お嬢ちゃまのワンピースを作ってあげた友人が、お礼にご馳走をしてくれることになった。
仕事柄、美味しいお店をたくさん知っている彼女であるけれど、せっかくだから新たな店を開拓したいということで、私も1人では行きにくい鮨店を中心に検索。
普段よく通る道に、雰囲気のよさそうな小さな鮨店ができ、気になっていた。
外から店内の様子が見え、カウンターのみで、ちょっと高級そう。
ネットでメニューを確認したら、意外やお手ごろ価格だったので、候補店として彼女に提案した。
さっそく予約、という段階になって、彼女から「気になる点が・・・」と写真とともにメッセージが入った。
店の前に灰皿が置いてあるのだった。
私が通った時には気づかなかったので、ひょっとしたら最近設置されたのかもしれない。
店の外に灰皿が置いてあるということは、店内は禁煙ということであるけれど、店先に灰皿を設置すること自体、マイナスポイント。
ドアの開閉時に煙が店内へ流入しやすいことは、研究機関の実験で示されている。
また、すくなくとも喫煙後30分間は、呼気の中にタバコ煙が含まれているので、近くにいる人は不快な思いをしながら受動喫煙してしまう。
店主はそういったことを知らないか、あるいは自身が喫煙者である可能性が高い。
店のオープン当初には無くて、あとから設置されたのだとしたら、利用客から要望された可能性も高く、タバコ臭い客と隣り合わせになったら、せっかくの会食も台無しになってしまう。
その店のある通りはデパートに近接しており、人通りが多い。
開店前の時間帯にも灰皿は置かれたままであり、そのうち一般の人が利用する喫煙所になってしまう危険性もある。
実際、この店の近くにある立体駐車場では、灰皿が置いてあるため、オフィス帰りの喫煙者のたまり場になっている。
というわけで、不安材料の多い店に行くのはやめにして、他に見つけた小粋な和食店で、安全に楽しく美味しく会食をすることができた。
私は小千谷縮の着物にインド綿のワンピースから仕立てたオリジナル半幅帯。
彼女は、トンボ柄の藍染浴衣に私が仕立てた久留米絣の半幅帯を締めてきてくれた。
完全禁煙、店先に灰皿設置なし、料理人も非喫煙者といった条件を、店を選ぶポイントにしている人は多いはず。
感染予防対策にも、受動喫煙防止対策は関わる。
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