中央学院大学情報 法学部・商学部・現代教養学部について 受験生・在校生・教職員・OB向け  全国教職員組合

さまざまな中央学院大学の情報をアップします。

情報は mkoskir@yahoo.co.jp まで

予告! 中央学院大学商学部大学院商学研究科がダメなわけ

2018-02-05 09:54:03 | 受験生情報
連絡先:mkoskirr@gmail.com

多い要望ー「イナバの物置ゼミ」の証拠を!
 
  「イナバゼミ」、いや「ゾンビゼミ」の証拠を載せてほしい、との要望が
 多い。

  要望にお応えしようかと只今準備中。掲載された場合は、「ゾンビ教授」の
 正体が明らかになってしまうが、致し方ないのかな!

  この「イナバの物置ゼミ」については、当組合委員長の訴訟においても、
 原告準備書面で指摘されている。

  被告(=学校法人中央学院)の準備書面が、専任教員は大学の教育に責任を負って
 いるが、非常勤講師は責任を負っていないとの「暴論」
というより「珍論奇論」
 の類
を吐いたので、いやいやお宅さんは、こんな「イナバの物置ゼミ」を放置
 して、教育に対する責任を果たしていないじゃないですか、と反論した際に指摘
 したものである。

  「ヤバい」と思ったのか、被告は反論も弁解もしない。認否もしない。

  認めれば、文科省が動くであろう!


読者はこの事実を日本中に知らせるのを手伝ってください! 

  家族・友人・知人、先輩・後輩、担任の先生、職場の同僚、全国津々浦々に

 こんな「学生には天国」のような大学があることを、知らせよう!




■商学部大学院商学研究科について知りたい!

  大学院のことを知りたいとの要望が1件来ている。

  このテーマ、実は1か月前から気になって、調べ始めたところだ。

  きっかけは、こうだ。

  学生の相談に答えるために、いろいろな大学院のHPをのぞいていたら、
 PCの画面に、ある大学の大学院のコマーシャルが何度も何度も入ってくる
 ようになった。そこでそのHPをのぞき、中央学院大学の大学院のHPと
 見比べて、あることに気づいた。

  調査結果は、後日明らかにする。

  やっぱりこの大学、大学院もだめか!





中央学院大学 教職課程 ほとんど実績なし

2018-02-04 01:52:39 | 受験生情報
連絡先:mkoskirr@gmail.com


■高校生からの「要望

  メールによる「要望」が届いた。

  おそらく、中央学院大学への進学を目指してオープンキャンパスにも
 参加し、すでに入学手続きを済ませた高校生と思われる。

  このブログには似つかわない要望ではあるが、誠実に回答しなければ
 ならないと思う。我々組合員の多くは大学の教員であり、現在の大学教育
 を危惧している。特に、中央学院大学で働いている組合員は、この
 「名ばかり大学」の現状に強い危機感を持っており、高校生が選択を誤ら
 ないようにする責任を感じているからである。

   以下がそのメールである

はじめまして。
大学の事を知りたくて検索していたら
ブログにたどり着いた者です。
オープンキャンパスなどでは見えない
大学のいろんな部分(裏の部分?)が
分かり驚いています。
要望という訳ではないのですが
大学の「教職課程」について
何か情報があればブログで扱ってほしいです。


【返信】

  前略、お便りありがとうございます。
  
  文面から貴方は高校生であり、すでに中央学院大学への入学手続きを
 済ませているとお見受けいたします。
  大学進学に夢を膨らませ、将来のことを色々お考えのようですね。
 私たちにもそのようなときがあったことを、懐かしく思い出しています。
貴方は、教員志望のようですね。

  先ず、次のサイトをのぞいてください。中央学院大学の教職課程の
 履修者が、楽しく大学生活を送っているという印象を受けます。実際、
 学生たちは教職研究会というサークルをつくって、楽しくやっている
 かもしれません。

 ①http://www.cgu.ac.jp/Portals/0/06-kyomu/newsletter1(20160922).pdf
 ②http://www.cgu.ac.jp/Portals/0/06-kyomu/newsletter2(20171001).pdf

  これは「CGU 教職課程 News letter 」のサイトで、1号と2号の
ニュースです。

  さて、貴方が教員になりたくて中央学院大学を選択したとしたら、
 その選択はいかがなものかと思います。中央学院大学で教職免許を取得し
 ても、教員になる確率は極めて低いからです。

  上のニュースは、免許取得者数は明らかにしていても、何人が教員に
 なったのかという肝心なデータを明らかにしていません。明らかに
 できないほどの惨憺〈さんたん)たる状況だからです。

  もっとも、教員になれる可能性はあるのですから、貴方が教員になれ
 れば、貴方の選択は「正解」ということになります。

  この大学の卒業生で、中学校や高等学校の教諭(=正規教員)になった
 者は、過去20年で2桁に届かないでしょう。非常勤講師になった者さえ
 数えるほどしかいません。組合の知る限り、過去5年間に正規の教諭に
 なった者は1名です。News letter にも載っていますが、中途採用です


  どうして正確な人数をお教えできないか、ご存知でしょうか。

  それは、「教職課程」を担当している専任教員が、他の専任教員や教職
 科目を担当している非常勤講師にさえ隠しているからです。もちろん、
 大学も公表していません。

  都合の悪い情報やデータは徹底的に隠す、時にはウソを平気でまきちらす、
 これがこの大学とその専任教員の体質です。ウソを平気でまき散らすことは、
 このブログをお読みになっている貴方も、すでにおわかりですね。

  中央学院大学のHPを見ると、法学部と商学部では教員免許の取得ができる
 とだけ書いてあり、「教職課程」に関してはインチキなアピールや誇大
 広告はありません。

  しかし、最近の卒業生の中からの中学校や高校正規の教諭を
 うみだした実績がほとんどないという情報をひた隠しにしていることは
 問題です。学生や保護者に正確に判断してもらうには、この情報の公開
 が必要です。

  貴方が、強い教員志望を持っているのなら、中央学院大学に入学せずに、
 教員養成に特化した大学に入学することをおすすめします
。入学金は返還
 されませんが、納入した授業料等は返還されます。

  実績のある大学については、東洋経済Onlineの以下のサイトを参考に
 してください。1位から200位までの大学が載っています。

     http://toyokeizai.net/articles/-/153493?page=4

  国公立の教員養成系の大学の合格者の偏差値は50~60です。ひと
 頑張りすれば、誰でも合格・入学できるようになりました。特に、小中高
 の教員の労働時間は過大であり、社会問題化するほど過酷な職場であり、
 人気が落ちています。「覚悟」さえあれば狙い目かもしれませんね。

  さて、なぜ他大学をすすめるかの理由についても、明らかにしましょう。
 
  中央学院大学の近辺や千葉県内にも大学はあり、「教職課程」を備えて
 います。備えたからには、担当の専任教員も、必死になって成果をあげよう
 と頑張りますよね。

  中央学院大学の教職課程の「専任教員」も主観的には頑張っているので
 しょうが、成果、実績がさっぱりです。どうして成果があがらないのかの
 真剣な議論と総括に基づいた改善策の策定と実施が、なされていません。

  毎年、100名程が教職の説明会に参加し、50~60名が実際に教職課程の
 科目の履修を始めます。しかし、3年次まで進む者は約30名にしかすぎ
 ません。4年次まで進むと、教育実習等を済ませ、教員免許を取得します。
 免許取得者は、毎年20名前後です。

  しかし、免許を取得しただけでは教員にはなれないことを、貴方は知って
 いますよね。自治体や私立学校の採用試験等に合格しないと、教員には
 なれません。

  中央学院大学の学生は、この採用試験で、ほぼ全員が「討ち死に」して
 います


  他の多くの大学では、「教員免許」を乱発していません。例えば3年次
 から4年次への進学の際に、「教職課程」の履修生に、希望する教員免許に
 応じた科目の試験を学内で実施し、これに合格しないと教育実習を行う許可
 も出さず、したがって教員免許を取得できないようにしています。


  もちろん学科試験対策のために、「教職課程」担当の専任教員は、学生を
徹底的に指導します。こういう指導は、すぐには効果があがりません。動機
付け、叱咤激励、丁寧な教科指導、授業時間以外の指導などが必要になります。

  この大学の専任教員は「教育実習」のための特別講義を土曜日に3回ほど
 (1限~5限)実施していますが、必要なのは、徹底的な学科試験対策
 であることが理解できていません。


  いや、おそらく知っているのでしょう。それをやれば、大変な仕事に
 なるからやらないのでしょう。やらない「口実」は、彼ら自身が見事に
 作り上げました(後述します)。

  法学部の「教職課程」の専任教員2名は、同学部に「教職課程」を設置
 するとのことで20年程前に新規に雇用されたのですが、教員養成の成果も
 全くあがっていないというのに、「在外研究員」制度や「国内研究員」
 制度を使って、1年も「お休み」をとって、学生の指導を事実上放棄して
 いました。


  ちゃんと責任を果たし、成果を出してから「お休み」を取ればいいと
 思います。

  貴方には少し難しいかもしれませんが、こんなこともありました。

  すなわち、この御2人、10年程前に、法学部内に「法と現代社会
 コース」(現在は「フィールドスタデイーズコース」と改名)をつくら
 せました。法学部内の2派閥間の権力闘争(=学部長選挙)を利用し、
 法律を学ぶ法学部法律学科とは全く異質のコースの設置を、両方の
 派閥に認めさせ、つくらせることに成功しました。

  少し考えればおかしいことが分かります。この御2人、法学部の「教職
 過程」の新設のために雇用されたのに、成果も出さずに、奇怪(きっかい)
 なコースをつくり、自分たちの新たな「存在理由」をでっち上げたのです


  昔から、「二兎追う者は一兎を得ず」とも言います。余程の能力を備え
 ていないと、二つのことをしても、どちらも中途半端になってしまう、
 という格言を知っていることと思います。

  彼らには、コースの運営という逃げ場、仕事があり、「教職課程」の
 学生の指導は中途半端になるのです。

  こんな状態ですから、貴方の入学後に、中央学院大学の「教職過程」
 の教育が劇的によくなり、貴方が4年後に正規の教諭になる蓋然性
 (確率)が劇的に高まるということは、ほとんど考えられません。

  さて、他大学のことをすすめるわけではないのですが、近辺にある
 「千葉商科大学」のHPをのぞいてみたらいかがでしょうか。

  私ものぞいてみたら、中央学院大学の抱えている問題が浮かび
 あがってきました。

  同大学の商経学部は、受験産業の予備校が勝手につけた偏差値によると、
 中央学院大学商学部とどっこいどっこいのようです。「教職課程」に
 力を入れており、実績をHPで以下のように公表しています。

http://www.cuc.ac.jp/teachertraining/information/index.html#employment

 学生の教員免許取得状況(2016年度実績)
免許取得人数 38人
免許取得件数 66件(1人で複数の免許を取得しているため)

免許の種類は、
   高校一種の商業が34件、情報が23件、
   高校一種の英語が3件、公民が3件
   中学一種の英語が3件


過去3年の商経学部商学科の就職状況は
   2014年度が 7人
   2015年度が 10人
   2016年度が 13人
同じく商経学部経済学科は
   2014年度が  0人
   2015年度が  1人
   2016年度が  1人
同じく政策情報学部は
   2014年度が  0人
   2015年度が  3人
   2016年度が  5人
(2017年3月現在)

  このように、千葉商科大学は、高校一種免許のうち「商業」と
 「情報」に関しては、実績を上げているようです。

  全体では、2016年度には、教員免許取得者(38人)の半数(19人)が
 教員になっており、そのうち13人が商経学部商学科で、免許は高校の
 「商業」と「情報」のようです。

  ですから、もしあなたが高校の「商業」と「情報」の免許の取得を
 希望しているのであれば、千葉商科大学の「商経学部」の「商学科」が
 いいかもしれません。

  しかし、高校の「公民」の免許の取得や就職を希望するのであれば、
 実績のないこの大学は避けたほうが無難ですね。

  繰り返しますが、こういうデータをHPに掲載していない中央学院
 大学はお話になりません。


  なお、「教職課程」を履修するには、「覚悟」が必要です。学部の
 卒業に必要な126~127単位の他に、「教職科目」52単位の取得が別途
 必要になります。学部科目の10単位程度が教職科目にもなりますので、
 合計170単位近くを取得しなければなりません。

          これって「きつい」ですよ!

  夜もだいぶ更(ふ)けましたので、今日はこれにて失礼いたします。
                                草々

 





    




中央学院大学 食堂が逃げる大学

2018-02-02 18:50:39 | 在校生・受験生情報
■オカタイ話が続いたので

  このブログ、だいぶ浸透してきた。もっと拡散させよう。特に、
 中央学院大学の学生やその保護者・兄弟・親戚・友人、さらに
 教職員にも拡大させよう。OB・OGにも広げよう。大学が大変な状態
 になっていることを知らせよう。

  外の世界にも広げよう。この大学の教育の劣化を阻止し、まともな
 教育を復活させるには、外からの圧力が必要である。
 
   情報や意見・要望があれば、以下のアドレスに送ってください。

       mkoskirr@gmail.com
              秘密は厳守します。

  さて、我々は皆、まだ学問を放棄していない「現役」である。毎日、
 やることはたくさんあり、追われている。とにかく忙しい。

  最近来た要望は、箱根駅伝が強くなった秘密を教えてほしい、と
 いうもの。

  我々の電話番号をどこから入手したのか、マスコミからの接触・
 取材の要望の電話がくる。関心の対象は、ほとんど駅伝等のスポーツ
 に関わるものだ。要するに、金がどう使われているかを知りたい
 ようだ。

  我々も当然関心を持っており、現在調査中だ。

  少しオカタイ話が続いたので、今日は「食堂」を取り上げる。

■居心地の悪い大学

  「この大学、居心地が悪い」との学生の声を良く耳にする。
 授業の合間や授業の前後に、学生がくつろげる場所がないのである。
 部室をあてがわれているクラブにでも入っていれば、そこで
 雑談をすることもできるであろうが、大半の学生には行き場がない。
 
  図書館はどうか?
 時々のぞいてみるが、閑散としている。もちろん、本が並んでいる
 ところではおしゃべりはできない。


■食堂閉鎖のニュース
 
  杏林大学の食堂が突然、営業を停止し、ニュースになっている。
 運営していた会社が、経営がおもわしくないので撤退を決めたとの
 ことだ。

  中央食堂の撤退は、中央学院大学ではすでに何年も前に起こって
 いたことである。以来、別の業者が出たり入ったり。

  1階には、かつて、ハンバーグ屋やスパゲッティ屋があったが、
 撤退していった。教職員も利用していた。このハンバーグ屋さん、
 注文を受けてから調理を始めることが多く、少々待たされることも
 あるが、評判は上々であった。スパゲッティ屋さんも、悪くは
 なかった。結構繁盛していた。

■セブンイレブン
 
  食堂業者の撤退の理由は色々あろう。
 
  撤退の最大の理由は、セブンイレブンを入れたことである。それも、
 大半の授業が行われていた6号館の1階の入口に、である。

  食堂業者やハンバーグ屋、スパゲッティ屋さんの売り上げは減少し、
 経済的にたちゆかなくなって、撤退となったのであろう!?



■講師控室での話

  当時、講師控室で、専任教員たちがこんな話をしていた。

 「セブンイレブンを入れれば、食堂の業者はつぶれるよ。学長は、
  学生の利便性の向上のためにセブンイレブンを入れ、「自由競争」を
  させると説明しているが・・・。我々は反対しないんだ。好きな
  ようにやらせるんだ。どうせ結果は分かっている」。

  学長とは、椎名市郎氏である。

  このお方、簡単な次の事実が理解できない。

   ① 中央学院大学は、町のど真ん中にあるのではなく、町のはずれ、
    利根川の河川敷近くにある。隣近所はほとんどいない。隣にいる
    のは、寺に出没する幽霊やタヌキぐらいであろう。

   ② 大学の食堂は授業と試験の期間、すなわち年間32週間=8か月
    で勝負しなければならない。4か月は、客はほとんどこない。

   ③ 上の事実から、経営努力では克服できない壁があることは明白で
    あり、食堂や飲食店を潰さずに学内にいてもらうには、大学側の
    手厚い援助や配慮が必要である。
 
  大学側の手厚い援助や配慮が必要なのに、やったのはこれと「真逆
 (まぎゃく)」のこと、すなわち、セブンイレブンを「一等地」に入れて
  優遇し、少ないパイの奪い合いをさせたのである。

  「自由競争」はいつでも善だというわけではない!(一等地に入れた
  のだから、自由競争ではない!)


  要するに椎名市郎氏は、「椎名市郎巨峰園」(茨城県常陸太田市)の
 経営はできても、教育機関である中央学院大学の経営には不向きなので
 ある。


  都心の大学の食堂業者は、大学側と交渉し、近隣住民の学食利用を認め
 させ、そのためのメニューの開発等、経営努力をしている。殺風景な
 食堂という空間を、快適な場所にする努力を、大学側と協議しながら
 行っている。

  中央学院大学の立地条件を考えれば、こんな経営努力はしたくても
 できないし、したとしても効果はない。

  そして椎名市郎氏が推進したスポーツ大学化も、食堂の撤退と
 決して無縁ではない。

  スポーツ大学化の結果、教員たちは、出来の悪い学生を卒業させる
 ために、たとえ授業に出席していなくても、単位を出すことをなかば
 「強制」されるようになった。学生たちは、それを知り、登校回数を
 減らし、食堂を利用しなくなる。駅伝や硬式野球で有名になるに従い、
 受験業者である予備校が勝手につける偏差値はさがり、学生に敬遠
 され定員割れが起こった。学内の食堂や飲食店は撤退していった。

  運動部の学生を、学力に目をつぶりAO入試や推薦入試で大量に入学
 させたら、評価は下がるに決まっている。一般学生には、いい迷惑で
 ある。

■どうしたらいいのか?

  このセブンイレブン、追い出したほうがいいのだが。しかし、この店、
 おそらくフランチャイズ店なのであろう。直営店なら契約の更新を
 しないという手もあるかもしれないが、「小さな」フランチャイズ店
 なら、そうもいかない。

  学生の食堂利用に補助を出したらどうか? やり方はいろいろあろう。
 例えば、教職員に割引券を交付し、1食につき〇〇円を補助するので
 ある。少額では効果は上がらない。

  現在の「学生活動支援金」の1億円超の金の大半は、運動部のために
 支出されている。(ちなみに、これは非常勤講師の総人件費とほぼ同額
 である)。

  運動部のためにこれほどの大金を支出する必要はない。不公平である。
 運動部に使用する金は、他校のように、後援会が寄付金を募ってそれに
 あてるべき。これほどの大金を大学の財政から運動部のために支出する
 のは、まさに異常である。ケズレ!

  先日のブログで、法学部の李憲模教授――なんと来年度は法学部長に
 なるとのこと――が「在外研究員」制度を利用して、2年間も仕事から解放
 され、総額3000万円も保障されて、家族ともども優雅な海外生活
 を送ったものの、研究成果は「さっぱり」であることを指摘した。

  こんな金を払うなら、学生の食堂利用の補助金に使え! 
 3000万円といえば、1食150円の補助にして、20万食分にあたる

  ちなみに、大村芳昭・現法学部長は、来年度、すなわち2018年4月から、
 新設の「サバティカル」制度で、給料を丸々もらって1年「お休み」との
 ことだ。

              あきれるよ!
 「公務員(就職)100人化構想」をぶちあげて、達成どころか、みじめな
 結果しか出ていないというのに、もう「逃亡」か! 総括はどうすんの?、

  出来の悪い専任教員を優遇するよりも、まともな食堂を備えた大学にする
 ことの方が、優先事項である。この大学、まったくわかっていない。


  専任教員よりも、学生や非常勤教職員のことを考えたらいかが?!

  さて、食堂があった2階は、快適な空間に変貌させる必要がある。
 食堂の一角は、間仕切りで職員専用の空間にしてもよいだろう。教員の
 専用空間は必要ではない。専任教員は大学に週3日、年間110日程度
 しか来ず、多くは自分の研究室で、駅前のコンビニで買ってきた弁当や、
 業者に配達させた弁当をくらっている。

  学生、教職員から広く意見を募(つの)り、食堂改造計画を策定したら
 いかが?!
 
  どこかのゼミ(複数)に担当させたら、教育効果もあがる!

  教育の立て直しは、教員に課せられた課題である。専任教員の皆さん、
 どうするの?

中央学院大学 少人数教育の実態(6) 100人ゼミの復活

2018-01-31 22:08:07 | 在校生・受験生情報
「イナバの物置ゼミ」の復活!

  このシリーズ(2)で、「イナバの物置ゼミ」は2008年度末まで続いた、
 と書いた。そのため、読者の中には、この問題はすでに片付いたのでは、
 と誤解しているむきもあろう。

  実態を知っている大学関係者も、「すでに過去の話のことだと弁解
 できるな」と、ホッとしているかも知れない。

  先にも書いたが、この不祥事は、大学院商学研究科をつくるという
 ことで新たに雇用された或る教授が、学内で「告発」して明るみに出た。
 その先生は、数年後に、或る事で大学に訴訟を起こし、大学を去って
 いった。

  「うるさいやつ」が居なくなったためであろうか、あの「イナバの
 物置ゼミ」は不死鳥のごとく――「ゾンビのごとく」と言った方がよい――
復活したのである。

  当組合が入手した資料で確認すると、例えば2014年度に、担当者の
 「イナバ教授」、いや「ゾンビ教授(その間に助教授から教授に昇格
 していた)」は、演習に以下の数の履修者を受け入れていた。

       演習Ⅰ(2年生用) 35名
       演習Ⅱ(3年生用)103名
       演習Ⅲ(4年生用) 84名

  まさに「100人ゼミ」だ、「イナバの物置ゼミ」は復活を遂げたので
 ある。

  103人もの履修者がいてどうやって「ゼミ」ができるのか? 
  名前を憶えられるのか?

  シラバスを見ると、「演習Ⅲ」は卒論指導とのことだ。84人もの
 学生の卒論を、どうやったら指導できるのか
碌(ろく)なもんじゃ
 ないことは、誰にでもわかる。


■中央学院大学の体質

  先のブログで、「質(たち)が悪い」と書いた。「言い過ぎだ」と
 思われた方もいよう。

  しかし、この大学、反省がない。世間に知られなければ構わない、
 というのがこの大学に染み付いた体質である。

  ここで述べた2014年度の開始時の商学部長は、佐藤英明教授だ。
 彼は前年の2013年4月に商学部長に就任していた。そして2014年7月
 には学長に就任した。

  要するに、2014年度の事態(また2013年度の事態)については、
 彼に責任があるのである。彼がもし中央学院大学における学生の教育
 のことを真剣に考えていたなら、このような異常な「100人ゼミ」は
 即刻5つ程度に分割し、他の専任教員に職務命令を出し、担当させ
 なければならなかった。

  こんな異常な状態を、10年も放置し、改善できない法人も教務課も、
 同罪である。「徹底した少人数教育」を、よく宣伝文句に使えるよ!
 


■法人の力が弱すぎる

  この大学では、教員組織の力が強く、法人や職員の力が弱すぎる。
 ものを言わない、ものを言えないから、こんな非常識なことが起こり、
 改善できないのである。

  この大学の専任教員は、ほとんどがまともな学会論文を持っていない。
 持っているのは少数でしかない。

前回、専任教員には3年に1本の論文を大学の紀要に掲載する義務
 があるが、少なからぬ者はこの義務を果たしていないと指摘した。
 大学を審査する「大学基準協会」からも、研究が不活発であることは
 再三指摘されているが、改善は絶望的である。要するに、学問的業績は
 さっぱりなのである。大方は、「先生、先生」と呼ばれ、学者気取りに
 なっている、ただの「オッさん、オバさん」にすぎないと、ある専任
 教員が喝破(かっぱ)していた。

  心ある大学の職員や法人職員は、この程度の専任教員に、ひるむ必要
 はない。この大学の教育の劣化をひきおこしている張本人は、彼ら専任
 教員の中にいる。

  いずれ、これら張本人の悪行については明らかにする。


■専任教員の「研究業績」

  正真正銘の学者か、「ただのオッさん、オバさん」の類か、はたまた
 「普通の教員」かを、職員や学生が判断することは難しい。
 
  それでも、調べる方法があるので、知っておくと便利。

  まず、CINII(https://ci.nii.ac.jp/books/)を開き、「著者検索」を
 クリックし、「著者名」の欄に、教員の氏名を入れるのである。

     次に、右側の「検索」をクリックする。
 
  すると、その教員がどんな本を書いているか、いくつの図書館がその本
 を収蔵しているかが、たちどころにわかる。

  多数の図書館に入っていないような本は、学術的価値がないものが多い。
 またどこの出版社から出された本であるかも、重要だ。著者が金を払って
 無名の出版社から出したような本には、学術的価値が怪しいものがたくさん
 ある。

  がっかりしないように! 学術書の単著(自分ひとりで執筆した著作)を
 持っているような専任教員は、この大学ではほんの一握りにすぎない。

  若い専任教員は別として、50代、60代になっても、単著の研究書を
 持っていないような専任教員は、「ただのオッさん、オバさん」の類で
 ある。高給と十分な研究環境を与えられながら、ただ怠けていたか、
 はじめから能力もないのに、学閥やコネで、職にありついたかの、どちらか
 である。
 
  本ではなく、論文の方は、https://ci.nii.ac.jp/ja を開き、
 同じようにすれば、見ることができる。

  これだけでは、著書や論文の質までは分からないが、もちろん、それを
 調べる方法もある。それは、少々複雑な作業となる。

             <続く>

部活動ばかりする「名ばかり大学生」

2018-01-29 17:07:09 | 在校生・受験生情報

■ある学生から

  昨年末、ある学生から、ネットに部活ばかりする学生のニュースが
載っているとのメールが来た。

  東洋経済ONLINEのニュースで、「朝比奈なを」という署名入りの記事で
 ある。この方、非常勤講師であるとのこと、

  はじめは体育学部の学生についての記事かと思ったが、よく読むと、
 そうではなく、体育学部とは無縁の学部の学生で、大学の方針でスポーツを
 させられている「スポーツ学生」についての記事である、

  これって、もしや我孫子の大学のことでは、と思った。よく似ているので
 ある。しかし、どうやら違うようだ。

  この記事、どこぞから「圧力」がかかったらしく、すでに削除されている。

           まことに残念!

  でも組合員がコピーしておいたので、以下にそれを転載する(一部削除)。

  日本の大学教育は「終わり」だな!



 部活動ばかりする「名ばかり大学生」の実態
              2017/11/30(木) 6:00配信




  スポーツが人々に与える感動は素晴らしいものですが、大学の現場では
 問題も生じています。
 
  現在の大学の運動部所属学生には、大学生とは名ばかりで、高等教育の場を
 はき違えている者が数多く存在する


■スポーツ推薦で入学した運動部の学生たち

  ある大学の朝の光景である。
  1人の教員が、1限目の授業を行う教室に向かって廊下を歩いているとき、
 教室の後方入口の前で2人の学生が「おはようございまーす!」と大声で
 あいさつをした。

  しっかりとあいさつができる学生は今時珍しい。礼儀正しくて、礼節を
 わきまえた学生ではないかと読者は思われるかもしれない。しかし、教員は
 「おはよう」と返しながらも、心の中では少し苦々しく思っている。

    【我孫子には、「オッス、ウッス」等とあいさつする者もいる】
 
  教室に入ると、授業開始5分前にもかかわらずあまり学生が来ていない。
 9時から始まる1時間目の出席率は、どの大学の、どの授業でもあまり
 芳(かんば)しくない。しかし、この授業の出席率はその中でも特に悪い。
 なぜなら、スポーツ推薦で入学した運動部の学生が数多く履修しているからだ。

  あいさつをした2人の学生は、大きなスポーツバッグを抱えて定められた
 席に着く。担当教員はまじめに授業を行い、出席も厳密に確認するタイプの
 教員なので、最初の授業で指定席を決めているのだ。自由席にして教室の
 前半分に空席が広がってしまうのを避けるため、また、気力のない学生を
 個別に注意しやすくするためである。

  2人は席に着いた途端、スポーツバッグの中から菓子パンを取り出して食べ
 始める。彼らが所属している部活動はかなり強く、全国規模の大学リーグ
 でも近年は新興の強豪として活躍している。

  部員は寮生活が義務付けられ、そこでは栄養に配慮した食事を毎食出して
 いる。しかし、食べ盛りの10代にとっては、2時間近くの朝練習でしっかりと
 体を動かした後は、まだまだ空腹でたまらないのだろう。この教員は授業中
 の飲食を許さないのを知っているので、講義が始まる前にものすごいスピード
 で食べている。

  授業が始まった後から、ぱらぱらと学生が教室に入ってくる。全員スポーツ
 ウエア姿で、自分の席に着くと大きなスポーツバッグを机の上に置く。
 すきあらば、バッグの陰に隠れて寝るためだ。彼らの魂胆を理解しているこの
 教員は、バッグを床の上に置くようにその都度指示を出す。先の2人は間食を
 終えて、バッグを床の上に置いた。しかし、ノートなどの筆記用具は出され
 ないままだ。そこで、教員は筆記用具を出すようにまた指示しなければなら
 ない。
   【我孫子では、授業中にカバンから菓子パンをちぎって
    口に入れている。これはそっとやっている。



■大学に入学はしたが、大学生にはなっていない者たち

  授業が始まって10分も経つと、何人かの学生のうなだれた後頭部が見える
 ようになる。ほぼ毎日、授業開始前と放課後から夜間までの長時間練習を
 こなしている身では、いくら若いとはいえ体に疲労が蓄積しているのだろう
 と同情はできる。

  しかし、大学に、しかも体育学部以外の学部に入ったからには一般教養や
 学部の専門などスポーツ以外の学びも行わなければならないのだ。

  教員は授業をしながら「寝るな!」「起きろ!」という注意を繰り返して
 いたが、恐れていたことが起こった。

  照明を少し落として15分間ほどパワーポイントを使って授業をした後、
 照明を元に戻してみると、あちこちに机やカバンに突っ伏して爆睡している
 学生がいるのだ。先の2人も完全に寝てしまい、しかも、1人の学生の口元
 からは机まで唾液が流れている。

 【我孫子では、どうどうと寝ている、授業開始数分で、睡眠体制にはいる。
  集団でやるので壮観である
。】

  大学教員には授業中に寝ている学生を放置しておく人が多い。「いくら
 起こしても寝てしまうし、騒がしいわけではないのでまだマシ」と指導を
 あきらめてしまっているのだ。

  教員の指導の足並みがそろわないので、注意を繰り返すこの教員は、
 運動部学生からだけでなく顧問やコーチからも「口うるさいヤツ」と陰口を
 たたかれている。

  しかし、先に挙げたような学ぶ気のない学生の姿は授業の雰囲気を壊し、
 少数ながらも存在する向学心のある学生を失望させてしまう。
教員として
 教育を重視するからこそ、口うるさく注意しているのだ。

  生活のほとんどを部活動に費やし、ほかの勉強には興味・関心を示さない
 学生たちのことを「大学に入学はしたが、大学生にはなっていない者たち」
 と、この教員は断言する。

  スポーツの指導過程で顧問や先輩への礼儀を教えられていると思うが、
 なぜかそれが目上の人や教員への行動には拡大しない。あくまでも、自分の
 所属する部活動にかかわる世界だけのものととらえている学生が多いようだ。

  冒頭に登場した教員にあいさつをした学生たちは、常識をわきまえている
 ほうだ。授業を担当する教員とすれ違ってもあいさつせず、少し離れた場所に
 いる部活動の先輩には丁寧に大声であいさつをする運動部学生の姿は、キャン
 パス内でよく見られる。運動部学生は「あいさつがよくできるから」と就職
 の際に一部の企業で人気があるようだが、部活動を離れた場で、TPOに応じて
 心のこもったあいさつや対応ができる能力が身に付いているのだろうか。

  大学内での彼らの言動を見て、疑問に思う教員は少なくない。


■学力や学習意欲もほぼ問わずに入学させている大学も…

  【スポーツ学生を入学させる】この動きは大学の財政基盤の強化にも
 つながり、経営自体にもプラスになると考えられられる。



  しかし、この動きに手離しで賛同してよいのかという疑問がある。すでに、
 メジャーな競技を中心に、スポーツを行っている高校生を、経営のために
 学力や学習意欲もほとんど問わず入学させている大学があることは暗黙の
 了解となっている
(もちろん本人の希望もあるが)。

  【我孫子の大学に当てはまる。いや、当てはまるなんてものでは
   ない。なんせ、商学部と法学部に、それぞれ「スポーツなんたら
   コース」などというきっかいなコースをつくり、商学や法学をろくに
   勉強しなくても学士様になれるようにしているのだから。】


  そうしたことが原因で、繰り広げられるのが冒頭の授業光景なのだ。

  これは、受験偏差値の高低を問わずに見られる「教育困難大学」の象徴的
 な場面だ。

  知名度があり入試難易度の高い大学でも、「自分がどの学部で何を専攻
 したか、運動部所属の学生の多くはわかっていないのではないか」と嘆く
 教員がいる。それほどまでに学問に対する姿勢は希薄なのである。

  現在の大学スポーツ界、特にメジャーな領域では、勉強時間をほとんど残さ
 ないほど熾烈な練習を課しているようだ


  【駅伝の度重なる合宿のため、「僕たちの学ぶ権利を奪っている」
   との声を生んでいる

   

  学問に関心を示さず、スポーツだけを行っている大学生が多数存在する
 ことを認めることは、大学だけの問題ではなく高校や中学の部活動や、勉強の
 あり方までも悪いほうに変えてしまっていると筆者は考える。

             朝比奈 なを :教育ライター

   https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171130-00198897-toyo-bus_all&p=4



中央学院大学 専任教員の特権――サバティカル制度

2018-01-28 23:52:32 | 専任教員の特権

■「サバティカル」

 皆さん、「サバティカル」という言葉をご存知かな?
 
  この業界(大学業界)の人間――教員――なら、誰でも知っているが、
 業界外の者には知られていない。教員に日々苦しめられている学生や
 その保護者も知らないであろう。

  サバティカルとは、教員がすべての義務から解放されて、「お休み」
 する特権のこと


  ほとんどの大学非常勤講師は、この制度のことは知っているものの、
 具体的にどんな制度であるかは知らない。彼らはオヨビデナイ、から
 である。すなわち、彼らにはこの権利は与えられていないから、大学
 のサバティカル規程を手渡されることもないのである。

  サバティカルは、専任教員のみの特権である。サバティカル期間中は、
 給与(本俸、賞与等の諸手当)を丸々保障されて、授業等の義務から
 解放されるのである。通常、1年間である。

  サバティカルの期間は、もちろん自分の研究に使用してもいいし、
 遊びまくってもいい。例えば、外国旅行に行くもよし、そこで長期滞在
 してもよし。映画・観劇・コンサート三昧(ざんまい)もよし、ゲーム
 をやりまくってもよし。はたまた、どこぞの専任教員のように、名古屋
 くんだりのピンサロに出かけ、どうせ「ばれまい」とばかりに、
 「よかった」等とツイートするもよし


  要するに、時間をどう使おうが勝手なのである。

  真面目な専任教員は、この「サバティカル」を利用して、自分の著作
 を執筆し、あるいは研究をまとめ、あるいは資料の収集・分析に励み、
 あるいは思索にふけるのである。



■中央学院大学の「在外研究員制度」
 
  中央学院大学は、昭和53年(1978年)に「在外研究員規程」を、
 平成8年(1996年)に「国内研究員規程」を制定し、以来、多数の教員が
 この制度を利用している。

  前者は「外国において学術の調査、研究に従事する者」(第1条)に
 ついての、後者は「国内において学術の調査、研究に従事する者」
 (第1条)についての定めである。

  前者の適用を受ける「在外研究員」は、帰国後6カ月以内に報告を
 まとめ、学長に提出する義務を負っているが(15条)。しかしこの「報告」
 とは、研究成果の報告のことではない。単なる事務的なものであり、
 紙っぺら数枚でよし。

  要するに、在外研究した成果を論文または著作として出版する等の義務
 を全く負っていない
のである。

  この規程の第1条に「外国において学術の調査、研究に従事する」こと
 を目的とすることが書かれているが、この目的は、全く真実味がない。
 そらぞらしいのである。

  後者の「国内研究員」は、サバティカル終了後1年以内に研究成果を、
 論文または著書により公表しなければならないが(規程11条)、この義務
 は必ずしも守られていない。というのも、違反の場合の罰則の定めがない
 からである。成果の質的問題については、とりあえずとやかく言わないで
 おこう。

  要するに、「在外研究員」制度にしろ、「国内研究員」制度にしろ、
 「研究目的」の制度であるかのように設計されてはいるが、その期間を
 どのように使おうが自由であり、この制度を利用する専任教員を、給与を
 全額保障して労働から解放する制度なのである


  その点で、使用目的をはじめから問わない「サバティカル」制度と
 ほとんど変わりがないのである。



■400万円を別途支給

  給与を全額保障されて仕事を丸々1年間しなくていい制度にも驚くが、
 「在外研究員」制度にはもっと驚かされる。いたれりつくせり、なのである。

  なんと給与とは別に、1年間で最大400万円が支給されるのである。

  内訳はこうだ。外国滞在1日に付き1万円の支給。1年いれば、365万円
 が支給される。その他、往復の航空運賃、研究費が支給される。ただし
 上限400万円だから、この範囲内に収まる額しか支給されない。


 
■2年も可能

  この「在外研究員」制度、1年だけかと思いきや、学長の許可さえ得れば、
 もう1年延長することが可能である。

  この延長分の1年間も、もちろん給与が全額支給される。しかし、あの
 400万円は支給されない。



■李憲模(イ・ホンモ)教授の2年

  この制度を利用した専任教員は多数いる。
 「在外研究員」と「国内研究員」制度は、それぞれ年間2名ずつ、すなわち
 1年に4名が利用可能である。

  これまでに、延長して2年間も外国に滞在した教員が複数いる。

  最近では、法学部の李憲模教授である。

  この教授、法学部の専任教員人事におけるあの雇用対策法10条違反
 事件を引き起こした張本人の一人である。この事件は、本ブログで証拠を
 挙げて詳細に論じたので、再度読み返してほしい


  厚生労働省千葉労働局から、行政指導を受けるはめになったあの事件、
 実は彼が2年の「在外研究」から帰国してすぐに起こした事件なのである。

  彼は「在外研究」できることがほぼ決まった頃、当組合委員長の
 小林に、うれしそうに、本当は2年行きたい。子ども達を連れて行くが、
 英語がしっかりできるようになるには1年では無理だから。1年したら
 延長申請をしてみる、旨を語っていた


  行先はアメリカだ。そして、言葉通り、2年滞在した。

  親が子供の教育を重視するのは分かる。しかし、ちゃっかり自分の
 子どもの英語教育のためにも「在外研究員」制度を利用するとはね! 
 いやはや!

  この大学、なめられている!

  本物の研究者が、総額3000万円近い金銭を保障されて、2年間
 も研究に打ち込むことができるなら、研究書の1冊ぐらいは書ける。

  ところがこの御仁(ごじん)、渡米から約5年後の昨年2017年に、
 中央学院大学法学部の紀要である『法学論叢(ろんそう)』に、論文を
 1本掲載した。なんとそのタイトルが、「韓国における第20回総選挙の
 分析」である。

  アメリカ滞在とこの論文はどういう関係があるのか、さっぱり
 わからん。韓国の総選挙の分析にアメリカの長期滞在は全く必要ない。

  いや彼は、アメリカ滞在の成果の発表を、密かに準備しているのかも
 しれない。今後、彼がアメリカの地方自治研究についての大著を発表し、
 日本の学界をうならせることを期待しよう!



サバティカル制度の新設
  
  中央学院大学は2016年に、既存の「在外研究員」制度と「国内研究員」
 制度に加えて、新たに「サバティカル」制度を設けた。呆れると
 いうか・・・。

  新制度は、「研究」とは全く無縁の制度で、ご褒美である。
 だから、どう使おうが全く自由な制度である。毎年2名の枠が設けられて
 いる。

  給与は全額保障されるが、あの外国滞在の場合の400万円のうまみは
 ない。
 
  要件が幾つかある。その一つが、申請時の直前5年間に3本以上の論文
 の執筆があることだ。この要件をクリアして申請する者が、果たしてどの
 程度出てくるか。なにしろこの大学の専任教員は、自分の大学の紀要に
 3年に1本の論文の掲載を義務付けられているが、罰則がないことを
 いいことに、大半の教員はこの義務を履行していない。

  こんなていたらくだから、李教授にもなめられるんだよ!

■職員もサバティカルを要求すべし

  研究とは無縁な「サバティカル」制度が専任教員にできたのだから、
 中央学院大学の職員組合(組合事務室はあるが、開店休業中らしい)は、
 今後、職員のサバティカル制度の創設を要求すべきだ。

  これは、正当な要求だ!

  勤続10年で1年間の「ご褒美」だ!

  これについては、後日また述べよう!



■非常勤講師との待遇格差
 
  読者はすでにお気づきであろう。専任教員と非常勤講師と巨大な格差は、
 支給される賃金の格差にとどまらないのである。

  非常勤講師には、研究費が支給されない、研究室もない。厚生年金や
 私学共済等の社会保険にも入れてくれない(100名程の専業非常勤講師
 で加入を認められたのは4~5名)。だからほとんど無年金・低年金
 (国民年金に自分で加入し、仮に40年掛金を払っても、年金額は
 月額6万5000円)だ。

  このサバティカル制度は、まさに専任教員には、大学はいたれりつくせり
 であることを、象徴的に示している。

 

  




平和学人事「告発文」の解説 余談①

2018-01-27 19:55:39 | 在校生、中央大学関係者情報
平和学人事の「告発文」が大人気

  

  平和学人事に中央大学の「学閥」がものをいっていたことが暴露され、
うわさが広がり、当サイトへのアクセスが増加している。


■講師控室もこの話で盛り上がっていた

  職員室の非常勤講師の間でも、このブログが話題になっていた。大学の人事では、
 この悪しき慣習が幅をきかせていることは、なんとなく知っていたが、今回の
 ように証拠をもって暴露されたのは初めてで、衝撃だった、とのことだ。
 「やっぱりそうか!」との思いらしい。



■中大関係者がピンポイントでアクセス

  中央大学関係者が、google 検索を使用して当サイトの当該ブログに
直接アクセスしていることがわかる。「告発文」へのピンポイントのアクセスで
ある。中大は現在、朝日新聞にものるほどの「お家騒動中」だ。選挙で当選した
 教授の学長就任を、評議会と理事会が認めておらず、学長のポストが空白で、
 4月に再選挙で行われるとのこと。

  どこもかしこも「権力闘争」だ! 

  こんな「大事件」から比べれば、この「平和学」のインチキ人事など、たいした
 事件ではないものの、中大関係者には、やはり気になるらしい。

  彼らは、大村・新組合(といっても現在は解散したらしい)の「告発文」の画像
 ファイルをしっかり見ている。あの画像は、少々不鮮明で、見づらい。それにも
 かかわらず、彼らは辛抱強く見ている。これが本物の証拠の持つ魅力なのか! 

  それほどの人気なら、後日、文字転換して全文を載せよう! そうすれば、
 実は別の問題も見えてくるのである。



■川久保某の言い訳はアヤシイ

  例の告発文によると、告発者・内村教授は、教授会に提出された、
 「平和学」での専任ポストの必要性についての文書は、あなたが書いたものかと
 問い、川久保某は、「然(しか)り」と回答したと判断できる。

  ところが川久保某は、どういう目的で使用されるかは知らなかった、と回答
 したとのこと。

             「誰がそんなこと信じるか!」

  土橋法学部長は当時、中央大学法学部の多摩校舎に、毎週金曜日、非常勤講師
 として出講(アルバイト)し、ゼミと講義を各1つ担当していた。

  すでに中央学院大学の非常勤講師として勤務していた川久保某は、この多摩
 あたりに住み、毎週のごとく法学部長と会い、作戦会議(=飲み屋での会議)を
 行っていたと聞いている。

  川久保謀を専任にするには、どうしたらいのか、についてである。

  もちろん、川久保某に何かできるわけではなく、一方的に聞かされていた
 のであろう。
 
  同郷(福島県)、同窓(中央大学法学部大学院法学研究科博士課程(政治学専攻)
 で、飲み友達(年齢はだいぶ違うが)の御2人だ。

  何の目的で使用するかも明らかにせずに、「平和学」の専任ポストがなぜ必要かを
 文書にしなさいと、土橋法学部長(当時)が川久保非常勤講師に指図するはずはない。

  実は土橋法学部長(当時)は、当組合委員長の小林にも、「EU法」等で専任ポスト
 の人事要求を教授会にするので、文書にするようにと言い渡したことがあった。
 もちろん小林を専任化するつもりなど毛頭なく、単なるポーズに過ぎなかったので
 あるが。

  こういう事実があるから、川久保の言い訳はアヤシイと断言できるのである。

      次回は、新組合はどうして土橋法学部長を告発したかについてである。

              <続く>

中央学院大学 少人数教育の実態(5) 400人の授業

2018-01-27 04:47:25 | 在校生・受験生情報
■「大学設置基準」ぎりぎりの専任教員数

  このブログでは、「大学設置基準」という言葉が何度か出てくる。

この「大学設置基準」というのは、文科省令で、大学を設置・運営する際に満たさ
なければならない最低基準を定めたものである。その第1条の2と3には、以下の
ように書かれている。

   2 この省令で定める設置基準は、大学を設置するのに必要な最低の基準と
する。
3 大学は、この省令で定める設置基準より低下した状態にならないように
することはもとより、その水準の向上を図ることに努めなければなら
     ない。

  では、この省令によると、『週刊ダイアモンド』のあの衝撃的なランキングが発表
 された2012年に、中央学院大学は、いったい何人の専任教員を雇用しておか
 なければならなかったのであろうか。

  専任教員数については、第13条が定めている。

同条にしたがって計算すると、中央学院大学が雇用しておかなければならなかった
 専任教員数は66名である。

  中央学院大学には、大学院商学研究科が設置されており、こちらにも省令に基づいて
 専任教員を配置しなければならない。大学院の専任教員は学部との併任が認められて
 おり、一部はダブルカウントが認められている。

  この七面倒くさいことはおいておくとしよう。要するに、中央学院大学は、大学院を
 含めても全部で70名程度の専任教員しか雇用せず、大学設置基準すれすれの専任教員に
 していたのである。だから、専任教員1人当たりの学生数が48.0人で、559位
 という下から2位の不名誉を記録したのである。

  「徹底した少人数教育」を掲げながら、意図的に専任教員数を減らし続け(退職
 した専任教員の補充をしなかった)大学設置基準が定める最低限度の専任教員数
へと、超低空飛行を行っていたのであった


  この超低空飛行の理由については、後日、詳しく述べる。


■学生がもたらした情報ー400人授業

  当ブログ「少人数教育の実態(3)」が掲載されてから、大学で期末試験を受けた
 学生からこんな情報がもたらされた。

  なんと、その学生、400人もの履修生がいる授業の試験を2つ受けたという
 ではないか。教室はギューギューで、となりの答案が丸見えだとのことだ。
  
            「本当か!」
            「どこが徹底した少人数教育だ!」
            「バカも休み休み言え!」

  その授業は商学系の科目で、必修に近い「選択必修科目」だそうだ。だから多くの
 履修者がいるわけだ。「ほとんど必修といっていい科目」とのことだ。

  学生が挙げたのは、次の科目だ。
  
     「国際流通論」(春セメスター)
     「国際流通システム論」(秋セメスター)
     「商学総論」(春セメスター)
     「流通システム論」(秋セメスター)

  毎年受講者が400人もいるような授業をそのままにして、なにが「徹底した
少人数教育」だ!


■履修者ゼロのゼミ

  そういえば、かつて組合が入手した資料に、科目別の履修者数を示したものがあり、
 履修者数が400人を超えていたことを思い出した。自然科学系の授業であった。

  また、少なからぬ「演習」の履修者数が、1~3人であることも思い出した。

  こちらは、意図せざる「少人数教育」だが、これではゼミは成り立たない。

  中には学生に「見捨てられ」てしまい、誰も寄り付かないゼミがあった。
  要するに履修者ゼロ!

             「ゼロゼミ」だ!

                <続く>
<

非常勤講師からしぼりとる 賃金格差は6~7倍

2018-01-25 00:26:17 | 非常勤講師の搾取


「給与支給明細書」

  われわれが、中央学院大学は非常勤講師からしぼりとっている、
 と大声で叫んでも、なかなか実感がわかないだろう。

  「百聞は一見にしかず」である。

  以下に、専任教員の義務的担当コマ数と同じ週5コマを担当して
 いる当組合委員長の小林の2017年12月分の「給与支給明細書」
 を載せるので、じっくり見てほしい。


  







■解説

  少し見づらいが、「本俸」とあるのが月額給与で、16万6500円である。

  大卒の初任給にも及ばない!

  「社会保険料合計」とあるのが、社会保険の掛金2万610円である。

  ちなみに、組合の団体交渉により、2014年4月より、週5コマ以上を
 担当している4~5名の非常勤講師が、やっと私学共済に加入できる
 ようになった。

  では、小林の2017年の給与総額はいくらか?

  いうまでもなく、16万6500 × 12 = 198万1500 円である。

  この数字は、給与支給明細書の右段の中央に記載されている。

  同じように、小林が支払う社会保険料の年額は、

      2万610円のだいたい12か月分で、 24万4611円であり、

  これも、右段中央に記載されている。


小林にかかる年間人件費

  学校法人にとっての小林の人件費は、次のように計算される。

  先ず本俸 198万1500円である。

  次に学校法人は、小林が加入している社会保険に、小林の掛金と
 ほぼ同額の掛金を支払っているので、24万1611円が、さらなる
 負担となる。

  要するに法人の人件費負担は、この合計額:222万3111円である。

<なお、交通費は除外している>

  お気づきであろう。小林には、ボーナスも、扶養家族手当も、
 住宅手当も、払われてこなかったのである。

  
■源泉徴収票

  同じことは、確定申告の際に使用する、源泉徴収票によっても
 確認できるので、念のため、以下に示しておく。




■では専任教員の給与と人件費は?

  これまで、訴状でも、ビラでも、支援する会のHPでも、専任教員
 の1人当たりの平均人件費は約1250万円であると述べてきた。

  しかし、それは平均である。

  中央学院大学では、給与は65歳で頭打ちで、この年齢を超えると
 もう上がらない。たいていは教授なのだが、その人件費は1250万円
 ではない。

  なんと、1550万円である。

  その内訳は、後日示そう。

  そして、被告である学校法人中央学院が、このかくも巨大な格差を、
 法廷において、どのような「屁理屈(へりくつ)」で正当化している
 かも示そう。

  この「屁理屈]は、労働裁判史に永久に残ることであろう

  まさに、珍論奇論なのであり、笑えるのである。

   常識的に考えても、220万円 対 1550万円 の格差は、
  どう屁理屈をこいても、正当化できない。7倍なんだよ!

              <続く>
           


中央学院大学 少人数教育の実態(4)誇大広告?

2018-01-22 22:05:32 | 在校生・受験生情報
◎読者へのお願い

  これまでのところ、才能ある組合員が、思いつくまま、不定期に、ちまちま書いて
きたが、このブログは意外に受けているようだ。

  過去の「作品」には、秀逸のものが多い。そのためか、読者は繰り返し、繰り返し
 読み、夜中のひと時をこのブログで楽しんでいるようである。

  先日の、大村・新組合による「平和学」の「イカサマ人事」の告発文と、その解説の
 ブログは、大ヒットであった。中央学院大学の関係者以外にも、だいぶ拡散したようだ。

  中央学院大学と中央大学の関係が、人事問題でつながり、中大関係者も注目し始めた
 ようだ。

  それでも我々は、このブログを全国に拡大するための積極的な措置は講じて
 こなかった。今後は、ソーシャル・メディアを使用して、拡大させようと思う。

  大学や小中高その他の教育機関で働いている非常勤講師の待遇改善の運動に、
 少しでも共感を持っておられる読者は、このブログのサイトや内容を、ソーシャル・
 メディアを使って拡散してほしい。それが、我々の助けになる。
 

質(たち)が悪い

  中央学院大学が学生集めに掲げる二枚看板「公務員への道――県下第2位」と
 「徹底した少人数教育」が、虚構であることは、根拠を示しての我々の批判によって
 明白だ。

  「虚構」とは、事実でないことを、事実であるかのようにつくりあげることをいう。
 すなわち、フィクションやロマンや小説のたぐいである。

  小説なら、読み手は「物語」であることを承知しているが、この手の虚構は、
 受験生や保護者には見抜けない。この看板を出す者は、これがすでにフィクション
 であることを承知しながら、入学生集めに利用している。だから、質(たち)が悪い。 「倫理観」が欠如している。

  先ず「公正な倫理観」は引っ込めたらいい。


■二枚看板も引っ込めたら?

  「徹底した少人数教育」という看板は、即刻引っ込めなければならない。
 「徹底した少人数教育」は、「虚構」などではなく、イカサマのたぐいだからである。

  これを正直に「徹底した少人数の専任教員による教育」と書き換えても、真実からは
 程遠い。

  なぜなら、この大学には少人数の専任教員の他に、多数の非常勤講師がおり、この
 多数の低賃金の非常勤講師が、この大学の講義の約半数を担っているからである。
 決して専任教員だけが教育を行っているわけではない。

  もう一方の看板:「公務員への道―中央学院大学」も、先にブログで批判したとおり
 である。こちらは引っ込めずに、次のように書き換えたらいい。

   「コームイン・への道」を改め、

            「ホームイン・への道」(硬式野球)

            「ホールイン(ワン)・への道」(ゴルフ)

            「シードケン・への道」(駅伝)
 に!


  こちらのほうが、学生の頑張りで、現実に大きな成果をあげているのだから。 

  また県下第2位をどうしても誇りたいなら、もっといい新看板がある。
      
            シードケンへの道―県下第1位!


  これなら「虚構」ではなく、正真正銘のノンフィクションだ。県下では敵なしだ。


■誇大広告

  『デジタル大辞泉』によると、「誇大広告」とは、

   「商品やサービスの内容・価格などが、実際のものより優良または有利であると
    消費者に誤認させるように表示した広告」
  
  である。

  「徹底した少人数教育」という広告は、この定義に当てはまらないか?

  四の五の言っていても始まらないので、消費生活センターに問い合わせてみる
 ことにする。法律の網にかかるのか否かも、消費者庁に問い合わせてみることにする。

            <続く>