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「8月26日(月)」
「自転車屋の生き物歳時記」
「アキアカネ」
昨日の蓬山峽沢歩きトレッキングでは
いわゆる赤トンボ
アキアカネをたくさん見ました。
近年のアキアカネは
山吹色やとオレンジの個体ばかりで
真っ赤なのはほとんどいないですね。
メスと
未成熟なオスしかいないからなのかもですが
赤トンボとは呼べなくなってきました。
アキアカネ
(秋茜、学名:Sympetrum frequens (Selys, 1883))は、
トンボ科アカネ属に分類されるトンボの一種。
日本では普通に見られる。
俗に赤とんぼと呼ばれ、
狭義にはこの種だけを赤とんぼと呼ぶことがある。
季節的な長距離移動がよく知られている。
日本特産種で、
大陸部では極東アジアからヨーロッパにかけて
広く分布する近縁種である
タイリクアキアカネ S. depressiusculum (Selys, 1841)と
置換する。
タイリクアキアカネは、
秋の後半に北西の季節風が吹き出す頃に、
日本列島に吹き寄せられたものが各地で記録されるが、
繁殖はしていないようで幼虫の発見例はない。
同様に
人里でよく知られた赤とんぼには
ナツアカネ S. darwinianum (Selys, 1883)がある。
アキアカネは夏に一旦低地から姿を消し、
秋に成熟成虫が大挙して出現するのに対して、
ナツアカネは生活史を通じて低地から姿を消さない。
そのために
夏にも低地で見られる方に
ナツアカネの和名が与えられたのであり、
活動時期自体は両種にほとんど差はない。
ロシア、中国、朝鮮半島、日本に分布する。
平地から山地にかけて、
水田、池、沼、湿地などに生育する。
底質は泥で、汚れた水質の環境に生育することが多い。
平地で孵化した未熟な成虫は
夏に涼しい山地へ移動し、成熟し秋になると平地に戻る。
日本では
小笠原諸島、沖縄県を除き各地に広く分布し、
奄美大島では過去に確認記録がある。
朝鮮半島からタイリクアキアカネに混じって
朝鮮半島タイプのアキアカネの飛来が確認されている。
全長はオスが32~46mm、メス:33~45 mm。
腹長はオスが19~22 mm、メス:21~30mm。
後翅長はオスが25~34 mm、メス:26~34mm。
オスは腹部第2節の下部に副性器(2次生殖器)があり、
成熟すると腹部が赤くなる。
メスは腹部が淡褐色のものと背面が赤いものがある。
顔面はオスが橙褐色で、メスが黄褐色。
オスは成熟しても頭部と腹部は赤くならない。
複眼は大きく、左右がくっ付き合って一続きとなり、
顔面の黒条の凹凸が目立たない個体が多い。
オスは第10節に連結交尾の際に
メスを捕獲するための尾部付属器があり、
メスには第8節下部に小さな生殖弁がある。
終齢幼虫に達した段階のヤゴの体長は16~20 mm、
頭幅は6・5~8mm。
背棘が第4~8節にあり、側棘が第8~9節にある。
1990年代後半から
日本各地でアキアカネの個体数が激減している。
その原因はイネ苗といっしょに水田に持ち込まれる
農薬の箱処理剤とみられている。
1993年からイミダクロプリド、
1996年からフィプロニルが箱処理剤として
全国的に出荷されている。
フィプロニルは
アキアカネの幼虫の致死率を高めることが
実験的に確認されていて、
北陸地方におけるフィプロニルの出荷量変化と
アキアカネやノシメトンボの個体数減少との間に
相関があることも確認されている。
日本の以下の都道府県で、
レッドリストの指定を受けている。
絶滅危惧II類(VU)- 長崎県
分布特性上重要 - 鹿児島県
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