かりんとう日記

禁煙支援専門医の私的生活

お父さんやお母さんへ

2007年07月31日 | Angels' message
久しぶりにAngel's messageのカテゴリーにアップします。
先日、今年初めてカッコウと蝉の声を聞いた日に訪れた中学校の子ども達の感想文から・・・

3年7組みねくん
僕は喫煙防止のお話しを聞いて、たばこを恐ろしくなりました。今でもたばこは吸わないほうがいいと認識していましたが、そこまでたばこを吸うと体が異常になるとは思ってもいなく、足の指や手の指が腐るバージャー病はすごくゾクゾクして、絶対たばこは吸わないほうがいいということがわかりました。
それと、たばこ会社の人は、なぜ体に悪いものを売っていることを知っているのに、わざわざウリの広告まで作って売っているのか、という疑問を持ちました。当然、たばこ会社の人は売り上げがなくては生活できません。でも、そんな良心をなくしてまで、売り上げをのばしたいのでしょうか。人を殺すことを暗黙の了解、むしろすすめているのではないでしょうか。僕はなるべくなら、たばこをなくしたいし、たばこ会社には就きたくないです。


2年6組ゆみこさん
今日喫煙防止教室をやって、たばこはぜったにやってはいけないことがわかった。私のおかあさんはたばこをいっぱいすっているけど、私が言ってやめさせたいと思う。なぜかというと今日みた写真や先生の話などをきいて、これはいけないと思ったからです。
私はおとなになったらすおうかな~とおもっていたけど、今日そのかんがえをすてました。
いいべんきょうになりました。ありがとうございます。
これからもしごとはつらいとおもいますが、がんばってください。


3年6組なおみさん
今まで私はたばこを吸うと肺が黒くなってガンになるまでしか知らなかった。たばこは一番身近なもので、すぐ近くのコンビにで売っているし、実際にお父さんがたばこを吸っている。
先生の話を聞いていくうちに、たばこの存在が私にとってすごく恐ろしいものになりました。一番に恐かったのはお父さんの体のことで、先生の話にあてはまる症状がいくつかあったことでした。せきもしているし、目も悪くなってきたし、疲れやすいなど。
夏休みに家族でじっくりお父さんのたばこ禁止を考えたいと思った。肺がんで死んだ人のメッセージどおり、お父さんにはそうはさせたくないと思う。


3年5組あかねさん
私のいままでのタバコについての知識は「ガンになってしまう」「肺が黒くなってしまう」「吸ってない人にも害をあたえてしまう」というような誰でも知っていることばかりでした。でも今日の先生の話を聞いて今まで以上の知識を知ったような気がします。
たった10cmもないあの小さな物体のせいで何人もの人がくるしんでいるのはとても悲しいことです。私たちにできることは、タバコについて正しい知識をつけて、絶対に吸わないこと、そして周りにそういう人がいたら、タバコの恐ろしさを教えてあげることだとあらためて感じました。



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3 コメント

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純粋に (s-loco)
2007-08-01 15:42:33
私の好きなブログで茂木健一郎さんのページがあります。子供たちの感想文を見ていて、先日その茂木さんのブログにあった「純粋のような・・・」の文を思い出しました。(よかったら見てください)
http://kenmogi.cocolog-nifty.com/qualia/2007/07/post_caa2.html

教育の大切さと
消えかけたあの頃の純粋さを
ただ純粋に大人たちに思い出して欲しいなと思いました
こうした感想文っていいものですね。







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親の責任 (aquira)
2007-08-02 00:02:24
 子どもの前でうまそうにたばこを吸っていれば、子どもの目には、それがいいもの、あるいは大人の証みたいに映るでしょう。
 そう思う子ども自身には罪はない。親の罪でしょう。
 cellopyさんがなさってることは、こうした子どもたちにもたばこの害を知らせる大切なこと。これからも頑張って下さい。
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未来の可能性 (cellopy)
2007-08-02 23:42:19
s-locoさん、aquiraさん

いつもコメントありがとうございます。

子ども達のために教えている・・・というつもりでいても、実は逆に私たち大人が子ども達に教わっていることってすごくいっぱいあると思いませんか?

子どもが持っている無限大の可能性をつぶさないこと、それがすなわち私達の明るい未来を作るのだと、喫煙防止教育に携わるようになってから考えるようになりました。

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