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Retro-gaming and so on

裏ブログとHTML

ま〜たgoo blogの検閲に引っかかった。
今度の犠牲者は「夢幻戦士ヴァリスと乳首」である。
うぬ"ぬ"ぬ"ぬ"ぬ"・・・・・・。せっかく漫画の乳首を全隠ししたのに・・・・・・。

とか書いたら、

「ああ言うネタで書いたら記事が公開停止にされるのは当たり前でしょ?バカじゃないのこの人。」

とか思う向きもあるだろう。

ゴメン、ウソ吐いた(笑)。
実はこのタイミング(週明けの月曜日)にあの挑発的な記事が公開停止になるだろう、ってのは最初っから読んでたのである。  
っつーかワザとあの記事を、逆に公開停止してくれる事を狙って書いたんだ。
つまり、ハマったのは僕じゃなくってgoo blogのバカな管理側の方なんだ。

じゃあ何故そんな事をしたのか。
理由は、なるたけ早く裏ブログの作り方を紹介したかったから、である。
goo blogのワケの分からん検閲のせいで、せっかく時間かけて書いた記事が公開停止に追い込まれてる人に、「別に殆どそのままで該当記事は別のブログで公開出来ますよ」と教える為に敢えて「自発的に事故を起こした」のだ。

なお、HTMLに詳しい人にとっては以下の「やり方」はあまりにも当たり前なのだが、昨今はSNSを使う人は増えてもHTML自体を知らない、って人の割合は右肩上がりに増えている。
ってなワケで、1分もかからずにgoo blogで公開停止に追い込まれた記事を別の場所で公開出来る、ってのは驚くだろう。

必要なのはgoo blogとは別のブログなのだが、goo blog以上に機能が不自由な楽天ブログなんかは使わん方が良い。HTMLの制限なんかがメチャクチャ酷く、ロクな思いをしない。
そんなわけで、各社のサービスをキチンとチェックした方が良い。「有名な会社だから機能面はキチンとしてるだろう・・・」なんつーのは思い込みで、むしろ日本だと逆に、有名な会社程ロクでもない機能制限を掛けてる事が多いのだ。
goo blogなんかもその例に漏れないわけだ。

一昔前だとgoogleのbloggerがオススメだった。ここはHTMLがフツーのWebページを書くくらいに制限がなく、なんとブログにjavascriptまで仕込める、っつーんで驚いたモノである。当然、日本のブログサービスなんかはjavascriptは使えない。サービス提供側が提供するアフィリエイト機能とか、限られたモノしか使えないケースが殆どなんだ。
だからgoogleのbloggerは、日本じゃマイナーなんだけど、機能的にはほぼ無敵、と言って良かった・・・けど、検閲がgooに比べてももっと酷くなってきたんだわ。
googleは創業時、「Don't be evil」(邪悪になるな)とか言ってたんだけど、既に邪悪になってる。色んなサービスを発表してきて、一時期、オープンソースを使った性交成功企業の例、として扱われてたんだけど、ハッキリ言ってそれは過去の話である。
今のgoogleは、Facebookの追い上げを畏れだしてから軸足が狂った企業になってしまった。「色んな便利なWebサービスを展開していたから」googleの価値はあったのに、ここ10年くらいは「皆が愛用してきた色んな便利なWebサービスを止める」企業になっちまってる(笑)。
お陰さんでみんなは一つ賢くなったわけだ。「クラウドは信頼出来ない」と(笑)。そう、貴方が愛用してるWebサービスは、当然だが「企業の都合によって」いつ突然止む事になるか分からんのだ。
そして「自由だった」googleは、今だと「エロ検閲」に躍起になる大企業になってしまってる。
ここで誤解せんように。「googleは正しいからエロ検閲は正しい」んじゃない。「googleは間違うようになってから(※1)エロ検閲をしだした」のだ。

本筋に戻そう。
せっかくgoo blogのくだらん検閲を避けて裏ブログを立ち上げよう、ってぇんだからエロ関係に関して検閲がキツくないブログサービスを探そう。
多分fc2が一番検閲が緩いんじゃねぇのかな、ってので今回はfc2を選んだ。
あとは、かつて、ホリエモンが率いていた時のLivedoorなんかも自由なブログだったんだけど、今はどうなんだろうな。すっかり韓国企業に買収されてもいるし、往年の「先進性」は全く失われてしまってるのかもしれない。
いずれにせよ、ここではfc2ブログを用いた「裏ブログでの記事の上げ方」を解説する。
マジで一分もかからず記事が公開出来るからgoo blogの検閲なんぞ事実上全く意味がない、って事が分かるだろう。

・ステップ1:
goo blogの管理画面の編集トップから該当記事を確認するを選びgoo blogのクソ検閲を受けた記事リストを表示する。



・ステップ2:

裏ブログに移したい記事の編集、を選ぶ。



・ステップ3:

文章の入力ボックスの右下にHTMLと書いてる部分があるが気づくだろうか?
そこをクリックして記事をHTML表示する。



・ステップ4:

ここでHTML表示された投稿記事を全選択してコピーする。


・ステップ5:

fc2ブログ(や貴方が使いたいブログ)の管理画面を開き、記事投稿ページを開く(この辺はどのブログシステムでも大体同じだろ)。


・ステップ6:

fc2ブログの場合、記事編集ボックスのすぐ右上にあるHTML編集をクリックしてHTMLをペースト出来る状態に持っていく(従って、この方法はHTMLで直接編集出来る機能がないブログには向かない)。


・ステップ7:

goo blogからコピーしたHTMLを貼り付ける。


・ステップ8:

ここでfcブログの見たまま編集に戻してみて、記事を確認してみよう。


実はこの時点で、元々、goo blogで書いてた記事が復元されてる事が分かると思う。

・ステップ9:

fcブログ側の記事にタイトルを付ける。


・ステップ10:

「記事を保存」をクリックして記事を公開する。



・ステップ11:

無事記事が投稿されたか確認する。




とこれで完成である。
HTMLに詳しくない人はビックリするかもしれないが、HTMLと言うテキスト情報をコピー&ペーストするだけで、画像情報込みで別ブログの記事に出来るのである。

総数11ステップであるが、単純に言うと

  1. goo blogでの該当記事をHTML表記にし、コピーする
  2. 記事を移したいブログのエディタをHTMLモードにし、コピーしたHTML情報を貼る
だけ、である。事実上1分もかからんだろう。
これだけ、でgoo blogで「公開停止」になった記事は全く別のブログの記事として公開出来るのだ。

以下、ちょっと理論的な・・・って程でもないが話しておこう。
興味のない人は読み飛ばして構わない。
HTML、つまりHyper Text Markup Languageってのはブラウザで解釈される為に存在する表記法だが、実は「何かを表示する」と言う意味に於いては「手元に何かがある」必要はないのだ。
言い換えると、あるサーバーがあって、そのサーバーが公開されている以上、そこにある画像データなんかは「自由に引っ張ってこれる」ようになっている。
と言うか、画像データだ何だ、ってのを「世界中にある別々のサーバー」から引っ張ってきて、ブラウザ上で「混ぜ合わせて表示する」のが可能だ。それがHTMLとブラウザがやってる事である。
今回のポイント、ってのはgoo blogがなんかの(くだらん)検閲をして、その記事を公開停止にしたとしても、それは画像データだ何だが全部削除された、ってのを意味してるわけじゃないトコだ。
例えば該当記事で問題視されてた画像群ってのは、それら自体が「ネット上のどこからも見えない」ようになってるわけではない。
実際、次のようにすれば画像だけはgoo blogの画像フォルダから引っ張ってきて閲覧可能である。

上のリンクをテキトーにクリックしてみてほしい。
何の問題もなく、件の「公開停止された記事」の写真が見れる筈だ。
要するに「公開停止」とはgoo blog上で生成されたHTMLをブラウザで表示されないようにしてるだけであって、別に写真が削除された、とか写真が見れなくなる、ってワケじゃないのである。
従って、この「裏ブログ作成」はその「インターネット上の"リンクの仕組み"」を逆手に取ってるわけだ(※2)。
そして言い換えると、例えばgoo blogで書く記事に写真を載せたい場合、それは必ずしもgoo blogが提供している写真フォルダを使わなければならない、と言う事を意味しないのだ。
写真は別のトコ(他社のサーバー)に保管して、goo blogでその写真を使う事も可能だ、って事だな(利便性、つまりワープロ方式のエディタだとボタンクリックで写真を添付させたい、って事の為にgoo blogのサーバーを使ってるだけ、である)。

もっと面白い話をしようか?
極論、ブログってのは「ガワ」なんだよ。
例えば問題の件の記事のHTMLファイルを、実験の為にここに置いている。
ダウンロードすればテキストファイルとしてダウンロードされるだろうが、.txt拡張子を.html拡張子に変更してダブルクリックして欲しい。
恐らくブラウザが立ち上がるだろうが、例のgoo blogに公開停止された記事がブラウザ上に展開される筈だ。


な?手元に「夢幻戦士ヴァリス」の写真がない筈なのに記事も写真もキチンと表示されるだろ?
極端な話、HTMLのhrefタグ(hyper-text reference)は写真が世界中のどのサーバーにあろうと、アドレスさえ分かっていたらネットを駆け回ってその写真を引っ張ってきてブラウザ上で合成して表示してくれるわけだ。
それのお陰で、fc2ブログからでもgoo blogの画像フォルダにhrefタグでアクセスして、無事fc2ブログで公開停止記事でも公開可能なわけなんだ。
そして原理的には、goo blogはそれを避ける事は出来ないんだ。
何故なら、それがインターネットとハイパーテキストの「あり得るべき性質」として元々設計されてるから、だ(※3)。


※1: 実はここ十年くらい、脱Googleに向けて動いてはいるんだが上手くいかない。日本語での検索精度でGoogleに敵うモノがないのだ。
思い出してみると、Googleも登場初期は「日本語での検索性能」はさして高くなかったように覚えてるが、結果、長年の利により他の(英米系の)検索サイトより精度が高い検索結果を返す事に性交成功している。
なお、今のトコ、DuckDuckGoかフランス製のQwantが候補だが、「日本語での」検索性能はまだGoogleには及ばない。言い換えると英米の言葉で検索するのなら、良い検索結果を返す、と言う事である。

※2: hrefタグ、つまりhyper referenceはこれを実現するためのタグである。当然参照先はアドレスさえしっかり書いていればどこでも構わない、と言うのが性質である。

※3: これに逆らおうとしてるのが、愚かな事にJASRACにいいようにやられた歌詞サイトである。この辺のサイトは「元々のインターネットの設計に逆らって」歌詞をコピーさせまい、と無駄でバカな事ばっかりやってる。
例えば、歌詞をテキストではなく、写真にしたり、Adobeのflashにしたり、とか愚かな事をやり続けている。
平たく言うと、コピーペーストをやってほしくなければ「インターネットをやめてしまえ」と言うのが正解である。
幸いな事に、さすがのgooも歌詞サイト程バカではなかった模様だ。
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