マハロ船長の航海日誌2

傾き者

傾き者」と書いて「かぶきもの」と読みます。「かたむきもの」ではありません。 

傾く(かぶく)」という言葉の意味は、奇抜な格好・身なりをする、並外れたもの、常軌を逸するという意味です。そしてそういった放蕩無頼(ほうとうぶらい)、異端あるいは異装の服装・髪型・行動をする者のことを「傾き者(かぶきもの)」と呼びました。→引用先

傾き」が「歌舞伎」の語源であることは良く知られています。

 

ということなのですが、「かぶきもの」と読まずに「かたむきもの」と読んだら、それは"ヨット乗り"のことじゃないですか?

なにしろヨットという乗り物は、傾いて走るのが正常という乗り物ですからね。そんな傾いたヨットに乗る人は「かたむき者」でしょう。

 

まてよ?

かぶきもの」と読んだとしても、ヨット乗りに当てはまるのかな?

だって、こんなに傾いて走る乗り物に嬉々として乗ってる奴はまさしく常軌を逸した異端児でありかぶきもの」と言われても仕方のない酔狂な輩(やから)なんじゃないですかね?

(Winslow Homer)

 

本日は2人の「傾き者」が集まりました。

帆船好きの傾き者はBさん。つい先日Amiの九州クルージングから戻りました。

もうひとりはハンザディンギー乗りの傾き者であるK坊。娘さんを”みらいへ”でのパラオ航海に送り出した際の話(ウラ話?)が面白かったです。

 

そんな傾き者でも、相模湾のシーブリーズに吹かれて、傾きセーリングにいつまでもチルっていたのでした。

(オカでは猛暑の一日だったようですが、海の上はGentle breezeに吹かれて快適そのものでしたよ。)

 

快走するわれらがAlizéの上手を軽々と抜き去っていったHanse315。その時は気づかなかったのですが、あらためて写真を見返すと、、、フォアセイルはジェノアじゃなくてコードゼロ・スピンネーカーですね。我が艇の遅さを見せつけられた気がしたのですが、コードゼロなら納得。しゃあないですね。

 

シーボニアのシナーラ号も見学。非常に美しい状態にメンテされていますね。

 

リゾートな夏ですねえー。若者たちは真夏の海の遊びを満喫したことでしょう。

 

 

梅雨明け後の週末の相模湾はさすがに帆影が濃かったです。帰港時に振り返ると何ハイものヨットが帰港してくるところでした。


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コメント一覧

マハロパパ
行燈入道さん

ヨット乗りは相当の傾き者だと思いますが、ランナーも、なかなかの傾き者だと思いますよ。
海の近くでは上半身裸で走ってる人が時々いるんですが、いくら海近くでも浮いてます(笑)
ご老人で、本当に傾いた姿勢で走ってる人がいます(驚)
ある人が、ランニングのことを「元気の無駄遣い」と言ってましたが、私は心臓を悪くしてからは、そんな元気の素を無駄遣できません!ランナーもやっぱり傾き者?
行燈入道
確かにヨット乗り達は、前田慶次も舌を巻く
現代の「傾き者(かぶきもの)」かも知れま
せん。
毎日こうも暑いと、沖に出て海風に吹かれる
のは最高の贅沢ですね。
それでも熱中症には、充分注意して傾いてく
ださいませ。
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