もったいない！

２年ほど前に作ったエンポリオ・アルマーニというブランドの赤い縁の眼鏡は、かなりのお気に入りでした。
フレームはそれほど高価ではなかったものの、とても度が強いので、レンズは薄型のかなり良いものをいれ、その結果、とっても値がはってしまいました。

ところが昨年、車で事故った時にその眼鏡をかけていて壊してしまったのです。
エアーバッグで跳ね飛ばされ、片方のつるがポッキン。
本体を回収するのがやっとで、折れたつるは見つけられませんでした。

先日、その眼鏡を作ったお店に行って、同じ型のフレームがないかどうか聞いてみました。
ところが残念なことにメーカーにも在庫が全くないとのこと。

「今はレンズ込みでも、かなりお安く作れますが」

確かに、最近はかなり安く眼鏡が作れますね。
でも、私のように度が強いと、フレームとセットになっているようなレンズだと牛乳瓶の底みたいになっちゃうんですよ。
ファッション性を高めようとすると、結局高くつく。

第一、私のもったいない心が、そう簡単におさまるはずないんですのよ。
レンズを再利用するには、それよりも小さいサイズのフレームにしないといけなくて、デザインも限られるし、厳密には焦点もずれるらしい。
そもそも、たかが２年前のことなのに、どうしてもう同じデザインのものを作んなくなっちゃってるんでしょうか

以前、店員さんに勧められたランコムの口紅が気にいってリピート買いしようとしたら、「もうその色は作っていません」と言われたことがあります。
どうしてそんなすぐ売らなくなっちゃうようなものをわざわざ勧めたりするのかしらね。

次から次へと新しいものを売り出すのもよいけれど、愛用して長く使いたいと思っている人もいるんだってこと、もっと知ってほしいわ。
作って売る側は、もっと自分達の商品に誇りを持って、大切にしてほしいものだわね。