(写真はミナ ペルホネン展覧会『ミナカケル』@スパイラルガーデン(表参道)
見ているだけでわくわくしてしまう可愛らしいパターンの生地と丁寧につくられたアイテムに囲まれて、幸せな気分になれる展示でした。今週末・6/7(日)で終了です。)
「今週末はどこへ行こうかな?」
そろそろ週末が楽しみな木曜日。今週末に行ける展覧会・イベントをまとめました。(関東中心)
・6月最初の週末。「ライゾマティクス グラフィックデザインの死角 」をはじめ、「Designing Body 美しい義足をつくる」、「辛酸なめ子 中ザワヒデキ「n次元」」など、様々な展示がはじまります。
・埼玉で丸木位里・俊夫妻の絵を扱う”原爆の図丸木美術館”では、15部連作《原爆の図》のほかに、全国各地に置かれた「原爆の図」を扱う特別展示が始まるそうです。(「発掘!知られざる原爆の図」展)
・先週からの開始でしたが、古今東西100人展 @ワタリウム美術館、神の手●ニッポン展 @目黒雅叙園、絵の住処すみか-作品が暮らす11の部屋- @DIC川村記念美術館 も追記しました。
※個人的に気になっているもの・オススメしたいものをまとめています。
※”今週から開始の展示”には、”今週で終了の展示”には、”私が行ってオススメしたいなと思った展示”にはのマークをつけました。 週末の計画のご参考になれば幸いです。
※展覧会の内容および画像は公式HPまたは紹介記事から引用させていただきました。
●展覧会など●
<東京>
■ ライゾマティクス グラフィックデザインの死角 @ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)(有楽町)
2015年06月05日(金)~2015年06月27日(土) [日曜・祝日休]
デジタル技術を中心に、既存の枠組みを越えた多様なジャンルのクリエイションを切り開いてきたライゾマティクス。今回取り上げるテーマはグラフィックデザインである。
今回の展示では、日本を代表するグラフィックデザイナーである田中一光のポスター作品を徹底的に解析するなど、ライゾマティクスらしい手法により、従来のデザインフローとは違う新たなグラフィックデザインのプロセス、グラフィックデザインの死角に迫る。
■Designing Body 美しい義足をつくる @東京大学(駒場東大前)
2015年6月4日(木)- 6月14日(日)[※会期中無休]
「美しい義足プロジェクト」としてデザインエンジニアの山中俊治、研究室の学生、スタッフが、義肢装具士や義足メーカ、選手たちと共に7年間渡り取り組んできた「美しい義足プロジェクト」で制作した義足が公開される。会場では、「AM(Additive Manufacturing)」を用いた義足のデザインモデル「Rami」や「Super Fit Design System」のコンセプトムービー、デザイナー・プログラマーで多摩美術大学非常勤講師の奥田透也が手がけたデータヴィジュアライゼーション作品「Signature」などを公開。山中俊治、廣川玉枝、アーティストのAKI INOMATAが参加するトークショーも開催される。入場は無料。(Fashionsnap.com)
■ 辛酸なめ子 中ザワヒデキ「n次元」@神田 TETOKA(神田)
2015年6月6日(土)~6月21日(日)[水曜休]
辛酸と中ザワによる初の二人展となる同展。自身の煩悩をなくすことを目標に、2010年から瞑想を毎日続けている辛酸が、瞑想中に意識の奥から浮かび上がってくるという図像を描いた「瞑想画」が展示されるほか、中ザワは2Dビットマップ・ペイントソフトを使用して描いた「バカCG」をもとに、2010年から新たに展開した『アンチアンチエイリアシング』シリーズの作品を出展する。(CINRA.NET)
※ 関連イベント1:「バイト日記リターンズ」6月12日(金)19時開場・19時30分開始
※ 関連イベント2:「先見ゼミリターンズ」6月20日(土)18:30開場・19時開始
■ 堀浩哉展『滅びと再生の庭』 @ミヅマアートギャラリー(市ヶ谷)
2015年6月3日(水)~7月4日(土)(日、月曜、祝日休)
多摩美術大学美術学部で絵画学科の教授を13年務め、今年退官し、現在は名誉教授を務めている堀浩哉の個展。
同展では、東日本大震災後に制作された宮城の閖上地区の海の映像に「記憶するために」という文字を重ねた作品『記憶するために』を更新したシリーズ『滅びと再生の庭』を中心とした、新作ペインティングとドローイングを発表。なお、同展で紹介される堀の新作にはノイズのように画面に線が刻まれており、「絵画を再起動しつづける」という堀の決意が込められているという。(CINRA.NET)
■ ZUCCa・ノリタケ企画展「横になる」 @CABANE de ZUCCa (表参道・代官山)
2015年6月4日(木)~25日(木)
ZUCCa(ズッカ)と、イラストレーター・ノリタケ(Noritake)による企画展示。
「横になる」をテーマにイラストレーター・ノリタケが描き下ろしたドローイング、シルクスクリーンプリント作品にくわえ、シャツやバッグなどのコラボレーショングッズがならぶ。
ノリタケさんは2015年は雑誌 BRUTUSなどのカバーイラストを担当。21_21 DESIGN SIGHT にて開催された企画展「単位展 - あれくらい それくらい どれくらい?」にも参加している。(FASHION PRESS)
■ 古今東西100人展 @ワタリウム美術館(外苑前)
2015年5月30日(土)~9月13日(日)(月曜休)
ワタリウム美術館のコレクションを紹介する「アイ・ラブ・アート」シリーズの第13弾となる同展。同美術館の現代アートコレクションを中心に、インスタレーションや彫刻、絵画、ドローイング、写真、映像作品など約250点が展示される。
関連イベントとして1992年から2007年までワタリウム美術館で行われていた『現代アート大学』を再び開催。アメリカのアンディ・ウォーホル美術館館長のエリック・シャイナー、中沢新一、坂口恭平、黒瀬陽平を講師に迎えたレクチャーや、さわひらき、藤本壮介、伊藤存、園子温らによるワークショップなど多彩なプログラムが展開される。
■ 神の手●ニッポン展 @目黒雅叙園(目黒)
2015年5月29日(金)~6月28日(日)
目黒雅叙園の有形文化財、通称「百段階段」を会場に、美を紡ぎ出す「神の手」を持つ日本人アーティストたちによる合同展が開催。出展作家は「紙の魔術師」との異名を持つ太田隆司、ビーズで着物を織り上げる金谷美帆、精巧なミニチュアハウスを手がける元建築士の島木英文、繊細な立体切り絵作家のSouMa、ジオラマで昭和の情景を表現する山田卓司、「飛び出す紙の建築」と言われるポップアップの作家、HIROKOの6名。その作品は高度な匠の技術と豊かな感性、飽くなき探究心から生まれたもの。日本の美意識が結晶した華麗な空間と緻密な作品群とのコラボレーションを目撃してほしい。(TimeOutTokyoより)
■ ミラー・ニューロン @オペラシティアートギャラリー(初台)
2015年4月18日[土]─ 6月28日[日]
上野の森美術館の「ネオテニージャパン」 などの「高橋コレクション」。
草間彌生、舟越桂、名和晃平、Chim↑Pom、荒木経惟、会田誠、束芋、奈良美智、蜷川実花、森山大道、山口晃、横尾忠則ら52作家、約140点の作品を展示。(CINRA.NET)
(私の感想など:「作品を通じて現代の感覚を”追体験”する —高橋コレクション展 ミラー・ニューロン」)
※今週末・6月7日(日)には、特別シンポジウム、「ミラーニューロンで占う:アートとアニメの未来シンクロ率?」も。
(出演: ◎パネリスト 会田誠(美術家)/岩渕貞哉(『美術手帖』編集長)/佐伯知紀(映画・メディア芸術研究者、前文化庁芸術文化調査官)/西尾康之(彫刻家)/山口晃(画家) ◎モデレータ 橋本麻里(ライター、エディター))
定員160名、当日11:00から整理券を配布するそうです。
ニコ生での中継もされるそうです。
■ 「大気(air):旋律(air)」@gallery COEXIST-TOKYO(木場)
2015.5.30(土) - 6.28(日) [月曜休廊]
”空気膜造形”の高橋士郎監修、メディアアートの巨匠から若手の作家まで、世代を超えた展覧会。
この世からあの世まですべての事象を「空気 / 音波(空相)」「液体 / 流体(液相)」「大地 / 素材 / 加工(固相)」「生命 / 感覚 / 寸法 / 時間(この世)」「重力 / 機構 / 構造(重力)」「電気 / 磁気(電荷)」「光波 / 視覚(光)」「記憶 / 認識 / 想念 / 数理(あの世)」という8つのカテゴリーに分類し、アート作品のヒントとして紐解くユニークな試み。全8回で完結する展覧会シリーズの第1回。
出品作家 : 高橋士郎、原田大三郎、山川冬樹、小松宏誠、谷口暁彦、莇貴彦
※ 6月13日(土)18:00-20:00 トークイベント「メディアアートと”現象”の表現(仮)」も。
出演(予定): 馬定延(メディアアート研究者)、原田大三郎、小松宏誠、谷口暁彦、莇貴彦(出品作家)
■ 鈴木崇展「Form-Philia」 @IMA Gallery(六本木)
2015年05月29日(金) - 2015年07月12日(日)
「Form-Philia」とは、形(フォルム)を意味する「Form」と嗜好、偏愛などを意味する「Philia」を組み合わせた造語。カラフルなスポンジを組み合わせてさまざまなフォルムを構築していく「BAU」シリーズ、”影”から輪郭やサイズなどの情報が奪い影本来の持つ意味を超えた新しい構造物として表出する「ARCA」、日本の混沌とした家々の写真をモンタージュして奇妙な風景を創造する新作など。(FASHION PRESSに作品画像あり)
2015年5月27日(水)~6月14日(日) [火曜休館]
自らゴム製の着ぐるみを制作・着用する作品を制作し、TARO賞では家畜をテーマにしたインスタレーション「Slaughterhouse-9」で敏子賞を受賞したサエボーグの展覧会。今展でモチーフとなるのは「火」。蛇から生まれた「火ぐるみ」をスーツに仕立て、生物を超えた生命体を生み出すという。初日の5月27日(水)と会期中の土日はサエボーグによるパフォーマンスを開催。(Art Annual onlineより)
■ 深瀬昌久『救いようのないエゴイスト』@DIESEL ART GALLERY(渋谷)
2015年5月29(金)〜8月14(金)[無休]
日本の写真界に大きな影響を及ぼし、2012年に他界した深瀬の、7年ぶりとなる写真展。
タイトル「救いようのないエゴイスト」は、元妻・洋子が1973年発刊の「カメラ毎日」誌別冊に寄稿した原稿の題名。 この中で洋子が「彼の写した私は、まごうことない彼自身でしかなかった」と言い表すように、深瀬はいかなる事物と向き合っても、その先に自分を見つめた写真家であった。展覧会では、この言葉をキーワードに、深瀬の貴重な未発表作品や代表作を展示する。
妻や家族、あるいはカラス、猫など、身近なモチーフにレンズを向けながらも、「自分とは何者か?」という問いを追い求めた深瀬。彼の作品たちは死後もなお謎めき、色褪せることのない魅力を放つ。その作品たちが、一同に集結する展覧会となる。(FASHION PRESSより)
■ミナ ペルホネン展覧会『ミナカケル』@スパイラルガーデン(表参道)
2015年5月20日(水)~6月7日(日)
ミナ ペルホネン20周年×スパイラル30周年記念の展覧会。
2002年に開催した「粒子」、2010年の「進行中」を経て、3回目となる大規模なミナ ペルホネンの展覧会である今回は、これまでの活動と共に、ファッションの領域を越え様々なフィールドでの挑戦をし続けるブランドが標榜する未来をご覧いただきます。
会期中はスパイラルに3つの展覧会限定ショップが登場。アーカイブのテキスタイルを用いたバッグやブローチなどの小物のほか、展覧会の為の特別なドレス、家具やホームプロダクトなど、展示作品と連動した様々なアイテムを販売、ミナ ペルホネンの世界を存分にお楽しみいただけます。
■ 越境のデザイン crossing borders」@松屋 銀座のデザインギャラリー1953(有楽町)
2015年5月20日(水)〜6月15日(月)(無休)
本展では、今までの領域ではカテゴライズできない、コミュニケーションやプロダクト、空間やエンジニアリングという領域を横断する試みに焦点が当てられている。表参道を拠点に活動するクリエイティブ イノベーションファームのtakram design engineeringや、『空気の器』がロングヒットを続けるトラフ建築設計事務所などが出展する。(TimeOutTokyoより)
■ オープン・スペース 2015 @ICC(初台)
2015年5月23日(土)—2016年3月6日(日)[月曜休]
メディア・アートにおける代表的な作品、先端技術を取り入れた作品、批評的な観点を持つ作品、さらに研究機関で進行中のプロジェクトなどを展示。作品を楽しむだけでなく、その背景にある現代の多様化したメディアやコミュニケーションの在り方、現代社会における問題、未来への展望や、さらに新しい感性や美意識について考えるきっかけとなることをめざしている。
岩井俊雄, 菅野創+やんツー, スズキユウリ, セミトランスペアレント・デザイン, 高谷史郎, グレゴリー・バーサミアン, 平川紀道, Filament(Sachiko M,大友良英), ビル・フォンタナ, 藤幡正樹, 和田永
■ 東京大学駒場博物館 特別展 『境界を引く⇔ 越える』@東京大学駒場博物館
2015年4月25日(土)~6月28日(日)
顕微鏡絵画ワークショップを通して共に生きる社会における科学・技術について考えるIHS教育プロジェクト3「科学技術と共生社会」の成果展。
画家の池平徹兵氏をインストラクターに迎え、昨年度開催した「顕微鏡絵画ワークショップ」では、顕微鏡から生み出された画像を、様々な事象について不鮮明 であった「境界」が科学の発展に伴って明確にされてきたことを象徴するメタファーとして捉えています。そして、多様な身体を持つ人々が、顕微鏡画像を共に 見て、描き、1つの作品を作るという営み全体を通して、健康と病気、健常と障害、男女など、人の間に引かれた様々な「境界」を、再び混沌とした環境におい て問い直そうとする営為を表現しています。
2015年4月24日(金)〜7月5日(日)
森美術館で開催される「シンプルなかたち展:美はどこからくるのか」に呼応する形で開催される本展。美術の中でも、重要なテーマとして取り上げられてきた「線」の表現に着目し、ドローイングや書道、抽象絵画など、様々な造形芸術を「線」という視点から取り上げている。 (FashionPressより)
■ スー・ブラックウェル 「Dwelling -すみか-」@ポーラミュージアムアネックス(銀座)
4月29日(水・祝)-6月14日(日)
イギリス・ロンドンを拠点に活動する、おとぎ話や民話をテーマにしたブック・スカルプチャー(本を素材とした彫刻)という独自のスタイルで表現するアーティスト、スー・ブラックウェルの個展。
■ シンプルなかたち展:美はどこからくるのか @森美術館(六本木)
2015年4月25日(土)-7月5日(日)
「古今東西の「シンプルなかたち」約130点を9つのセクションで構成します。古くは先史時代の石器から、現代アーティストによるダイナミックで先鋭的なインスタレーションまで、地理的なひろがりと歴史的なつながりを示しながら展望し、時空を越えた普遍的な美を描き出します。」
南條史生館長によるキュレーション。
2015年3月25日(水)~6月29日(月)
日本では2002年以来の本格的な回顧展。
2015年4月11日(土)―6月28日(日)
4名のキュレーター(東京都現代美術館、国立国際美術館、シンガポール美術館、クイーンズランド州立美術館|現代美術館)の共同企画として、アジア・オセアニア地域のアーティスト18名の仕事を通し、他人の時間に向き合う手掛かりとなる作品を紹介。
<神奈川>
■ セザンヌ―近代絵画の父になるまで @ポーラ美術館(箱根)
2015年4月4日(土)-9月27日(日)
ポーラ美術館に所蔵されている9点のセザンヌの作品にくわえ、国内に収蔵されているセザンヌ作品を集めて、「近代絵画の父」になるまでにセザンヌがいかに歩みを進めたのかを、同時代の芸術家たちとの交流や対話を跡づけながら検証。
2015年3月21日(土・祝)~8月30日(日)
竹を主な素材として用いた音の出る作品「サウンドオブジェ」を制作しているアーティスト。
自動演奏する15種類の竹の打楽器が約20点展示される『Sound Forest』、5種類の管楽器が自動で様々な音を奏でる『Sound Garden』、サウンドオブジェの影がスクリーンに映し出され、時間と共に変化する影絵と竹の音を体感できる『Sound Theater』の3つのインスタレーションで構成。
■ 鎌倉からはじまった。1951-2016 [PART 1]@神奈川県立近代美術館 鎌倉(鎌倉)
2015年04月11日 ~ 2015年06月21日
日本で最初の公立近代美術館として開館した神奈川県立近代美術館。
2016年1月末をもって鎌倉館の展覧会活動に終止符を打つことになりました。
これまでの鎌倉での活動を振り返り、「鎌倉からはじまった。1951-2016」展と題して、所蔵作品を中心に三期に分けて紹介いたします。
第一弾となる「PART1: 1985-2016」では、鎌倉別館が開館して二館体制になった1985年から、葉山館が開館して三館体制になってから現在までの鎌倉館で開催した展覧会を取り上げます。
<埼玉>
■ 発掘!知られざる原爆の図 @原爆の図丸木美術館(東松山)
2015年6月3日(水)〜9月12日(土)
原爆投下直後に広島へ入り、その惨禍を30年以上にわたって15部連作《原爆の図》に描き続けた画家・丸木位里(1901-1995)、丸木俊(1912-2000)。しかし、丸木夫妻はこの15部連作以外にも、さまざまな“番外”ともいうべき《原爆の図》を描き残しました。1954年に初めて長崎を訪れた際に取材し、当初は第7部、第8部として制作される構想もあった「原爆長崎之図」の二部作《三菱兵器工場》と《浦上天主堂》。1959年にビルマ戦没者慰霊のため建てられた高野山成福院の摩尼宝塔に奉納された二部作《火》と《水》。1982年に東京・葛飾区の勝養寺に依頼されて描いた《幽霊》、《火》、《水》、《夜》の四部作。1986年に被爆後の差別問題を描いた《高張提灯》などです。
被爆70年にあたる2015年夏、原爆の図丸木美術館では、各地で大切に守り残されている《原爆の図》をお借りして、特別展示として公開いたします。
<千葉>
■ 絵の住処すみか-作品が暮らす11の部屋- @DIC川村記念美術館 (佐倉)
2015年5月26日(火)-2016年1月11日(月・祝)[月曜休]
DIC川村記念美術館の展示室には、雰囲気の異なる11の部屋があります。所蔵作品にあわせ、大きさや意匠を変え設計したためです。こうしたオーダーメイドの展示空間は、作品の魅力を十分に引き出し、見る人と作品を緩やかに結び合わせる最適な場となっています。本展では各展示室を巡りながら、あらためて作品と空間のしなやかな関係に注目します。
会期中は、作品や建物にまつわるギャラリー・トークや講演会をシリーズで開催します。普段疑問に思っている美術館の不思議な謎が解けるかもしれません。
<群馬>
■ 小泉明郎 捕われた声は静寂の夢を見る @アーツ前橋(前橋)
2015年3月21日(土・祝)〜2015年6月7日(日)
声にならない声。意識の下に眠る感情。小泉明郎の作品を見ると、そうしたものがささくれのように突き刺さってくるような感覚をおぼえます。私たちの身体と精神はどのようにして〈人間〉を形作っているのか。彼は、ドキュメンタリーや映画とは異なる映像表現によって、私たち〈人間〉の営みを捉えます。
今週も素敵な週末がすごせますように♪
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