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Retro-gaming and so on

Googleをやめた話

前からGoogleを使うのをやめたい、って事を画策してはいたんだけど。
とうとうこの度、ブラウザのメイン検索エンジン、そしてポータルを目出度くDuckDuckGoに変えた。
と言うのも、DuckDuckGoの日本語による検索精度がかなり上がった、と言う記事を確認したから、である。
だったらそろそろ全面的にDuckDuckGoに変えても良いな、ってぇんで満を持してDuckDuckGoに鞍替えした。
完全にGoogleから撤退するわけではないが、いずれにせよ、メイン検索エンジンの座からは退いて頂いたわけだ。

Googleはパーソナライズ検索を行ってるのは良く知られているだろう。
ただし、10年ほど前、ユーザーをトラックしていて、その情報をアメリカ政府に渡してる事がバレたわけだ。
そしてアメリカでも「ユーザーをトラッキングしない」検索エンジンの需要が出てきて、Googleに代わる新しい検索エンジンとして支持されだしたのがここで紹介しているDuckDuckGoである。

しかし、かつてはそれでもGoogleから別なサービスに移行するには苦痛が伴ったモノである。
と言うのも、検索精度はもとより、Googleの数々の便利なサービスにネット生活のその殆どを依存してたからに他ならない。
Googleの強さ、と言うのは太っ腹に「ネットにおける快適生活をおくれる為の数々のツール」をフリーで提供してる事にあったのだ。
そしてそれらを簡単に(まぁそう見えるだけだが)作って提供出来ちゃう凄腕のGoogleのハッカーの人たち。
彼らの動きがそのまま感じられるが為にGoogleの企業価値は鰻登りだったわけだ。

しかしながら2010年代に入ってからGoogleに陰りが見え始めた。
平たく言うと提供してた各種サービスの停止である。
Googleに依存してたのはこれら便利サービスがホンマ便利だったから、ってのが大きかったんだが、それらのサービスをGoogleは打ち切りだしたのである。

  •  iGoogle: 2005年開始、2013年、8年間のサービスに終止符
  • Google Reader: 2007年開始、2013年、6年間のサービスに終止符
  • Google Bookmarks: 2005年開始、2021年16年間のサービスに終止符
そうなってくると、「あれ?別にGoogleにこだわんなくても良くね?」になってくる。
Googleの便利サービスがユーザーとGoogleを結びつけていたのに、もはやそういう強固な「糊」をGoogleが剥がしはじめて久しいのである。
今はGmailまでもが使いづらくなってるし(※)、もうGoogleを見限るには「非常に良いタイミング」になったのである。

だから今なら、言える。「Good-bye, Google」と。

取り敢えずこの数日、ずーっとDuckDuckGoで生活してるが、以前ほど検索精度に難がある、って事は確かに無くなってる。多分今度はこの検索エンジンと10年くらいは付き合っていくのではなかろうか。
さよなら、Google。いままであんがと。
じゃあの。

※: 当初Gmailは「大容量Webメールサービス」を売りにしてて、「メールを捨てずに保持してても問題がない」と言い回ってた。
そして「ユーザー一人あたりのストレージ容量は無限に増え続けます!」と。
ところが、Dropboxに対抗してかGoogle Driveを始め、Googleが提供してたオンラインワープロと表計算と統合、そして最後にGmailと統合し、結果「Gmailの強さ」は消滅してしまったのである。
とんだ方針変換と裏切りである。
結果、今のGoogleは「Googleだからしゃーない」としか言えない企業へと落ちぶれた。
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