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Retro-gaming and so on

ジャック・ニクラウス・ワールド・ゴルフ・ツアー

ファミコン/スーファミのジャンボ尾崎、SG-1000/SC-3000/Mark III/マスターシステムの岡本綾子、と来て、PCエンジンのジャック・ニクラウスである。
誰か覚えてる?ジャック・ニクラウス。
80年代〜90年代にかけて大人気だったアメリカ人ゴルファーだ。人呼んで「ゴルフの帝王」。


実はこのゲーム、洋ゲーだ。
オリジナルを作ったメーカーはアコレイド。元アタリの社員が立ち上げた会社でアクティビジョンと言うメーカーがあるが、そこの設立者二人がアクティビジョンを辞めて作った会社がこのアコレイドだ。
と言うわけで、このアコレイドはアメリカではそこそこ知名度が高く、老舗のゲームメーカーの一つだったんだけど、残念ながら2000年に倒産してる。
で、元々はそのアコレイドがCommodore AmigaやATARI ST、Apple II GSをはじめとしたホビーパソコン用に作ったゲームをビクター音楽産業がPCエンジンに移植したわけ。



なお、ゲームの原題は「Jack Nicklaus' Greatest 18 Holes of Major Championship Golf」。基本的には、呼んで字の如く、「ジャック・ニクラウスのお気に入りの18ホール選集」と言う風情のモノ。
いわゆる「実在のゴルフ場モノ」の走りなんだけど、後発の「ペブルビーチの波濤」なんかのNEW 3D GOLF SIMULATIONと違って一つのゴルフ場にこだわっていない。ホンマに「お気に入り選集」ってぇんで、実在のゴルフ場からジャック・ニクラウスがピックアップしてきたホールを合わせて18ホールに仕立て上げてる、と言う仮想ゴージャスゴルフ場を提供する。
「遥かなるオーガスタ」で有名なオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ、「ペブルビーチの波濤」のペブルビーチ・ゴルフ・リンクスをはじめとした5つ程の有名コースから18ホールを形成している。
他のゴルフ場は、「キャッスル・パイン」と「デザート・マウンテン」はジャック・ニクラウス御大自らがこのゲームの為に自らデザインした仮想ゴルフ場、残りは18選には漏れたけど実際に存在するゴルフ場になっているらしい。良く知らんが。


ただし、ゲームとしては演算速度が遅い。っつーか画面書き換えか。T&EソフトのNEW 3D GOLF SIMULATIONのシリーズに比べるとちとイライラするカンジだ。
これはPCエンジンの描画性能がどーの、と言うんじゃなくって元々のパソコン版からして批判対象だった模様。つまり、結果として「重いのは仕様」みたいになっちまってる。


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