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『一かけ二かけて』をご存知ですか

2022年11月24日 | 音楽で考えた
『一かけ二かけて』のルーツを調べて記事を連載していますが、2回で暗礁に乗り上げました。わらべ歌と高を括っていたのですが、その背景には明治期からの洋楽輸入と受容の問題が立ちふさがっていて、素人が手を出せるような問題ではなさそうだからなのです。

しかし、手を拱いているわけにはいかないので、少しづつ調べは進めています。
その一環で「『一かけ二かけて』をご存知ですか」アンケートを行い、自分の知っている人限定で聞き取りを試みました。今自分が調べているわらべ歌がどの程度知られているかを調べようとしたのです。


調べたのは、9月から11月の間に、30代から90代までの私の友人、知人、親戚、ご近所などのごく狭い範囲の人々11人です。私の顔は広くないのですぐに限界になりました(笑)。調べ方も小学生並みで、決まったフォーマットも何もありません。結果は、「知っている・聞いたことがある」人は20%、残りの80%は「知らない」でした。男性二人はどちらも知りませんでした。

あまりにサンプル数が少なく、これから類推することは控えた方がよいのかも知れませんが、「大抵の人は知らないが、一部聞いたことがあったり、歌った人もいる」というような状況が、記憶の痕跡としての『一かけ二かけて』の置かれた現在の状況と言えるのかも知れません。 

突然の私の質問に快くお答えくださった皆様に厚く御礼申し上げます。


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