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ソファーを買い替えた。
10数年前に購入したソファーは、ボリューミーな革製。
お値段もそれなりだった。
買った当初は、からだ全体が沈み混み、ゆったり座れる高いクッション性が気に入っていたが、いつの頃からか、それがかえって疲れるようになり、ほとんど座らなくなった。
見た目も寛ぎ感が強すぎるのか、お客さんに勧めても、誰ひとり座ろうとしなかった。
唯一、父が来訪したとき、座って居眠りをしたことがある。
買い替えたいなあと思い始めて数年。
ただ、簡単に処分できない代物であるため、当然新しいものを買うわけにはいかなかった。
コロナ禍のステイホーム中の大がかりな片付けの際に、このソファーを大改造した。
中綿を8割がたとりだして痩せさせたら、スッキリして、だいぶ座りやすくなって、しばらく買い替えたい気持ちが薄れた。
あれから3年。
先月、家具屋の大セールの知らせが飛び込んできた。
購入に際しては、同等のものを無料で引き取ってくれるという大チャーンス!
6年前に同じ店で購入し、以来、超愛用している一人用チェアとオットマンと同じラインのソファーを見つけ、気に入ったので、ついに買い替えることにした。
明日はお別れという、最後の夜に記念撮影。
中綿を抜かれた状態の背もたれは、まるで萎んで垂れたおばあちゃんのおっぱいみたいである。
座面が無いので運送屋のお兄ちゃんがびっくりしていた。
座面部分の3分の2は、解剖してバラバラにし、革のバッグが作れるくらいに充分の切れ端を確保した。
残りの3分の1部分は、クッションとして一応手元に残すことにした。
処分はいつでもできる。
引っ越しの際、リビングに搬入するのに非常に難渋したが、今回、骨と皮状態にしたら、難なく搬出できて安心した。
これでおそらく今後死ぬまで、家具らしいものを買うことはないかもしれないなあ、と思う。
それくらい今は、満足。
模様替えもついでに行ってスッキリしたリビングで寛いでいる。
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