オーディオ・テクニカのATH-AD900という2万円程度のヘッドホーンを使っています。
解像度が高くて、今まで聞こえてこなかった音が聞こえます。
村治佳織の「Transformation」という私の好きなアルバムがありますが、このCDをAD900で聞くと演奏以外の色々な音が聞こえています。
特に息を大きく吸い込む時はかなりはっきり分かりますが、そのタイミングも音楽の一部になっています。
音楽に没頭し、音楽とともに呼吸しているんですね。
この集中力は、とても真似できるものではありません。
例えばラストワルツでは、すっと息を吸ってから弾き出します。
このような出だしの音は編集で簡単に削れる部分ですが、エンジニアの方はそれも音楽の一部として、あえて残したんだと思います。
普通に聞く分には聞き逃してしまうと思いますが、ロンドンデリーの歌ではスタジオで何かが倒れたような音が聞こえます。
また、実際に演奏経験がある人なら、消音の際に誤ってかすかに音を出してしまったとか、指が滑りそうになった音とかも分かると思います。
それらはノイズではなくて、機械ではない血の通った村治佳織の演奏の緊張感やライブ感を伝える要素になっていると思います。
最近の録音は、こうした要素は「雑音」として押さえているようですが、私は残っていたとしても生々しくていいかなと思いますが、皆さんはどう思いますか?
ジャズは鼻歌までも録音されていますし、クラシックでも最新の録音だすと指揮者が息を吸う瞬間やピアニストの椅子がきしむ音なども聞こえますが、かすかなもので音楽を邪魔するようなものでなかれば、それもひっくるめて音楽だと思います。
解像度が高くて、今まで聞こえてこなかった音が聞こえます。
村治佳織の「Transformation」という私の好きなアルバムがありますが、このCDをAD900で聞くと演奏以外の色々な音が聞こえています。
特に息を大きく吸い込む時はかなりはっきり分かりますが、そのタイミングも音楽の一部になっています。
音楽に没頭し、音楽とともに呼吸しているんですね。
この集中力は、とても真似できるものではありません。
例えばラストワルツでは、すっと息を吸ってから弾き出します。
このような出だしの音は編集で簡単に削れる部分ですが、エンジニアの方はそれも音楽の一部として、あえて残したんだと思います。
普通に聞く分には聞き逃してしまうと思いますが、ロンドンデリーの歌ではスタジオで何かが倒れたような音が聞こえます。
また、実際に演奏経験がある人なら、消音の際に誤ってかすかに音を出してしまったとか、指が滑りそうになった音とかも分かると思います。
それらはノイズではなくて、機械ではない血の通った村治佳織の演奏の緊張感やライブ感を伝える要素になっていると思います。
最近の録音は、こうした要素は「雑音」として押さえているようですが、私は残っていたとしても生々しくていいかなと思いますが、皆さんはどう思いますか?
ジャズは鼻歌までも録音されていますし、クラシックでも最新の録音だすと指揮者が息を吸う瞬間やピアニストの椅子がきしむ音なども聞こえますが、かすかなもので音楽を邪魔するようなものでなかれば、それもひっくるめて音楽だと思います。