かりんとう日記

禁煙支援専門医の私的生活

変わったものと変わらないもの

2010年09月20日 | 好きなもの
久しぶりに実家に二泊した。
自分の都合ではあったが、ちょうど母の誕生日と敬老の日に、両親に顔を見せたことになった。


昨日は友人と昼食を共にし、同級生の噂話などに花を咲かせた。
同窓会をやろうという話が持ち上がっているらしい。
そういやぁ、もう何年もやってない。


「そろそろ、危ない人が出始める年だからね」


がんの手術をしたとか、抗がん剤治療を受けてる人がいるとか…


同級生が死ぬのはやだなぁ。


友人と別れたあと、車でぶらぶらした。

その昔、活気だっていた隣街の商店街は連休中だというのに閑散としていて、街全体が色褪せて、蜘蛛の巣がかかっているみたいだ。

一方、利根川をはさんだ旧国道の向こうには、だだっ広いバイパス道路ができ、田んぼや畑だったところにドカンドカンと爆弾が落ちたみたいに、どこにでもある大型量販店が軒をつらねていた。

故郷にいるというのに、胸に風穴があいたような、なんとも言いようのない寂しさを感じた。


でも、変わらないものもある。

四方に見える山のシルエットは、子供の頃から見慣れた曲線を描いている。

街の菓子店は改装して広くきれいに変わっていたけれど、長く親しんだお菓子の味は変わらない。

職場の同僚たちへのお土産に、自分のお気に入りばかりを選んだ詰め合わせを作ってもらった。

閉店間際のその時間、ちょうど地元のマダムが駆け込んできて、愛媛に帰る娘夫婦にと、こがねいもを包んでもらっていた。

若い店員さんの対応はすこぶる感じがよく、手際が良いのも嬉しかった。
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