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ネジバナ 2024-ノートと自選作品

2024年07月03日 | ぼくの博物誌
今シーズンは7月2日でネジバナ撮影を終えました。いつものように花期はあっという間に過ぎ、今は一抹の寂しさを感じています。


寄り添うように咲いていた大ぶりの2本

記録的に遅い梅雨入りとなった2024年は、いつもと違う風景に驚かされました。例年になくたくさんのネジバナが咲いたことやいつもと異なる風景は強く印象に残りました。
一方、ネジバナの「天敵」である草刈りも天候の影響を受けたようで、開花期とシンクロしてしまった場所もあり、当たり年であるのに一本も姿がない場所もあって残念でした。


朝日のようにさわやかに目覚めた淑女たち

それでも、たくさんの、個性的な姿のネジバナに出会えて楽しく撮影ができました。私もアングルやレンズなど工夫しながら没頭しました。200mm(換算300mm)程度の望遠ズームで撮ったのは初めてでしたが、雰囲気は出ていると思います。超広角レンズは来シーズンに待ちかな。そして、いつもどおり、ピント合わせには苦労させられました。


仲のよい2本が午後の強い日差しを受けています。まだ梅雨入り前でした。

ネジバナ撮影で最も大切なのはピントです。しかし、ことネジバナという被写体に関しては、愛用のD5600もZ 6も完全に期待に応えてくれる資材とは言いかねます。モニターが見にくく、2軸チルト式のZ 6は縦のアングルは完全に度外視です。
より適合したカメラに更新するか、現状を補完するガジェットを追加するか、悩ましいところです。


白い花の個体は稀ですが、毎シーズンどこかに現れてくれます。


赤みの強い花をつけた1本が日陰に佇んでいました。

そんな中、待望のニコンの新型カメラZ6IIIがシーズン中に発売予告されました。AF性能が向上しているのかと期待はしているのですが、予想以上に高価であること、その後登場するであろう新しいAPS-C判カメラにも期待したいので、今購入するかどうかかは思案中です。


さようなら、また会いましょう…

これからも、まだまだ模索は続くと思います。
いまさらですが、ネジバナは難しい被写体なのだと痛感しています。いまだに撮影を続けているのは、これでよいという写真がいつまで経っても撮れないからです。されど、それを克服するのもまた大きな楽しみです。今から来年のネジバナに間に合うように対策を練っておこうと考えています。これもまた楽しみのうち。


共通データ
Nikon Z 6 / AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G + FTZ
Nikon D5600 / AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G, TAMRON SP AF60mm F/2 Di II, AF-S DX 55-200mm f/4-5.6G ED VR II
Panasonic / LUMIX LX9
Pentax Q7 / 01 Standard Prime 8.5mm F1.9
Apple / iPhone SE/2
撮影期間 2024/6/8~7/2

2024年の掲載記事
花ざかりの陰り 2024/6/20 





今日は、グリーグの「抒情小品集」第1集(作品12)から「アリエッタ」(小アリア又は女性名)という小品を選んでみました。
ネジバナたちの可憐な姿が蘇ってくるようです。

Grieg: Arietta op. 12 ∙ Jan Lisiecki


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