NikonのクールピクスP330を自分なりに評価してみました。購入後、まだ1か月ちょっとなので第一印象というレベルですが、まあ、個人の備忘程度に。
よい点
1. 一応、シンプルな見た目。いたずらにレトロなデザインでないのもよい。
2. 広角24-120ミリズームレンズは通常の撮影では十分な範囲。特に超広角24ミリの画角はうれしい。レンズ性能もまずまず。
3. 1/1.7インチ型CMOSセンサーでわりと高画質。
4. ストロボはよいデザインで動作も節度があって好ましい。
5. 底部の電池、カードの収納部の操作性はよい方。
6. 超軽量ではないが、そこそこ軽いので気軽に持ち出せる。一日持ち歩いてもヘルニアになる危険性はない(笑)。
7. 割とタフ。ラフに扱えるという点では信頼感がある。一度50センチほどの高さからアスファルトに落としてしまったが,その後も正常に機能している。
8. マニュアル時のモニターのガイダンスが分りやすい
9. Dライティングやスモールピクチャーへの加工など,撮影後の加工が比較的楽にできる。
残念な点
1. スイッチが入れにくい(2,3度失敗することがある)。
2. せっかくシンプルなデザインなのに、マイクにstereo L, Rとかいちいち野暮ったい表示があって興ざめ。
3. 電池が急に切れ、シャットダウンされる(消耗表示の中間がないか、短い)。
4. パノラマ写真が失敗の連続。どうして?
5. 正面左側に置かれている指の滑り止めが、私の指では遠すぎる。
6. 本体上部右側に置かれたシャッター、ダイヤルの天部が同じ平面なので混同しやすい。シャッターのつもりでダイヤルを押していた(笑)
7. 四角っぽいせいか、何となくではあるが、手に馴染まないところがある。
8. CMOSセンサーがコンデジより大きいと言っても,そこは1.7型。伸ばせば違いが判る。
高画質と言っても、当然だが一眼レフには遠く及ばない。CMOSセンサーの大きさは、コンデジ<P330<フォーサーズ<デジイチの順。高級コンデジというカテゴリーどおりのカメラだと思う。それなりに撮影に熱を入れても結果は得られ、裏切られることは、まあ、ないだろう。
質感や高級感に言及したらキリがないし,カメラを持っていればこそ撮影できるのであるから,これはこれでいいカメラの部類に収まっている,のではないか。
作例:アジサイ(6月16日の別テイク)620*465ピクセルに縮小。24ミリ、F2.8、1/50秒、ISO80。ボケもまあまあかなあ。