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サンマルティーニの罠

2021年12月15日 | チェロ
サンマルティーニのソナタ・ト長調ピアノ伴奏譜。練習支援用に、そのMIDIファイル打ち込みが完了したので、早速、電子ピアノに転送して音を出してみました。
ところが、数小節、音が狂ったように聞こえます。一音入魂したのに、ミスったか!?

ということで、厳しくチェックしてみたのですが、どうやら、楽譜のミスプリのようです。あるべきところに音部記号が無いための事故でした。


ピアノの右手は、最初、ヘ音記号で始まり(A)、途中でト音記号(C)に戻っています。しかし、(C)よりも前の(B)でト音記号に戻っていなければならないのです。





(B)にあるべきト音記号(通常、小さめに書かれる)が抜け落ちているのです。そのため、このまま入力したので不協和になったのです。
その証拠に、同じように繰り返す再現部を見るとしっかりと小さいト音記号が入っていました。


ミスプリをそのまま入力してしまいました。「入魂」のはずが(笑)。
早速、デスクトップで修正作業をし、正しい音が出るように整えました。
完成したデータをプレイバックさせると、今度はスッキリ聞こえるようになりました!

いやあ、危ない、危ない。このまま覚えちゃうところだった(笑)。まあ、ミスプリなんてよくあることだけど、どこにどんな罠があるか分からないなあ... 恐るべし、サンマルティーニ!

なお、音部記号の修正はできたものの、練習で使うためには速度の調整など、まだ若干の手直しが必要のようです。


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