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Retro-gaming and so on

尾崎直道 SUPER MASTERS

ジャンボ尾崎岡本綾子ジャック・ニクラウスとやってきてプロゴルファーの名前を冠したビデオゴルフ、4本目である。
しかもセガのプラットフォーム向けとしては岡本綾子のブツはツクダ・オリジナルが作ったモノだった。
しかし、今回はセガ自らがセガのプラットフォーム向け、として作ったモノだ。
期待大(していいのか・笑?)。



しかし不思議に思う人も多いだろう。

「尾崎直道って誰やねん?」

と。
尾崎直道氏は、ジャンボ尾崎の弟だ。宮里三兄弟で言うと宮里藍のポジションに当たる(ホントか?)。
いや、ゴメン、ホントの事を言うと俺も知らんかった。ぶっちゃけ、よっぽどのゴルフファンじゃねぇと知らんのじゃないか?
そしてこのゲーム、実は尾崎直道氏が誰であれ、あまりそのカラーは濃くない。
実は裏があるんだ。


セガのプラットフォームは、SC-3000/SG-1000〜マスターシステム時代、ご存知の通り、ファミコンに惨敗した挙句、後発のPCエンジンにも遅れを取っていた。
しかし、意外と、セガのチャンピオン何とか、と言うスポーツゲームに関して言うと、セガのプラットフォームの購買層にはそこそこ出来の良さで評判を取ってたわけだな。
そして1988年にメガドライブがデビュー。そして翌年の1989年に北米でアメリカ版メガドライブ、Genesisがデビューする。
そのアメリカ版メガドラの一年目のソフトウェアとして、スポーツゲームをたくさんリリースしようとしたわけだ。しかも各種スポーツの有名選手の名を借りたゲームのシリーズをリリースしよう、と。
そこで、セガはジャック・ニクラウスのライバルとして名高かったアーノルド・パーマーに目を付けて、彼の名を冠した・・・と言うか率直に言うと「名前を借りただけの」ゴルフゲームを企画したわけだな。
つまり、そのゲーム、「Arnold Palmer Tournament Golf」の日本版が、ぶっちゃけこの「尾崎直道 SUPER MASTERS」だ。「日本語ローカライズ」ではない。この二本のゲームは、北米と日本でほぼ同時に発売されている。
要するに、ローカライズも糞も関係なく、要は「名前を借りたキャラ性」なんか無くても良い程薄く作っておいて、それぞれの国で「××の」とパッケージで名前を変えて売るように仕組んだゲームなわけ。だから中身はアーノルド・パーマーも尾崎直道もあんまカンケーねぇんだよ(笑)。帳尻を合わせてるだけ、だ。


このゲームもショットは難しい部類だと思う。
でもセガの8bitハードで鍛えた純粋なセガな人たちには妥当な難易度なんじゃねぇの。
なんつったってメガドライバーは難易度高いゲームを好むからね。
僕には難しすぎるかな。
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