電車教室

街角コンサート会場で思いがけずウクレレ青年をスカウトし、好感触を受けたことに気分良くなり、その足でデパートへ。

折しも、瀬戸内美味しいもの展をやっており、懐かしい気持ちでのぞきに行った。

規模はそれほど大きくなく、イベント会場の半分は鉄道ジオラマが占めていた。



子供電車教室とかいう名前で、電車模型の運転体験会の真最中だった。

未就学児数人を相手に、マイクを持ったおじさんが奮闘している。

小学生未満の子供相手に「教室」をやったことがないから、講師のセンセイがどんなふうにやるのか、しばらく拝見。

親は基本的に手を出させないというのが方針らしかった。
じょうず子どもを落ち着かせて集中させ、自分勝手な行動をしない、よその子へのいじわるをしない、電車を動かすレバーはやさしくゆっくり回す、など、子どもたちが学習していく（調教?笑）様子がみてとれた。

子どもたちが椅子に座って実際に電車を動かせるところまで、どのくらいの時間を費やすのかは、途中から見ていたからわからないが、オトナからするとかなりじらされている感じがする。
だから、「出発進行!」となったら、さぞや子どもたちは興奮するだろうと思いきや、意外にも子どもたちは静かに黙ってレバーを握り、ジオラマの中をスーっとゆったり走る電車を目で追っているのだった。

電車に集中している子どもたちにはもう手がかからない。
マイクを持ったセンセイは、今度は保護者へ解説。
「物を優しく扱う心、ゆずりあいの心が育まれます。
きちんと順番を待たせることも大切な教育です」


良いものを見せてもらったあとは、遅いお昼ご飯用にたこ飯弁当を購入。




懐かしい岡山弁のおじさんとしばしおしゃべり。
瀬戸内の海が久しぶりに見たくなった。