そんな事を考えるのが楽しいです。
与えられたものをこねくりまわしてあーでもないこーでもない。
そんな風に考えているのが好きなんだろうなぁ。
私は基本的に経験値がすごい低くて、年齢だけ重ねてきてます。
人付き合いがとてつもなく得意ではなくて苦手です。
それでも、時々「えいっ!」って勇気が出てきて今に到ります。
社会人になってからも、新たな出会いがあったりもして、不思議な感じ。
それでさー。この前友達に会ったんだけれども。
友達が私はとっても少ないと自覚しているんだけど、
これがねー。友達優しいんだなーって。
ずっとLOVEの歌詞が読んでいて好きで、
色々どういう意味なんだろ?って考えたりするのだけど、
そして、「ここ!ここははい、こういうイメージで読んでます!」
「この言葉を選ぶ、この意味わかりますか?!」
とか書きそうな勢いなんだけど(笑)本当は歌詞載せちゃダメだしね。
何か、花言葉も良いよね。
戸塚さんの好きな歌詞のところは、理由読んだらすごい納得した。
※※※※※※※※※※※
仕事の繁忙期が無事終って、
彼との連絡が無事取れるようになった。
そもそも、私と彼はそこまで頻繁に連絡を毎日するわけではなくて、
会おうってなったら暇?って聴いて会うスタンスだった。
そんなだから繁忙期はどうしても音信不通気味で寂しくなってしまう。
久しぶりに彼が運転している車の助手席に腰掛けながら、眠気と戦いつつ起きていた。
「眠いなら寝て良いよ」
「いや、やっぱ話し相手はいないと・・・」
「今寝てて話してませんからね」
「いや、寝てませんからね」
「は~。別に良いけど(笑)」
そんな会話をしつつ、ドライブを楽しんでいた。
今日は疲れを取ろうって話になって、日帰り温泉に行くことにしたのだ。
こんな風に車で出かけるのも何度目だろう。
中学生の頃から一緒に出かけるようになって、
いつからか隣にいる事が当たり前になった。
「ねー、起きてる?」
「寝てないって言ったしょ」
「あぁ、じゃあさ、今度学祭行かない?」
「・・・どこの?」
「そりゃ、俺らの母校ですよ」
「へぇ~、良いよ!」
「じゃあ、今度の土曜日にするみたいだからよろしく。」
「よろしくお願いします。」
「はい。」
次の約束がある日は、何だか嬉しい。
※※※※※※※※※
元通学路で待ち合わせをして、一緒に学校へと向かう事になっていた。
通学路は会社への道とは違う為、
あまり通ることもなかったからすごく懐かしくてキュンとした。
学祭に行くなんて事はなかったし、学祭時期に開放されていることも忘れていた。
結局、私は別に学校自体に思い入れがあるわけではないから、
そんなに学校へ行くこともしていなかった訳で、何だか懐かしい。
待ち合わせ場所には彼が立っていた。
「おはようございます。」
「おはよう。」
そういって歩き出した。
「ねー、通学路とか懐かしいね」
「うん。」
「今日何してるんだろうねー。お昼とか買えるかな。」
「あー、どうなんだろうね。」
「何か、言葉少ないね?」
「そんな事ないよ。」
「ふーん。」
通学路は懐かしい思い出に満ちている。
例えば、待ち合わせの交差点でバイバイしなきゃいけなかったから、
立ち止まって話し込んだ事が何度かあった。
クラスメートがいるし、テレもあるから毎日帰るわけでもない。
それでも偶然を装って一緒に帰った日は、何だか嬉しかった。
バイバイといった後、視線を感じながら帰った事を今も覚えている。
ふと、信号が赤に変わって立ち止まった。
「結構学校近いね」
「ここから歩いて15分位だからね。まぁ近いよね。」
「え?15分だっけ???」
「まぁ。うん。」
そうか。私たち、ゆっくり歩いてたのか。
そんな事実に今さら気づいた。あの頃考えたこともなかったけれど。
「ふーん、そっかぁ。ゆっくりしてたんだねぇ。」
その言葉に返事はなかったから、思わず彼の左手をとった。
「良いねー。青春だったね私ら(笑)」
「はいはい。」
そういって私の右手を握り返してくれたから、学校まで手を繋いで歩いた。
※※※※※※※※※※
文化祭の催しが開かれている傍ら、
理科室は休憩室として使われていて、パラパラと人が座っていた。
「懐かしいね、理科室!」
「ホント変わんないなー」
「ね。」
先ほど他の教室で買ってきたものを取り出し、休憩をとることにした。
「学校来るの久しぶりだね」
「だね」
「さっき教室の展示見たしょ?」
「うん」
「アレ、うちらの時と比べられない位ハイクオリティーだったね(笑)」
「俺たちは俺たちの味ってモンがあったんだよ(笑)」
「何その妙なライバル心は(笑)」
「っていうか俺らのクラスは展示辞めて発表だったじゃん」
「そっか。私らが同じクラスの時はステージ発表だったね」
「そーだって。お前踊ってたじゃん」
「おお、覚えてるんだ!!」
「・・・そりゃそうだろ」
そういって、プイッと横を向いた後、数秒黙った後彼が口を開いた。
「じゃあさ、虹が見える話覚えてる?」
「え?」
「理科のさ、この教室で言ってたヤツ。」
「・・・・・・」
「その顔、覚えてないでしょ」
「や・・・」
「すっげー勇気出して言ったのに。」
「それは理科室じゃなくて教室だよ」
「うわ、俺より覚えてるっぽい(笑)」
「・・・覚えてるよ、ずっと」
「これ、あげる」
彼が渡してくれた包みは小さかった。
「ここで開けて良いの?」
「いや、ちょっとここまで人がいるとは思ってなかったからちょっと待って・・・」
そう言った彼は耳まで真っ赤だった。
覚えてる。覚えてるずっと。
この愛を叫ぶのは、帰り道にしよう。
※※※※※※
さて、ここまで読んだ方は果たしているのか?!(笑)
与えられたものをこねくりまわしてあーでもないこーでもない。
そんな風に考えているのが好きなんだろうなぁ。
私は基本的に経験値がすごい低くて、年齢だけ重ねてきてます。
人付き合いがとてつもなく得意ではなくて苦手です。
それでも、時々「えいっ!」って勇気が出てきて今に到ります。
社会人になってからも、新たな出会いがあったりもして、不思議な感じ。
それでさー。この前友達に会ったんだけれども。
友達が私はとっても少ないと自覚しているんだけど、
これがねー。友達優しいんだなーって。
ずっとLOVEの歌詞が読んでいて好きで、
色々どういう意味なんだろ?って考えたりするのだけど、
そして、「ここ!ここははい、こういうイメージで読んでます!」
「この言葉を選ぶ、この意味わかりますか?!」
とか書きそうな勢いなんだけど(笑)本当は歌詞載せちゃダメだしね。
何か、花言葉も良いよね。
戸塚さんの好きな歌詞のところは、理由読んだらすごい納得した。
※※※※※※※※※※※
仕事の繁忙期が無事終って、
彼との連絡が無事取れるようになった。
そもそも、私と彼はそこまで頻繁に連絡を毎日するわけではなくて、
会おうってなったら暇?って聴いて会うスタンスだった。
そんなだから繁忙期はどうしても音信不通気味で寂しくなってしまう。
久しぶりに彼が運転している車の助手席に腰掛けながら、眠気と戦いつつ起きていた。
「眠いなら寝て良いよ」
「いや、やっぱ話し相手はいないと・・・」
「今寝てて話してませんからね」
「いや、寝てませんからね」
「は~。別に良いけど(笑)」
そんな会話をしつつ、ドライブを楽しんでいた。
今日は疲れを取ろうって話になって、日帰り温泉に行くことにしたのだ。
こんな風に車で出かけるのも何度目だろう。
中学生の頃から一緒に出かけるようになって、
いつからか隣にいる事が当たり前になった。
「ねー、起きてる?」
「寝てないって言ったしょ」
「あぁ、じゃあさ、今度学祭行かない?」
「・・・どこの?」
「そりゃ、俺らの母校ですよ」
「へぇ~、良いよ!」
「じゃあ、今度の土曜日にするみたいだからよろしく。」
「よろしくお願いします。」
「はい。」
次の約束がある日は、何だか嬉しい。
※※※※※※※※※
元通学路で待ち合わせをして、一緒に学校へと向かう事になっていた。
通学路は会社への道とは違う為、
あまり通ることもなかったからすごく懐かしくてキュンとした。
学祭に行くなんて事はなかったし、学祭時期に開放されていることも忘れていた。
結局、私は別に学校自体に思い入れがあるわけではないから、
そんなに学校へ行くこともしていなかった訳で、何だか懐かしい。
待ち合わせ場所には彼が立っていた。
「おはようございます。」
「おはよう。」
そういって歩き出した。
「ねー、通学路とか懐かしいね」
「うん。」
「今日何してるんだろうねー。お昼とか買えるかな。」
「あー、どうなんだろうね。」
「何か、言葉少ないね?」
「そんな事ないよ。」
「ふーん。」
通学路は懐かしい思い出に満ちている。
例えば、待ち合わせの交差点でバイバイしなきゃいけなかったから、
立ち止まって話し込んだ事が何度かあった。
クラスメートがいるし、テレもあるから毎日帰るわけでもない。
それでも偶然を装って一緒に帰った日は、何だか嬉しかった。
バイバイといった後、視線を感じながら帰った事を今も覚えている。
ふと、信号が赤に変わって立ち止まった。
「結構学校近いね」
「ここから歩いて15分位だからね。まぁ近いよね。」
「え?15分だっけ???」
「まぁ。うん。」
そうか。私たち、ゆっくり歩いてたのか。
そんな事実に今さら気づいた。あの頃考えたこともなかったけれど。
「ふーん、そっかぁ。ゆっくりしてたんだねぇ。」
その言葉に返事はなかったから、思わず彼の左手をとった。
「良いねー。青春だったね私ら(笑)」
「はいはい。」
そういって私の右手を握り返してくれたから、学校まで手を繋いで歩いた。
※※※※※※※※※※
文化祭の催しが開かれている傍ら、
理科室は休憩室として使われていて、パラパラと人が座っていた。
「懐かしいね、理科室!」
「ホント変わんないなー」
「ね。」
先ほど他の教室で買ってきたものを取り出し、休憩をとることにした。
「学校来るの久しぶりだね」
「だね」
「さっき教室の展示見たしょ?」
「うん」
「アレ、うちらの時と比べられない位ハイクオリティーだったね(笑)」
「俺たちは俺たちの味ってモンがあったんだよ(笑)」
「何その妙なライバル心は(笑)」
「っていうか俺らのクラスは展示辞めて発表だったじゃん」
「そっか。私らが同じクラスの時はステージ発表だったね」
「そーだって。お前踊ってたじゃん」
「おお、覚えてるんだ!!」
「・・・そりゃそうだろ」
そういって、プイッと横を向いた後、数秒黙った後彼が口を開いた。
「じゃあさ、虹が見える話覚えてる?」
「え?」
「理科のさ、この教室で言ってたヤツ。」
「・・・・・・」
「その顔、覚えてないでしょ」
「や・・・」
「すっげー勇気出して言ったのに。」
「それは理科室じゃなくて教室だよ」
「うわ、俺より覚えてるっぽい(笑)」
「・・・覚えてるよ、ずっと」
「これ、あげる」
彼が渡してくれた包みは小さかった。
「ここで開けて良いの?」
「いや、ちょっとここまで人がいるとは思ってなかったからちょっと待って・・・」
そう言った彼は耳まで真っ赤だった。
覚えてる。覚えてるずっと。
この愛を叫ぶのは、帰り道にしよう。
※※※※※※
さて、ここまで読んだ方は果たしているのか?!(笑)