千代田「獅子の会」の歩み

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刑事告発

2016-06-20 18:59:51 | 政務活動費
政調費係争中に議員たちが、あまりにも反省の意思を見せないので、昨年11月に石渡元議員を刑事告発しました。今年5月には書類送検(同月16日付)されました。送検容疑は、同僚議員経営古書店からもらった白紙の領収書に自分で勝手に買っていない雑誌名を記載した「虚偽公文書作成・同行使」「有印私文書偽造・同行使」の容疑での送検です。5月19日の毎日新聞夕刊社会面・翌20日の都内版に掲載されました。同20日には東京新聞夕刊社会面でも取り上げられました。
送検までの手続きです。24年12月に監査請求を千代田区監査委員に提出し、その結果が25年2月にありました。この時すでに上記領収書に記載された雑誌「諸君」が廃刊となっていると指摘していました。監査請求に対する石渡元区議の弁明は「バックナンバーを購入した」であり、監査委員はこれを全面的に認め、「不適切な支出はなかった」として我々の請求を棄却しました。廃刊書籍を毎月購入したという不自然な弁明を認める方が監査委員とは恐ろしいことです。
結果を不服として25年3月東京地裁へ提訴しました。するとどうでしょう、石渡元区議は「バックナンバー購入」では裁判を乗り切れないと思ったのか、区へ返金しました。返金すれば終わると思ったのでしょう。区監査委員が認めたのに、区が返金を受け付けるとはおかしなことではと、私は思います。受け取った理由は明確にしてもらえませんでした。
こんな経緯があって上記の告発・書類送検となりました。
今年3月11日の裁判所の判断は、議員による手書き領収書六枚がすべて返還対象となりました。石渡元区議の返還総額は約46万円。これだけの金額を税金から支出したのです。
現職議員の一人に関して同じような書籍購入で疑惑があり、告発しましたが金額も件数も少なく、警察の調べに対し非を認め今後改めると回答したため、送検まで至りませんでした。ですが、判決で図書費に関し11件の返還命令が出ています。元監査委員を務めた方とは思えませんが。区民に対し「説明」「謝罪」をすべきと思うのは私だけでしょうか?