「2月28日(水)」
「自転車屋の生き物歳時記」
「セグロセキレイ」
先日の
石井ダムのトレッキングで
こいつをよく見かけた。
セグロセキレイ(背黒鶺鴒)は、
スズメ目セキレイ科セキレイ属に分類される
鳥類の一種である。
主に水辺に棲む。
体長 20~22cm、翼開長約30cm、
体重26~35g。ハクセキレイと同大。
頭から肩、背にかけてが濃い黒色で、
腹部が白色で胸部は黒色。
ハクセキレイと
見分けがつきにくい場合があるが、
本種は眼から頬・肩・背にかけて
黒い部分がつながるところで判別できる。
また
ハクセキレイやキセキレイと同様に
尾羽を上下に振る姿が特徴的である。
雌雄ほぼ同色だが、
雌は背中が雄に比べると灰色みがかっている。
幼鳥は頭から背中まで灰色である。
ただし、
ハクセキレイの様々な亜種に似ている
部分白化個体の観察例もあるので 、
ハクセキレイとの識別には注意を要する。
本種の地鳴き、
「ジュジュッ、ジュジュッ」に対し、
ハクセキレイでは、
「チュチュッ、チュチュッ」と聞こえるので、
声による識別は可能である。
日本(北海道、本州、四国、九州)では
普通に見られる留鳥または漂鳥。
積雪地でも越冬する場合が多い。
日本の固有種として扱われることが多いが、
ロシア沿海地方沿岸部、朝鮮半島、台湾、
中国北部沿岸部など
日本周辺地域での観察記録もあり、
まれに繁殖の記録もある。
韓国では西海岸地域を除く河川で
留鳥(局地的)に生息しているとの報告もある。
主に水辺に住むが、
水辺が近くにある場所ならば
畑や市街地などでも観察される。
好む地形は
ハクセキレイに近いが、
比較的河川の中流域などを好む傾向がある。
瀬戸内海の大きな河川の少ない地域では、
海岸沿いの堤防・波消しブロック上、
干潟・砂浜で見られることも多い。
ハクセキレイやキセキレイとは
概ね棲み分けている。
ただし最近では
主にハクセキレイの分布拡大により
生息地が重なるようになっている。
一年を通し、
単独または番いで縄張り分散する。
縄張り意識がとても強く、
同種のほかハクセキレイ、キセキレイと
生活圏が競合する場合には
追いかけ回して縄張り争いをする様子が
よく観察される。
なお、
他のセキレイと競合した場合に
本種が強い傾向がある。
食性は雑食で、
採食方法などもハクセキレイに似るが、
本種は水辺の環境に依存しており、
畑など乾いた場所での採食行動は
あまり見られない。
夜は近隣の森などに塒を取る。
繁殖形態は卵生。
通常は年1回繁殖するが、
年2回繁殖することもある。
川岸の植物や岩の下、崖地の陰などに
枯草などを用いて椀状の巣を作り、
3~7月に4~6卵を産む。
抱卵期間は11~13日で主に雌が抱卵する。
雛は14日ほどで巣立つ。
飛翔時に鳴き、
地鳴きは「ジュビッ、ジュビッ」などで
ハクセキレイに似るが濁るところで判別できる。
さえずりも同様に少々濁って聞こえる。
@サイクルプラザ・イレブン@
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先日の
石井ダムのトレッキングで
こいつをよく見かけた。
セグロセキレイ(背黒鶺鴒)は、
スズメ目セキレイ科セキレイ属に分類される
鳥類の一種である。
主に水辺に棲む。
体長 20~22cm、翼開長約30cm、
体重26~35g。ハクセキレイと同大。
頭から肩、背にかけてが濃い黒色で、
腹部が白色で胸部は黒色。
ハクセキレイと
見分けがつきにくい場合があるが、
本種は眼から頬・肩・背にかけて
黒い部分がつながるところで判別できる。
また
ハクセキレイやキセキレイと同様に
尾羽を上下に振る姿が特徴的である。
雌雄ほぼ同色だが、
雌は背中が雄に比べると灰色みがかっている。
幼鳥は頭から背中まで灰色である。
ただし、
ハクセキレイの様々な亜種に似ている
部分白化個体の観察例もあるので 、
ハクセキレイとの識別には注意を要する。
本種の地鳴き、
「ジュジュッ、ジュジュッ」に対し、
ハクセキレイでは、
「チュチュッ、チュチュッ」と聞こえるので、
声による識別は可能である。
日本(北海道、本州、四国、九州)では
普通に見られる留鳥または漂鳥。
積雪地でも越冬する場合が多い。
日本の固有種として扱われることが多いが、
ロシア沿海地方沿岸部、朝鮮半島、台湾、
中国北部沿岸部など
日本周辺地域での観察記録もあり、
まれに繁殖の記録もある。
韓国では西海岸地域を除く河川で
留鳥(局地的)に生息しているとの報告もある。
主に水辺に住むが、
水辺が近くにある場所ならば
畑や市街地などでも観察される。
好む地形は
ハクセキレイに近いが、
比較的河川の中流域などを好む傾向がある。
瀬戸内海の大きな河川の少ない地域では、
海岸沿いの堤防・波消しブロック上、
干潟・砂浜で見られることも多い。
ハクセキレイやキセキレイとは
概ね棲み分けている。
ただし最近では
主にハクセキレイの分布拡大により
生息地が重なるようになっている。
一年を通し、
単独または番いで縄張り分散する。
縄張り意識がとても強く、
同種のほかハクセキレイ、キセキレイと
生活圏が競合する場合には
追いかけ回して縄張り争いをする様子が
よく観察される。
なお、
他のセキレイと競合した場合に
本種が強い傾向がある。
食性は雑食で、
採食方法などもハクセキレイに似るが、
本種は水辺の環境に依存しており、
畑など乾いた場所での採食行動は
あまり見られない。
夜は近隣の森などに塒を取る。
繁殖形態は卵生。
通常は年1回繁殖するが、
年2回繁殖することもある。
川岸の植物や岩の下、崖地の陰などに
枯草などを用いて椀状の巣を作り、
3~7月に4~6卵を産む。
抱卵期間は11~13日で主に雌が抱卵する。
雛は14日ほどで巣立つ。
飛翔時に鳴き、
地鳴きは「ジュビッ、ジュビッ」などで
ハクセキレイに似るが濁るところで判別できる。
さえずりも同様に少々濁って聞こえる。
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