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商用ANSI Common Lisp処理系はどうなってんのか?

ANSI Common Lispは「言語仕様」な以上、当然商用の処理系もある。
クッソ高くてホントに売れてんのか?って程高い。100万はくだらないとか言うすげぇ値段で売ってたりする。
ただ、機能を限定した・・・・・・とは言ってもフルで使えるが、大方コンパイラが完全じゃない、とか言うカンジのお試しフリー版、なんかもある。
それで、そういうのは当然IDE込みで売られてたりする。
まぁ当たり前だよな。
使いやすいかどうかは人によるが・・・・・・。

ここでは著名な商用ANSI Common Lisp処理系のフリー版を紹介してみよう。

恐らく一番有名な商用処理系。ACLとか略される。
ちなみに、前身はCommon Lisp以前のLispで、Franzと言う社名はいわばダジャレで付けられたモノだ。・・・つまり、音楽家のフランツ・リストから付けられてる。フランツ・リスト、フランツ・リスト・・・・でフランツ・リスプ、と。
超しょうもねぇ(爆
まぁ、それもあって、音楽の速度表記Allegroと言う名前を冠されたわけだ。「速い」Common Lispだな。
IDE付きでこんなカンジである。



RUNボタンとか付いてるし、そういう意味だとわかりやすい処理系だろう。
(今は、あんま売れなかったせいか扱われていないみたい)
なお、フリー版使用にはメールアドレスなど個人情報を登録しなければならない。


前者のFranz ACLのライバルと言って良い商用処理系がこのLispWorksで、これもフリー版が提供されている。
感覚的にはFranzより、正直言うとCommon Lisp Societyには貢献度が高い、と思う・・・Common Lisp仕様書の編集版、Common Lisp HyperSpecを公開してるのはこのLispWorksだから、だ。
この処理系もIDEビルトインである。
こんなカンジ。


FranzはWindow一つのIDEだが、LispWorksはツリー構造のマルチウィンドウなIDEになってる・・・・・・往年のDelphiみたいなカンジかしらん。
こっちはヒープサイズの制限と、1日の使用時間制限がある。

まぁ、Emacsが嫌だ、と言う人にはこういう「商用のフリー版を使ってみる」と言うのはアリだとは思う。
両者とも機能限定版ではあるが、無期限で使い倒せる辺りは良いと思う・・・・・・。っつーか、ANSI Common Lispのコードを実行出来るように書いて、あとはそのコードをフリー処理系で端末でコンパイルする、みたいな「ズル」はあってイイんじゃないかな、とは思ってる。
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