政務調査費や政務活動費の使用内容などはどうでもよいことである。 この正当性の証明をする手間は、本来政務の遂行 を妨げる無用のものである、と言う見解がある。
先のとくダネ!でも、そのようなコメントが出ていた。
辞任した野々村前県議も後で謝罪していたが、全体のくくりから見れば政務活動費はごくごく小さいことだ、と会見で述べて いた。
千代田区議や所属政党の意見も概ね同じ論調であり、公明党に至っては、本来政務に支障があるので争いたくない、と言う言葉を添えて全額返納してきた。
一見するともっともな意見のようにも聞こえなくもないが、果たして政務調査費、政務活動費の使い道の説明は本来政務に支障を来すようなこと、政務活動から比べて小さいことなのだろうか。
政務調査費や活動費は、政務活動を遂行するにあたって費用が掛かることが想定されるために、所得税がかからない形で補うためのものである。
掛かった費用がある、と言うことは、それに伴う政務活動があるのは当然であり、掛かった費用を問うことは、政務活動そのものを問うことと変わらないと考える。
しかも、これは税金である。
政務調査費や活動費は、我々が議員たちの政務活動内容を知る機会を与えてくれるものであり、まさに本来政務そのものだと言えはしないか。
この説明ができないというのは、自らの政務活動自体を否定することに他ならない。
また、費用の使い方は、その人自身をよく表すものであり、我々が議員の人となりを知る機会を与えてくれるものでもある。
議員の皆さんは、政務活動内容や、自身の人となりを説明をするいい機会だと考えて、是非、積極的に説明をしていただきたい。
千代田「獅子の会」
山口
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