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シュミーダー番号

2009年05月05日 | 音楽で考えた


シュタルケルの自伝(The world of music according to Starker by Janos Starker, Indiana University Press, 2004)を読んでいて気が付いたのだが,バッハの作品番号がBWVでなくSで表示されていた。巻末のシュタルケルのディスコグラフィーを見ていたらお馴染みの無伴奏チェロ組曲1番がBWV1007でなくS.1007と印刷されてあったのだ(写真)。
最初,BWV(Bach-Werke-Verzeichnis,バッハ作品総目録番号)が変更されたか読み替えられたのかと思った。Wikiで調べてみるとふたつは同じものであって,もともとWolfgang Schmieder(1901-1990)がBWVを編成したのだった。私はシュミーダーを知らなかった(恥)。

私の感覚ではバッハの作品はBWV表示と思っているし見馴れているのでシュミーダー番号(Schmieder index number)での表示は奇異に感じてしまう。習慣というものは恐ろしい。
GWでひとつ勉強になった(笑)のだが,さて,では,どうして2種類の表示が存在するのか,その勢力範囲はどうなっているのだろうか。


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