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Retro-gaming and so on

恋の行方

アニメ「その着せ替え人形は恋をする」。
正直、あんまOP曲は好きじゃないんだけど。そして加えるとアニソンなんざ90%はゴミだと思ってるんだけど。
もっと言うと市場に流通してる音楽の90%はクソだと思ってるんだけど。
アニソンである、アニソンじゃない、に関わらず、自分的にひっさびさのヒットだ、って思ったのが、アニメ「その着せ替え人形は恋をする」のエンディングテーマ、恋の行方、である。
マジでデキが良い。

正直、スクエア・エニックス関連のアニメで「OP曲やED曲が良い」って思ったのは1曲もない・・・・・・いや、正確に言うと、1曲だけあったんだけど、作曲・編曲が良い、ってレベルだったのだが、アニメの声優陣に歌わせてボロボロだった、ってのがあっただけ、である(苦笑)。
知ってる範囲で言うと、歌が上手い声優、なんつーのは基本いなくて、いたとしても上原すみれくらい、である(笑)。知ってる限りで言うと彼女「だけ」はやたら上手いのだが、他の声優は彼女のレベルに達してない。
誤解のないように言っておくが、別に上原すみれが好き、だとか推しである、とかタイプだ、とかそういう話ではない(むしろ、顔を見て「カエルに似てる」とか思ってたりする・笑)。単に客観的に見て、「歌手としては」彼女がアタマ一つ抜けてる、と言う話である。
んで、この恋の行方を歌ってるのは良く知らんのだが「あかせあかり」なる人らしい。で、彼女は歌が上手いのだ。音程もピッチシしてるし、表現力が「新人」の割には群を抜いてると思う。
あと、往年の・・・80年代ポップスな趣があって良い曲だと思う(ハモンドオルガンの音がいい味出してる・笑)。しかも、曲作る奴らの中ではサビだけは気合が入ってて、他はなぁなぁ、と言うやり方をするヤツも結構いるのだが、この曲の場合は一環して「良いメロディでいよう」と言う緊張感がある。いや、メロディラインそのものが「緊張してる」んじゃなくって、作曲者が「キチンと作ろう」って気を抜かずに作ってる、って意味だな。
アレンジもニコニコ動画のボカロ曲のようにゴチャゴチャしてなくて良い。割にミニマリスティックなアレンジでレトロな曲調を演出している(転調なんかも効果的に使ってて良い)。サビに繋がるトコのコードの使い方、なんかも最近ではやれるヤツが少なくなっている。編曲者はJazzなんかもよく知ってるのだろうか。見事である。
いや、マジで久々に「良い曲が出た」ってなカンジである。それだけでもこのアニメ、そこそこ金かけて作ってんじゃねぇの、って思ってる。




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