映画「パンドラの匣 」 ＠テアトル新宿。

映画「パンドラの匣」を見てきました

太宰治原作の小説の映画化作品です。

もともとふかわりょうさんが出演されるということで楽しみにしていましたが、
原作も読んでみて、すごく軽快で、読みやすくて、
これがどんな風に映像化されるのかと、さらに楽しみになりました。


映画の感想は、一言でいうと、
映画と小説の印象が大きく違って、ちょっと複雑。。。
という感じです

小説が、すごく軽快な雰囲気だったのに対して、
映画は、なんだか全体的に、重く、暗い雰囲気を感じました。
(音楽はすごく素敵なんですが、
その曲の印象が強いせいかもしれません)

もともと、書簡形式の小説なので、
そのまま映像化するのは難しそうだとは思っていましたが、
結構大幅な設定・ストーリーの変更でびっくりしました
（ラストシーンのイメージも大きく違ってびっくりでした。。。）


でも、映像はすごく素敵でした。
特に、光の使い方がステキだなぁと思いました。

水や、窓ガラスへの映りこみや、
やわらかく差し込む日差しや、
暗い場面での色遣い。

オープニングの場面から見入ってしまいました。


それから、「竹さん」役の川上未映子さん、
芥川賞の作家さんで、映画は初出演とのことでしたが、ステキでした
多才な方ってすごいです。


原作を先に読むほうがいいか、
原作を読まずに映画を見たほうがいいのか、っていうのは、
やっぱり難しい問題ですね