気まぐれ日記帳

思いつくまま・・・

お星さま

2013年10月19日 | つぶやき
我が家の柴犬くんが、お星さまになりました。

朝、元気がなくて、大好きな散歩も門を出てすぐに立ち止まってしまいました。
お腹をこわしている時に一度ありましたが、その時とは様子が違って、精一杯頑張って歩いているという風に見えました。
これはおかしいと思って、すぐに戻って医者に行く準備をしていたら、急にヘタりこんでしまって・・・
医者の診断は心筋梗梗塞で、処置を終えて家に戻りましたが、ほどなく息を引き取りました。

14歳10ヵ月、遠からず別れの日は来ると覚悟していましたが、その日は急にやってきました。
は、泊りで義母と東京に行っていました。
昨日の夜、帰って来た時は、元気に出迎えてくれたそうです。

二人がそろっている休みの日まで頑張ったんでしょうか?
大好きだった散歩、旅立つ日もちょっとだけでしたが、頑張ったのでしょうか?
病院から出て車に戻った時に心臓が止まりかけていましたが、家に戻るまで頑張ったのでしょうか?
二人にさすられながら、いつの間にか息を引き取ってきましたが、それは「最後まで一杯可愛がってくれてありがとう。僕は幸せだったよ。」というメッセージだったのでしょうか?

ちょっとやんちゃではありましたが、よくなついていました。
散歩が大好きで、頭をなでてもらうのも大好きでした。
「こいつ結構賢いのか?」と思わせる人間くさい仕草をすることもありました。



にせがまれて飼い始めましたが、その時はこんなに可愛いなんて思いもしませんでした。

犬は旅立つときに辛い思い出を根こそぎもっていくと聞きました。
また、旅立ってから、素晴らしさが分かるとも聞きました。

心にぽっかり空いた穴は、柴犬くんの最後のお仕事だったのでしょう。
ここ数年は仕事で大変なことや、両親の介護のことで重苦しくなること多いのですが、そんなことは根こそぎ持って行きました。
引きかえに楽しく過ごした長い時間、そして最後までできることをすべてさせてくれたことまでも、おみやげとして置いていきました。

一杯飲みながら、今までのひでよしとた過ごしたことを思い出していました。

僕の大好きな散歩、毎日欠かさず雨の日も雪の日もしてくれたね。
今日は、少ししかできなかったけどありがとう。
最後まで頭をなで続けてくれたね。
みんなのやさしい顔が大好きで、もっと見たくて頑張ったけど、歳には勝てなかったよ。
ごめんなさい。
心に空いた穴は、僕と過ごした思い出と、今までと、そしてこれからの楽しい思い出で埋めてね。

そんな声が聞こえてきました。

可愛がられたのではなくて、可愛がらせてくれたのです。
それがやさしい気持ちをいつも引き出してくれていたことに、気づきました。

哀しくて何度も涙がでてきます。
月曜日には、市の施設に持っていき、さようならしなければなりません。
が、何度もひでよしって声をかけています。
奇跡がおきないのは分かっているけど、家で寝ている間はそばにいてあげるって言ってます。

家族の心の中でいつまでも生きているから、お星さまとして見守ってね。

本当にありがとう。
コメント
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