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ダニール・シャフランのブレヴァールを聴く

2016年01月25日 | 今日聴いたCD
 最近のブレヴァールの再評価(私の)に伴って、昔買ったCDを引っ張り出して聴いてみた。と言うよりも、引っ張り出したらブレヴァール(チェロ・ソナタ、第5番、ト長調)が入っていた、という方が正確で、それほど忘れていたのだった(笑)。

 このダニール・シャフラン(1923-1997)が弾くアンコール集には、ブレヴァールの他に、ヘンデル、シューマン、ショパン、ファリャ、ドビュッシー、プロコフィエフ等、編曲ものが収められている。
 ブレヴァールは、この中では録音が最も古く(1954年、モスクワ)、そのせいか、少し淡泊な音色に聞こえるが音はしっかりしている。優美さ一辺倒ではなく、硬質の中に優美さを織り込んでいる感じだ。生き生きとしていて、繊細さの中に遊びがあり、しかも行き届いた印象だ。媚びない粋な演奏というべきか。

Enrique Granados, Spanish Dance Daniil Shafran(cello) Anton Ginzburg(piano)

アルバムにも収められているグラナドスの「アンダルーサ」

The Art of Daniil Shafran; Encores. (ダニール・シャフランの芸術3; アンコール集)ヘンデル;アリア、ブレヴァル;チェロと通奏低音のためのソナタ第5番、シューマン;トロイメライ、チャイコフスキー;感傷的なワルツ、ラベル;ノクターン、ファリャ;7つのスペイン民謡より他.録音:1954、64、82年.Triton, DICC-20018.


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