かりんとう日記

禁煙支援専門医の私的生活

骨と皮だけになってサヨナラ

2023年02月19日 | 好きなもの
ソファーを買い替えた。

10数年前に購入したソファーは、ボリューミーな革製。
お値段もそれなりだった。

買った当初は、からだ全体が沈み混み、ゆったり座れる高いクッション性が気に入っていたが、いつの頃からか、それがかえって疲れるようになり、ほとんど座らなくなった。

見た目も寛ぎ感が強すぎるのか、お客さんに勧めても、誰ひとり座ろうとしなかった。
唯一、父が来訪したとき、座って居眠りをしたことがある。

買い替えたいなあと思い始めて数年。
ただ、簡単に処分できない代物であるため、当然新しいものを買うわけにはいかなかった。

コロナ禍のステイホーム中の大がかりな片付けの際に、このソファーを大改造した。

中綿を8割がたとりだして痩せさせたら、スッキリして、だいぶ座りやすくなって、しばらく買い替えたい気持ちが薄れた。

あれから3年。

先月、家具屋の大セールの知らせが飛び込んできた。
購入に際しては、同等のものを無料で引き取ってくれるという大チャーンス!

6年前に同じ店で購入し、以来、超愛用している一人用チェアとオットマンと同じラインのソファーを見つけ、気に入ったので、ついに買い替えることにした。

明日はお別れという、最後の夜に記念撮影。

中綿を抜かれた状態の背もたれは、まるで萎んで垂れたおばあちゃんのおっぱいみたいである。

座面が無いので運送屋のお兄ちゃんがびっくりしていた。

座面部分の3分の2は、解剖してバラバラにし、革のバッグが作れるくらいに充分の切れ端を確保した。

残りの3分の1部分は、クッションとして一応手元に残すことにした。
処分はいつでもできる。

引っ越しの際、リビングに搬入するのに非常に難渋したが、今回、骨と皮状態にしたら、難なく搬出できて安心した。

これでおそらく今後死ぬまで、家具らしいものを買うことはないかもしれないなあ、と思う。
それくらい今は、満足。
模様替えもついでに行ってスッキリしたリビングで寛いでいる。






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