かりんとう日記

禁煙支援専門医の私的生活

タクシーの禁煙化

2008年04月27日 | タバコをやめると
4月1日からタクシーが全車禁煙になった当地。
車両そのものは変わっていないので、いまだにタバコ臭い車は多いけれど、それでも乗った瞬間ガスマスクをつけたくなるようなことはなくなった。

今月、何度かタクシーを利用する機会があったけれど、気づいたことが一つ。
タクシーの運転手さんが、以前よりもおしゃべりになったような気がする。

まず、乗り込んだときの運転手さんの態度は大体以下の3グループに分類できる。
1.「いらっしゃいませ」と愛想良く客を迎え、こちらが行き先を告げると「承知いたしました」とこれまた愛想良く答えて出発するタイプ。

2.客の顔も見ずに「どちらまで?」とだけ訊ね、出発するタイプ。

3.終始無言。行き先を告げると、返事もせずに(不機嫌そうに)車を出す。

まあ、グループ3は最低なヤロウで、当地ではあまり出会わないけれど、多いのはグループ2。
グループ1の「いらっしゃいませ」は、会社の方針によるかもしれない。

で、変わったなと思ったのは、その後の走行中でのこと。
以前よりも運転手さんから話しかけれられることが多くなったような気がする。
はっきりと話しかけてきているのではないけれど、こちらがあいづちや返事をしても不自然ではないような独り言も多い。

これ、禁煙が影響している可能性大と思う。
もともとタバコを吸わない運転手さんにしてみれば、職場が禁煙化されて精神的苦痛は激減したはずだ。
非喫煙者の客だって、臭くない車は気分がいい。
そうなれば、自然と車内は和やかな雰囲気になると容易に理解できる。

また、今回の全面禁煙化に際しては、タクシー会社側は喫煙者から苦情が出るのではないかと心配していた。
そこで、客とトラブルを起こさないよう、うまくコミュニケーションをとろうとする姿勢が、自然と運転手さんを饒舌にしているのかもしれない。

いずれにしても、大変喜ばしいことだ。









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