ほう。
でも定期的にこのテの記事ってのがあがるよな〜。
「高齢者とビデオゲーム」って。
正直、コロナってあんまカンケーなくって、この辺の世代だとやる奴はやる、やらんやつはやらん、ってだけの話だろ。
ちなみに、この70代以降、恐らく1940年代〜1950年代生まれなんだろうけど、東大とか京大とか東北大に進学したヤツらが多分日本で最初に「コンピュータ」と接触した学生達だ。
コンピュータっつってもミニコンとかメインフレームとか呼ばれるヤツ。
んで、この世代に「CPU」、つまり電卓の為に世界ではじめて「中央演算処理装置」を設計した人も含まれてるのだ(※)。
と言うわけで、「高齢者が」とか言ってナメてはいけない。
我々の、現代のコンピュータを含んだ生活を基礎を作り上げた人はこの世代に含まれてるし、また、任天堂でファミコンを作った上村雅之氏もこの世代の人である。
※: 嶋正利。世界ではじめてCPUを設計した人。もちろん日本人である。東北大在学中に(まだCPUなんつーものが無かった)メインフレームのコンピュータに触れたのがこの世界に入ったきっかけだったらしい。なんせ専攻は実は化学の人だったのだ。
この人が電卓製造会社でCPUを世界ではじめて設計するのだが、日本の会社で請け手がいなく、渡米して、当時はまだベンチャー企業だったインテルにそれを発注。そのお陰でCPUと言う基本技術はアメリカのモノとなってしまった、と言って過言ではない。
もっとも、数年後にインテルと全く関係なくモトローラ社もCPUを開発しちまうので、アメリカ人でもそのうち思いついたかもしんないけどね(アメリカ人は何でもデカいのが好き、と言う嗜好を鑑みなければ、だが)。
いずれにせよ、世界で最初にCPUを設計した人、の誉れは日本人に帰属してるし、何だかんだ言ってこの世代の人なのである。