSが、人気コンテンツ「進撃の巨人」を簡単に手放すのだろうか?とかちと疑問に思ってたのだ。
まぁ、なんだかんだ言って深夜枠のスケジュールも実はカッチカッチであり、いくら人気コンテンツでも枠を取るのが大変だったのかもしれない。
しかし、いくらなんでも、とは思うのである。
いずれにせよこれはかなりヘンな現象だ。
いくら大元の版権を講談社が握ってるにせよ、アニメの版権が第一期〜第三期と第四期に「分断される」事を意味してるからだ。
製作委員会方式なら尚更「大人の事情」でややこしくなる事は避けられないだろう。

それともNHKが版権を完全に「奪いに」行ったのだろうか。

まずこれが最近の、NHKの行動の1つ目の「謎」だ。

そしてラブライブ!スーパースター!!の存在である。



何故これにNHKが手を出したのかサッパリ分からん。
いや、別にラブライブ!シリーズがどうの、とかラブライブ!スーパースター!!の内容とかストーリーがどうの、って話をしてるのではない。
そんなもんは好きな人は好きだろうしそうじゃねぇ人はそうじゃねぇ、ってだけの話だ。
そうじゃなくって、まずはラブライブ!の基礎からおさらいしようじゃないか。

Wikipediaからその概要を引っ張ってこよう。

『ラブライブ!シリーズ』は、学校で結成された架空のアイドルグループの奮闘と成長を描く日本のメディアミックス作品シリーズ。 KADOKAWA及びバンダイナムコホールディングス傘下のバンダイナムコアーツとサンライズの3社によるプロジェクトである。 

KADOKAWA アスキー・メディアワークスが発行する美少女総合エンタテインメントマガジン『電撃G's magazine』、大手アニメ制作会社『サンライズ』、音楽会社『バンダイナムコアーツ』の三者による合同プロジェクト。
学校を舞台に活動するスクールアイドルの普段の様子やストーリーを『電撃G's magazine』の誌上にて展開しつつ、サンライズの制作によるミュージック・ビデオPVを収録したDVD付きの音楽CDを販売するという、それぞれの会社・雑誌の特色を生かした分業体制を取っている。
『電撃G's magazine』で行われて来た読者参加企画に倣い、ユーザーの声を積極的に取り入れる要素を内包している。ユーザーの声は、ユニット名の公募や、投票などによって作中で結成されるミニユニットのンバー構成・PVにおけるセンターポジションやイメージガールを決定するかたちで反映される。 

これ、意味が分かるだろうか?
単純に言うと角川とサンライズとバンダイによる共同プロジェクトのメディアミックスである。
まぁ、メディアミックス自体は良くあるヤツである。
しかし、重要なのは、ラブライブ!は特に原作があるわけではない。「作品」として元々なにかあるわけではないのだ。
っちゅーことは、「角川とサンライズとバンダイ」による明らかな商業契約による活動なんだよな。
別にそれが悪いって言ってるわけじゃない。ただし、従来のNHKとしてはマズいネタなんじゃねーの、ってのが言いたいことなのだ。
つまり、何らかの実体がある作品ではない、って事は、言い換えるとアニメは明らかにこの三社の為の広告媒体だ、って事なんだ。
拡大解釈なのか?いや、違うんじゃないの、とは思ってる。
ちなみに昨今のNHKは、明らかにかつてほど「企業ロゴ」的なモノにも神経質ではなくなった。昔とか、NHK製作の音楽番組では、出てくるバンドのシンセサイザーのロゴなんかもビニールテープで貼って隠してたような放送局だったが、昨今は緩くなってきたのは知ってる。そこまで神経質にならんでもええやろ、とはなってきてる。
しかし、ラブライブ!の元々の性質を鑑みてみると、民法で放映するには問題ないネタなんだが、NHKが扱うには危うくないか?って正直思ってたんだ。ラブライブ!はあくまで角川、サンライズ、バンダイが儲けるため「だけに」存在するネタであり、公共放送NHKが肩入れするような性質の「作品」ではないのだ。
だから上の記事を読んだ時、何となくガテンはいったんだよな。NHKはひょっとして今後完全に方針を変えるつもりなのかもしれない。若い視聴者層を獲得する為になりふり構わなくなってんのかも。
「チコちゃん」なんかも、製作自体はフジテレビ系の製作会社の手に拠るものだし、今後こういう「若い視聴者狙い」でどんどん変わっていくのかもしれない。
それが良いことなのか、悪いことなのか、は知らんけどね。
  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「アニメ」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事