かりんとう日記

禁煙支援専門医の私的生活

おにぎり

2024年06月05日 | ドイツ生活
Eが日本滞在中に、彼のためにおにぎりを作ったことがある。

私はいつも白米にもち麦や黒豆、雑穀米をまぜて炊いている。
黒米も混ぜることが多いので、ご飯はいつも黒っぽい。
それに少しおかずを足して、毎日お弁当にしている。

Eが留守番の日、まだ日本でひとりで買い物することに慣れていなかったので、お昼ご飯用におかか昆布を混ぜ込んでおにぎりを作っておいたことがあった。

すでに口に合わないことがわかっていた海苔は無しで。

Eはこのおにぎりがとても気に入ったらしく、翌日もオーダーされた。
別の具バージョンも作れるよと言ったけれど、「同じのがいい」とリクエスト。


昨晩、ドイツに帰っているEとチャットをしていたら、とつぜん異様な黒い塊が映った写真を見せられた。

生物学専攻で虫系に詳しい彼のことなので、ダンゴムシか何かか?!と一瞬びびったが、よく見たらご飯である。
学校の生徒がお昼ご飯に持ってきたおにぎりだという。

彼が住んでいるのは古い大学のある街。
そこで小学校の先生をしていて、クラスには海外からの留学生や研究生の子供も多い。

おにぎりを持ってきたのはベトナム人の子供。
海苔が巻いてあって、黒米がメインになっている。

「日本で作ってくれたのと良く似ていて、すごくおいしそうだった!また食べたい!!」

ベトナム人も海苔付きのおにぎりを食べるとは知らなかった。


パリではおにぎりがブームになっているらしい。

カリフォルニア巻きが逆輸入されたように、きっとオリンピックが終わった秋ごろには、パリ風おにぎりが流行るのかもしれない。


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