Hatena::Questionでは、DR-1の音は好評だったようですね。
録音レベルが低くて、ノーマライズした際にスカスカした感じになってしまいました。
比較なのでコンプレッションをかけて音圧を上げる訳にもいかないし・・・
このあたりは反省材料です。
参考までに、私の使い方を書いておきます。
デジタル機器なので、音量がオーバーしないように低めに設定しますが、それなりのレベルは確保する必要があります。
一回ちゃんとやって、メモしておくことですね。
次にマイクの位置、これはすごく重要。
録音比べでわかる通り、D50、DR-1は耳で聞いて、ここがいいなと思うところにセッティングすることになりますが、今回の場合はもう少し高い位置から狙わないと前の奏者で遮られて後ろで弾いている低音部分の音が拾えません。
ちなみに高い位置でのセッティングを考慮した使い勝手(マイク角度変更、LRスワップ)になっているのは、TASCAMだけです。
R09-HRは、マイク感度が低くこもった感じになっていたので、音圧の高い音源向きなのかなと思います。
ギターを録音する場合、少し話して全体を録音するのではなく、近づけて録音して、ソフトで奥行きをつける感じの方がいい結果が得られそうです。
録音したあとの編集ですが、音楽部分の切り取り、前後のフェイドイン、フェイドアウトの処理、ノーマライズ(レベル合わせ)、コンプレッション(音圧)、ホールエコー(最低限)というのが一連の流れです。
この一連が、録音の印象を大きく変えます。
音楽の場合は、原音至上主義で投資するよりも、それなりの機器でもこれらの簡単な作業とあわせた方が、ウケのいい録音物を作ることができると思います。
今回の場合ですと、コンプレッション130%ぐらいで、自然さが増します。
このあたりはVECTORで無料ソフトが出ていますので、試してみるといいと思います。
最近の録音は音圧が高く、古い録音のリマスターも音圧の見直しがポイントなので、重要度が高いのです。
あまりやると歪みが出ますので、ほどほどに・・・
古い録音物で音圧の低いものは、コンプレッションをかけたくあんりますけどね。
結構、くせになります。
ホールエコーは、エコライザーと同じぐらい加減が難しいので、かけるとしても本当にわずかでいいです。
演奏がしょぼい時は、強めにかけた方がいいですけど。
私も含めて素人がやると変なものになります。
これについては使用前、使用後を一度公開してみたいと思います。
最近、DR-1をデチューンしたDR-07が出ました。
三脚用ねじ穴、ウインドスクリーンを付ける一方、USB充電やマイク角度変更機能を省くなどして、5,000円程度のコストダウン、小型化を図って、エントリーユーザ向けになってます。
DR-1と同じ程度の録音品質だとしたら、すごいコストパフォーマンス!
相変わらず武骨だけど、何にしようかなと迷う人なら、これ買っておけば間違いないんじゃないでしょうか?
マイクスタンドを使う時、ネジ穴がボディーだと振動ひろうよなぁ・・・とか、マイク角度変更とLRスワップはいるよなぁとか、こだわりを求める人は少し高いけどDR-1です。
でもSONY信者よりは安上がりです。