瓢簞舟の「ちょっと頭に浮かぶ」

こちらでは小説をhttps://kakuyomu.jp/works/16816700427846884378

#197

2015-01-31 09:08:04 | 考える日々
異質なものに接すると排除しようとする。対極にあるものは否定する。そんなことしてちゃ、もったいないよ。排除したり否定してたりしちゃ、自分という枠は一向に広がらない。自分の持ち合わせていない要素を取り入れる機会を自ら棄てているだけ。

おそらく怖いのだろう。だから籠城する。異なる存在は敵でしかないのだろう。
しかし籠城していたら、兵糧は尽きるぞ。自滅するだけ。

豊穣は共生から生まれる。異質なものは排除の対象なのではなく、恵みをもたらす存在なのである。
多細胞生物だって異質なものの寄り合い所帯じゃないか。互いを排除したり否定してたりしちゃ、この豊かさはない。共生してこそ、その先の多様化につながる。
アイディアは異質なものの組み合わせだ。同じようなものばかり集めたところで新しいものは生まれない。

ようするに正反合なのよ。止揚しなきゃ始まんない。
さあ、あの丘の向こうを見に行こうじゃないか。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« #196 | トップ | #198 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。